本来コーヒー紅茶などをお出しして、御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものを好きなだけ用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
ふたりは秋葉原の駅に着くととりあえず、
ヨドバシカメラの2階の書籍コーナーに行ったのでした。
「もう!年賀状関係の書籍が出てるんだあー!??」
と修二が言うと、
「もうすぐ11月だしー!?」
「そろそろ書き始めないとー!?」
「12月に入ってから年賀状書いたんじゃあー!?」
「期末試験もあるしー!?」
「手書きの言葉なんて、入れられないよー!?」
と健介が言ったのでした。
「お前は律儀(りちぎ)だから!?」
「手書きでちゃんと書いてくれるけど!?」
「俺はいつも適当に年賀状作っちゃうから!?」
と言って、笑ってごまかした修二でした。
「けんすけー!?以前に比べると!」
「メイドカフェのパンフを持った子が、ぜんぜんいないなあー!??」
「やっぱりあんな事件があったからかなあー!?」
と修二が言うと、
「何、言ってんだよー!?」
「こっちは電気街じゃないんだぞー!?」
「駅の向こう側さあー!?」
と健介が言ったのでした。
「お前は詳しいけど!?」
「俺は久しぶりに来たから、分からなかったよー!?」
「そういえば、感じが違っていた!!?」
と修二は言うと、苦笑いをしたのでした。
「うちのお父さんに!」
「おでん缶を買ってくるように言われたからさあー!?」
「じゃあー!?駅の向こう側だなあー!?」
「どのくらいかかるー!??」
と修二が言うと、
「時間かあー!?」
「時間なんか気にしたことなかったからなあー!??」
「そんなにかからないと思うよー!?」
と健介は答えたのでした。
「じゃあー!?何でこっちに来たんだあー!??」
と修二が言うと、
「ここのほうが、落ち着いて見やすいんだよー!?」
「いろいろ種類もあるしー!?」
と健介が言ったのです。すると、
「そうかあー!?」
と修二が言い、他の本を持つとペラペラとページをめくったのでした。
それからまたふたりはいろいろな本を見たのち、
健介が1冊本を買ったのです。
しかし修二は何も買いませんでした。
そしてふたりはヨドバシカメラを出ると、電気街へと向かったのです。
ふたりはトコトコと駅の向こう側まで歩いていくと、
秋葉原の駅の電気街口に出たのでした。
すぐのところに、
秋葉原無料案内所という所があり、
メイド姿の女の子がふたりいたのでした。(たぶん!?)
そこでいろいろと情報を提供してくれるのですが、
ちょっと恥ずかしがり屋の高校生ふたりは、
そこをチラチラ見ながら、通り過ぎたのでした。(およよ)
「このあいだ友だちに聞いたんだけどさあー!?」
「あそこの案内所で!」
「アキバ初体験ツアーっていうのをやってるんだってさあー!?」
「知ってたあー!??」
と歩きながら健介が言うと、
「へえー!?」
「知らなかったよー!?」
と修二がホントにびっくりしたように言ったのでした。
「どんなツアー!??」
と修二が訊くと、
「メイドの格好をした子が!?」
「いろいろな場所を案内してくれるんだってさあー!?」
「予約して、料金はいくらだって言ってたけどー!?」
「値段忘れたー!?」
と言って笑った健介でした。
それからふたりはビルに入って行き、
健介はインターネットで調べておいた、
目的のメモリーを安く売ってる店に入り、
メモっておいた型番のメモリーを買ったのでした。
二人はおでん缶を買うと、
隣の自販機にあるラーメン缶に目がいったのです。
「買うかあー!?」
と修二が言うと、
「やめたほうがいいと思うよー!?」
「買ってる人見たことないもん!!?」
と健介が言ったのでした。
修二は健介の言うとおりに買うのをやめたのです。
そしてふたりは、秋葉原の駅まで戻ったのでした。