携帯によろしく 第六章(1)

「どうしようかあー??!昼!?。」
「どこか、いい店知ってるだろう!??育ちゃん!?」
と一平が言うと、
「うーん!?そうねー!??」
「値段にもよるから!??」
「それに今お金使っちゃったしー!?」
と育子から、歯切れの悪い答えが返ってきたのでした。

「じゃあー高田馬場まで戻って、駅の近くのラーメン屋で食べる!??」
と一平が言うと、
「そうねえー!?」
「じゃあーそうしましょ!?」
と育子が言ったのでした。

ふたりは新宿の駅から電車に乗り高田馬場の駅まで戻ったのでした。
駅から2.300m歩いたところにあるラーメン店に行ったのです。
ちょうど昼少し前なので並ばずに入れたのでした。
ふたりが食べていると、外に行列が出来てきたのです。
会計を済ませ出てくる頃には、10人以上並んでいました。
ふたりはその店から、話しながら歩いて行ったのです。

「結構うまいだろ!?」
「やっぱり、昼時に並ぶような店はうまいよー!?」
と一平は、満足そうに言ったのです。
「そうねえー!?おいしかったわ!!?」
「一平ちゃん!?麺なら何でも好きで食べるんだー??!」
と育子が言ったのでした。

「そーだなあー??!」
「意識したことなんかないけどさー!?」
「そう言われれば、麺類で嫌いなものはないなあー!?」
と一平が言ったのです。

「実は、新宿でお昼どこかいい店を訊かれたときなんだけど!?」
と育子が言うと、
「えっ?何??!」と一平が不思議そうに言ったのです。
「ほんとは、行きたいお店が浮かんだんだけどさあー!?」
「ビュッフェスタイルのお店なんだけど!?」
と育子が言ったのでした。

「ビュッフェスタイルって、バイキングだろー!?」
「じゃあーそこにすればよかったのにさー!??」
と一平が言ったのです。そして、
「バイキングは、昼は夜に比べてだいぶ安いんだろー!??」
と一平は言ったのでした。

「京王プラザホテルにあるんだけど!?」
と育子が言うと、
「なんだー!?近かったんじゃん!??」
「遠くてやめたのかと思ったよ!!?」
と一平が言ったのです。

「でもそこ、高いのよー!!?。」
と育子が言うとすぐに、
「高いって言ったってえー!??」
「30階とか40階とか言うんじゃあーないだろーねえー!?」
「育ちゃん!!??」
と、うれしそうに一平が言ったのでした。

「まったくー!?まじめに話してんのにさあー!??」
「一平ちゃんわあー??!」
と育子が笑って言ったのです。
「そうじゃないの?!」
「値段のほうかあー??!」
「それはそれは、気が付きませんでした!!?」
とニコニコして一平は言ったのです。

「高い値段って言ったって!??」
「平日のバイキングじゃあーしれてるだろー??!」
「2000円それとも2500円ぐらい??!」
と一平が言うと、間髪を入れずに、
「もう一声!!?」
と育子が言ったのでした。

「えっ!!??」
「3000円!!?。」
と言うと、びっくりした顔をした一平でした。

すると、育子がうれしそうに、
「あまーい!!?」
「消費税にサービス料込みで!!」
「じゃじゃあーん!!??」
「3465円!!。」
「まいったかあー!!?」
と育子がものすごーくうれしそうに言ったのでした。

「ひぇえー!!??」
「バイキングでそんなに高いのがあるんだあー!!??」
「ランチでえー!??。ほんとにー!??」
と言って、ものすごーくびっくりした一平でした。


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