地方の医療機関ですが、病床数200以上。地方にしては大きな病院です。
ドクターと言われる方々は複数います。看護士・介護士等もたくさんいます。
外来には、たくさんの人が来ます。入院患者も含め2500名余りの患者さんを診ている病院です。息子も骨折を治してもらったことがあります。
しかし、地元では「良い」と言われている病院ではありません。
「なぜこの病院にした」とか「病院は選べるから」とか「私なら絶対にこの病院にはしない」と言う声を聞くことになったことは、想像がつくと思います。
それは、亡くなった主人のせいにされているようで胸がひどく締め付けられました。
私は、主人が信じた主治医なので信じたいと思いました。
何が根拠でそう言われるのか、いろいろ話は聞きましたが、それが真実なのかどうかは調べていません。
そうすることで、私は、心のどこかでこの医療機関を肯定したかったのだと思います。
そこで、五回目の面談の時になぜそこまで言われるのか知りたくて、主治医と理事長にそのままの気持ちをぶつけました。
「地元の人がみな『なんでこの病院にした』と言うのはなぜですか?主治医を、病院を、信頼してお任せしたのに、どうして選んだ主人のせいになるんですか?」
理事長は「苦情がない病院自体皆無だと思う」という答えを返してきました。
答えになっていないし、人の話を聞いていないと感じました。
残念ながら、苦情の本質を見極めて、学習し、改善するという意欲があるようには見えませんでした。
今は、医療事故調査制度に則って、当該医療機関への注意喚起と再発防止がなされることを強く望んでいます。