本来コーヒー紅茶などをお出しし御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものを勝手に用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
「しゅうじー!?」
「起きなさーい!!?」
と母の美津子(みつこ)が大きな声で、
階段の下から二階の修二に声をかけたのです。
「あーん!?もうそんな時間!??」
と言って目覚まし時計を見た修二でしたが、
「まだ30分も早いじゃん!!??」
と言ってもう一度寝ようとしたのでした。すると、
「雨降ってるから!?早く出なきゃだめでしょー!!?」
「早く起きなさい!!?」
と美津子が怒ったように言ったのです。
ドアを開け、「起きたあー!!」と大きな声で言うと、
「ああ、あー!?しょうがない起きるかあー!?」
そう言って修二は、
寝ぼけ眼(まなこ)で着替えを始めたのでした。
着替えを済ませ、カバンを持ち階段を下りると、
玄関マットのところにカバンを置き、
目をこすりながら洗面所へ向かった修二でした。
食堂に来て、
「お父さんは!??」と修二が言うと、
「もうとっくに出かけましたよー!?」
「あなたも早く食べて出かけなさい!!?」
と美津子が言ったのです。
まだ寝ぼけた顔をして修二が、
「お姉ちゃんはいいよなあー!?」
「大学生だしなあー!?頭いいしー!?」
「雨のときは駅まで送ってもらえるから!?」
と言ったのでした。
「あなたはバス停まで近いでしょ!?」
「そんなことより早く食べてえー!?」
と美津子にせかされた修二は、
お椀(わん)を持つと味噌汁をすくい、
席に座ると、
「いただっきまーす!!?」
と言って、朝食を食べ始めたのでした。
「傘!折りたたみのを持っていくでしょ!!??」
と美津子が言うと、
「うん!?だってビニール傘、もうないんだもん!?」
「折りたたみ持って行くしかないじゃん!!?」
と修二が言ったのです。
「まったくもう!?すぐなくすんだから!?」
「ビニール傘だって、ただじゃないんだからねえー!?」
と美津子が言うと、
「しょうがないじゃん!!?」
「持ってかれちゃったんだからあー!?」
「ツイテなかったんだよー!?」
と修二が言ったのでした。
「そういう問題じゃないでしょ!!?」
「まったくー!?たち(性質)のよくない子がいるんだからあー!?」
「雨降っているのに傘差さずに来て!?」
「帰りはひと(他人)の傘を持って行くなんて!!?」
「修二なくさないでよー!?」
と美津子が不満そうに言ったのです。
「わかってます!わっかってます!!?」
と言うと、急いでご飯をかっ込んだ修二でした。
そして食事を終え、
「ご馳走様でした!!?」
と言うと、テーブルの上においてある梅干のビンを開け、
梅干を1個手でつかみ、口の中に放り込んだのです。
「すっぺえなあー!?」
「しゃきっとするねえー!!?」
と言うと、梅干をつかんだ指をなめながら、
玄関めがけて早足で歩いて行ったのでした。
すると後を追いかけ美津子が玄関に来たのです。
「修ちゃん!?ほんとにもう無くさないでよー!?」
「今度無くしたら、自分で買いなさい!!?」
と美津子が言ったのでした。
「わかってます!わかってますって!!?」
「教室まで持って行くから!?」
と修二は言うと、
ドアを開(あ)け、傘を開(ひら)き、
「行ってきまあーす!!?」
と言って家(うち)を出たのでした。
「何、大騒(おおさわ)ぎしているのよー!?」
「きょうゆっくりできると思ったのにー!?」
と言って、
二階の自分の部屋から階段を下りて玄関のところに来た、
長女の美加(みか)でした。
「この続きを読んでやってもいいよ!」
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