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『ノーモア戦争 平和シンポジウムに寄せて』 |
発行 犬山市役所総務部企画課
発行年 1995年
全32頁 非売品
参考文献 「楽田小学校110年誌」(楽田小学校)
「犬山高等学校七〇年の歩み」
(犬山高等学校)
「楽田村誌」(旧楽田村)
「郷土史閑話」(日比野正治氏)
「犬山市民 戦争と平和」(東海出版社) |
まとめ |
私の読後感想
広島、長崎で被爆された方の手記を読みますと、いかに原爆が悲惨な兵器かがよくわかります。体験者の方たちは皆さん、当時の現場は生地獄だったと書かれています。助けを求める声にもどうすることもできなかったそうです。体験を記した方の一人水野さんはこう述べています。「皆さんも広島の原爆資料館を見られたことがあると思いますが、あれは写真、生きている生の人の姿は悲惨そのものです。」 それほど悲惨だったのです。私も本でしか見たことがありませんので、それ以上の光景はチョット想像できません。
短い文の中で全てを述べることはできなかったのではないでしょうか?逆にそれ以上書けなかったのかもしれません。あんな悲惨なことを思い出すのはつらいことだと思います。でも体験記を記したことは永遠に真実の戦争を伝えることになると思います。
またこの冊子には、当時小学生だった方の体験記も載っています。彼らが経験した米軍の飛行機からの機銃掃射が特に怖かったそうです。子ども達も戦っていたのです。本当なら楽しい小学校生活を送れたはずなのに、戦争のために全てを奪われたのです。今では考えられないことです。小学生だった方たちも今は、60歳を越えられています。それだけ年月が立ってしまいました。貴重な記録です。みなさん心して読みましょう。 |
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愛知県犬山市では昭和60年に「平和都市宣言」(別記)をし、毎年8月を平和月間と定め、平和事業に取り組んでいます。
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平和都市宣言
戦争のない世界、原水爆のない世界は全人類の悲願である。
しかし現実は、世界の各地で武力紛争がたえまなく続き、また、多くの核兵器が蓄えられるなど依然として人類の生存は脅かされている。
ここに、平和を希求する犬山市は、核被爆国としての認識のもとに、世界の人びとと手を携え、人類の平和を願い、非戦・核兵器廃絶のため全力を尽くすことを誓い「平和都市宣言」を宣言する。
昭和60年9月吉日
犬山市
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