本来コーヒー紅茶などをお出しして、御もてなししなければいけませんが、
インターネットの都合上それができません。
ご自分で好きなものを急いで用意していただき、
キーボードなどの上にこぼさぬよう注意して、
ときどき飲みながらでもお読みくださいませ。 m(_ _)m
「きょうの講義は午後からなのよねえー!?」
と美加が言うと、
「それはすみませんでしたねえー!?」
「お休みのところを!!?」
と美津子が言ったのです。
「午後から晴れるかなあー!?」
「お母さん、天気予報見たでしょ!?」
と美加が言うと、
「残念でしたー!!?」
「きょう1日(いちにち)雨だってえー!?」
と美津子は答えると、食堂へと戻ったのでした。
美津子はテーブルのところに来ると、
食器を片付け始めたのです。
するとそこへ美加が来たのでした。
「どうしたの!?美加!?」
「午前中は寝ているんじゃあーないの!??」
と美津子が言うと、
「なんかさあー!?目が覚めちゃった!!?」
美加はそう言うと、梅干のビンを開け、
梅干を1個つかみ、口へと放り込んだのです。
「すっぱいなあー!?」
「しゃきっとするねえー!?」
と美加が言ったのでした。そして、
「お母さん!?起きるわ!?」
「ご飯食べるから!?」
と美加が言うと、
「じゃあー!?ちゃんと着替えてらっしゃい!!?」
と美津子が言ったのでした。
「はーい!!?」
そう美加は答えると、洗面所へと向かったのです。
「まったくー!?似たもの姉弟(きょうだい)なんだから!!?」
と美津子が小さな声で言うと、
洗面所へ入ろうとしていた美加が、
「お母さーん!?今なんか言ったー!??」
と美津子のほうに向かって言ったのでした。
「何(なん)にも言ってないわよー!?」
と少し大きな声で美津子が答えると、
「ならいいけどー!??」
と美加は言うと、洗面所の戸を閉めたのでした。
「何で分ったのかしら!??」
「聞こえたのかしら!?まさかねえー!??」
と美津子は言い、少し笑いながら片づけを続けたのでした。
それから、美加の食事の支度(したく)をすると、
エプロンをはずし、それを自分のイスに掛けると、
洗面所へと行ったのでした。
「美加!?あと20分ぐらいしたらパートへ出かけるから!?」
「お昼戻ってこないから!?」
「ちゃんと、玄関の鍵(かぎ)掛けてから出かけてねっ!!?」
と美津子が言うと、
「はーい!いってらっしゃい!!?」
と美加が答えたのでした。
美津子は洗面所の前から、夫婦の部屋へと行ったのです。
そして着替えを済ませ化粧をし、
「お母さん出かけますから!?出たらロックしてよー!?」
と玄関で大きな声で美津子が言うと、
「はーい!!?」
とトイレの中から、大きな声で美加は答えたのでした。
そして美津子はパートへと出かけたのです。
すぐに美加は、トイレから出ると着替えもせずに、
パジャマのまま玄関に来るとドアをロックしたのでした。
そして、
「よーし、これでOK(オッケー)!!?」
と言うと食堂に行き、朝ご飯を食べたのでした。
美加は食べ終わると、片づけをし洗い物を済ませ、
「さーて!ひと寝入りしよー!?」
と言って大きなあくびをすると、
階段を上り、自分の部屋へと戻ったのです。
そして、目覚ましの時間を確認すると、
気持ちよさそうに寝たのでした。
それから時間が過ぎ、
美加が11時半にセットしておいた目覚ましが鳴ったのでした。
「もうこんな時間!?」
「さーてとー!?シャワー浴びなくっちゃ!!?」
と美加は言うと、
急いで布団を片付け、着替えを持ち、
風呂場へと向かったのでした。
洗い物を洗濯機に入れ、スイッチを入れたのです。
それから美加がシャワーを済ませ、着替えを終えると、
ちょうど洗濯機が止まったのでした。