義弟

主人は弟と二人兄弟です。2つ年の離れた弟がいます。わたしにとっては義理の弟になりますが、高校卒業をしてから東京にいましたので、主人と結婚してから私の嫁ぎ先(=義弟の実家)に戻ることはあまりありませんでした。

主人と私の間に息子が生まれてから数年たったころに、訳あって転職のために戻ってきました。一緒に住むことになり、義両親・主人・私・息子・義弟の6人の生活が始まりましたが、肩身の狭い思していたことと思います。

数年後には自立して近くの借家に住み、今では信念をもって仕事をしています。


主人が亡くなった日も、もちろん義弟は仕事をしていました。

まさか亡くなるとは思ってもいなかったので、すでに自立をしていた義弟には手術のことは言っていませんでした。

私が「息を引き取った」とメールしたときも、冗談だと思ったそうです。

兄弟の仲が良かったので、主人の横たわる姿を見た時の気持ちは如何許りかと、もっと早く連絡をしてあげればよかったと、とても後悔しました。

それでも、何も手が付かない義両親や、戸惑う私の代わりに冷静に行動をしてくれました。

看護師長に「解剖」についての説明を聞いてくれたり、病院側の原因説明があったときも同席してくれ、自身のスマホで全会話を録音してくれていたり。

葬儀のときもそうでした。菩提寺との打合せや義両親の準備、葬儀後の菩提寺との連絡なども細かいところに気が付き助けてくれました。

弁護士さんとの面談のときも一緒についてきてくれ、手抜かりのないよう質問をしてくれており、示談書の内容にも言及してくれ、承諾できる内容となりました。

もともと頭の回転が早い人なので、コミュニケーション力も高いです。取りこぼしたことを拾ってくれるような人です。

協力してくれたことに大変感謝しています。これからもよろしくお願いいたします。