実姉

私には二つ年上の姉がいます。私の自宅まで電車でも3時間くらいかかるところに住んでいます。いつも連絡はとっており、会えば愚痴を聞いてくれて、他愛もない話を延々としている仲です。


主人が亡くなる前日にも、姉にメールで様子を報告していました。亡くなるなんて微塵も思わずにメールのやりとりをしていました。

でも、主人はその翌日の午前10時頃に心停止を起こし、ずっと病室そばの談話室で良い知らせを待っていました。「絶対に大丈夫」と自分に言い聞かせました。でも、2時間以上経過しても心拍再開の報告はなく、不安な気持ちが膨らんでいきました。心配させたくなかったので連絡していませんでしたが、ついにお昼12:36に姉にメールをしました。

 

でも、姉がこちらへ向かっているときに息を引き取るという最悪の結末になりました。懸命に祈りながらこちらに向かってくれて、電車の中から励ましてくれたことはとても心強かったです。

16:12に死亡宣告されてから私は憔悴しきっていて記憶が飛んでいるのですが、姉が最寄り駅に着いて友人のみっちゃんに迎えに行ってもらったことはメールに記録されていました。

その日の夜に主治医と理事長から説明がありましたが、姉は、私の代わりに、彼女が知り得る知識からたくさんの質問をぶつけてくれていました。葬儀の時も、焼香に来た主治医と理事長に、憔悴した私に代わって戒める言葉をぶつけてくれていました。

姉は、小さい時から機転が利き、助けられることが多かったと思います。これからも良き姉妹でいたいと思っています。本当に支えてくれてありがとう。感謝しています。