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 戦争体験記 内容紹介

こちらは、地方公共団体の御協力を頂いて
収集した戦争体験記集の内容紹介です。

『平和を願って 戦後50年犬山市民の記録』

編集・発行   犬山市役所総務部企画課
発行年     平成9年8月15日
全132頁    非売品
目次
 発刊のことば 犬山市長 石田芳弘
 世界と日本の歴史
犬山市民と戦争の関わり
 国挙げての戦争完遂へ
 怖かった機銃掃射
 小学校が国民学校へ
 工場へ学徒動員
 名古屋から学童疎開
 入鹿池湖畔に陸軍病院
 楽田と善師野に地下工場
犬山市民の戦争体験
 生き埋め 井上家範さん
 焼け残った井戸のポンプ 奥村章子さん
 無駄にするな特攻隊員の死 板津忠正さん
 大空襲、今もなお鮮やかに 林 たけさん
 毎日が学徒動員 梅村照義さん
 武装解除され日本刀の山 田中伊之助さん
 無邪気な軍国少年たち 小田昭午さん
 私は予科連の特攻隊員 森 義徳さん
 短歌にみる戦争体験 吉野昭光さん
 奇跡の生還 後藤好朗さん
 私は海軍特別年少兵 石神玉雄さん
 爬虫類も食べて生き延びた 木米重さん
 検死立ち会い 鈴木花子さん
 見知らぬ兄への鎮魂 小川けい子さん
 戦争という狂気の悪魔 木眞澄さん
 クレ高地の激戦 奥村定雄さん
 ないないづくしの時代 木イトさん
 命の恩人「救命胴衣」 澤田光夫さん
 地獄絵図の岐阜空襲 山口芳明さん
 手帳が語る終戦の思い出 長谷川勇喜さん
 わが青春の日々 鈴木基治さん
被爆者の叫び
 「お母さん!」…死んだ少年 安藤三枝さん
 繁栄の陰に悲劇や犠牲 一戸國太郎さん
 末期の水に「ありがとう」 小嶋定男さん
 「ピカドン」が憎い 小谷静登さん
 ヒロシマは死んだ 松本清香さん
 続けよう核廃絶の運動 水野豊美さん
 長崎市街は火の海 小林 茂さん
 1ぱいの水 杉戸縫子さん
 原爆さえなかったら 鈴木絹枝さん
 悩み苦しみの半世紀 殿原好枝さん
 今も不可解な発熱 毛利幸一さん
犬山市の平和事業
編集後記
*「被爆者の叫び」は愛知県原水爆被災者の会犬山支部の出された「被爆体験記集」より転載しております。
私の読後感想 
愛知県犬山市民の戦争体験をまとめたものです。一部の体験記が、この冊子の前に発行されました「ノーモア戦争」の冊子の記事と重複しているものがありますが、全て真実の声です。特攻隊員だった板津さんは、文の中で「再びあの悲惨さを繰り返さないためにも、特攻隊員の死を正確に理解し、歴史の一コマとして事実を後世に残し、亡き隊員の死の無駄ではなかった証をたてる事こそ、私に与えられた使命で”おまえがこういう事をやるために命を助けたんだ"と見えざる力に引きづられるように助けられている。生きて仲間を弔う使命があると思うようになった。」と述べています。
 本当にそうだと思います。正確に事実を伝えなければならないのです。皆さんつらい過去を思い出して、真実を伝えようとしています。32人の方の貴重な証言です。特に空襲による被害、原爆被爆のことは絶対に忘れてはならないと思います。どちらも経験した人、見た人はこの世の地獄かと思い、その後の人生に大きな影響を与えたのです。何の罪もない子どもまでが多く犠牲になっています。
 最近の地域紛争でも、やはり弱者である子ども・女性が犠牲になっています。歴史は繰り返すと言われますが、悲惨な戦争の歴史だけは二度と繰り返してはならないと思います。

 貴重な証言の記録集であるこの冊子の文を愛知県犬山市の許可を頂きまして皆さんにご紹介できることになりました。全文掲載しておりますが、著作権の問題がありますので、無断で転載・引用はお断り致します。著作権は犬山市に帰属します。
愛知県犬山市では昭和60年に「平和都市宣言」(別記)をし、毎年8月を平和月間と定め、平和事業に取り組んでいます。
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 平和都市宣言
 戦争のない世界、原水爆のない世界は全人類の悲願である。
 しかし現実は、世界の各地で武力紛争がたえまなく続き、また、多くの核兵器が蓄えられるなど依然として人類の生存は脅かされている。
 ここに、平和を希求する犬山市は、核被爆国としての認識のもとに、世界の人びとと手を携え、人類の平和を願い、非戦・核兵器廃絶のため全力を尽くすことを誓い「平和都市宣言」を宣言する。
 昭和60年9月吉日
                                  犬山市
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*注意
1.
こちらは、
愛知県犬山市の御協力により寄贈頂いたものの紹介です。
  愛知県犬山市役所企画課女性・平和施策担当
  〒484−8501
  愛知県犬山市大字犬山字東畑36
  TEL 0568−61−1800


2.
私の読後感想の文は、当HP管理人の私個人が記したものです。
文責は、管理人の私にあります。
  
3.
こちらのものは、私の資料として集めた物です。
通常の出版では無く、関係者に配布する目的で発行されていますのでお求めは難しいと思います。どうしても読んでみたい方は、各地方公共団体の該当係にお問い合わせしてみてください。残部があればわけてもらえるかもしれません。

4.
犬山市役所の許可を頂いて全文掲載しております。
  著作権は犬山市に帰属します。よって無断転載・引用は厳禁です


5.
本の内容紹介で本の表紙を掲載しておりますが、これは私が皆様に情報提供する場合に、少しでも詳しく知っていただくために私の所蔵しております本の表紙から写しております。本来なら全ての発行者及び著者の方に許可を頂かなければいけないと思いますが、出来る限り本の詳しい情報をお伝えしたいという私の考えから現在のところ許可を頂かずに掲載をしております。但し、本の発行所・発行者・編集者・著者・印刷所・発行年月・ページ数・表紙題字揮毫者・イラスト作者等その本に関してわかる限りのデーターを掲載するように注意しております。本の表紙写真のみの掲載はしておりません。
もし、著作権等の問題で表紙写真の掲載は不可の作品がございましたら、ご連絡いただければ対応いたします。
自費出版及び地方公共団体発行の本のため、通常情報をなかなか得られない事が多いので、どんなものであるかを視覚的にもお伝えしたいと私は考えております。関係者様各位のご了解・ご協力をいただければ幸いです。


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