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ぼ や き ( 旧 ひ と り ご と )

 内容は私個人の勝手な意見ですので、ご了承を。

(1) 4級小型船舶免許
(2) バックギャモンのすすめ
(3) F1について  
(4) 新旧TVゲーム事情
(5) 富士宮事情通
(6) 散歩道
(7) パズル
(8) ぼやっき〜
(9)トランプ
(10)富士登山
(11)船医の経験
(12)私とコンピュータ
(13)天体観測
(14)ロードバイク
(15)皆既日食病
(16)CASIOPEA & T-Square

(17)向谷 実氏
(18)イベント・旅行記
(19)富士宮名物
(20)カップ麺

(21)サラダドレッシング
(22)駅弁
(23)リニアモーターカー
(24)こだまのサービス

(13)天体観測:怖〜い暗闇での星野撮影は熊出没のリスクを負っていた
(14)ロードバイク :DEROSAとの衝撃的出会いから各地の走行の様子
(15)皆既日食病に罹患するまでの道、2017現在2勝1敗、
(16)CASIOPEA & T-Square:昔から愛し続けている音楽のひとつ
(17)向谷 実氏:元カシオペアキーボーダーであり筋金入りの鉄道マニア、どちらも尊敬に値する極めびと
(18)イベント・旅行記
(19)富士宮名物:ゆで落花生に対する愛情がすごい、農家の朝獲れとうもろこし超美味(電子レンジ法)、かき氷の氷が凄い
(20)静岡県の人間が日清のカップヌードルを食べない理由
(21)イルキャンティで出会っサラダドレッシングは、劇的再会だった
(22)私が駅弁を食べない理由
(23)リニアモーターカーの試乗抽選には落ち続けているけれど、その建設には疑問
(24)新幹線こだまでは、停車駅で抜かれるのは仕方ないとしても、車内販売も自販機もないうえに、ひかりと金額が変わらないのは疑問
(25)エスカレーターのベルトになんか触れない、Suicaなどのタッチ系も触らない

最終更新日時 : 2019年07月05日 16:35

◇ F1を考える
2003年日本GP 鈴鹿サーキット E2席より


ストレートエンド〜1コーナー


S字方向

■F1って・・
F1、Formula1の話です。ご存じのとおり、F1とは定められた究極の規則の中で作られたフォーミュラーカーを使い、全世界を転戦しながら行うレースです。特にヨーロッパにおいては、F1=ヨーロッパ文化と言えるほど、浸透しています。残念ながらアメリカにおけるF1人気は極端に低いのですが。それでも全世界で視聴者が最も多いスポーツは「F1」と言われています。F1で使われるメカは、より速く走り、より速く止まり、より速く曲がるために、世界最高水準レベルの技術を結集して作られた至高の芸術品とも言えます。速いが故に危険は付き物ですが、安全面に関わる規則も、車に関してだけではなく、サーキット側にも極めて厳しく定められています。さて、F1をとりしきっているのはFIAという機構で、技術の進歩に伴って速くなるスピードを抑制するために、毎年様々な規則(足かせ)を追加したり変更してきたりします。ターボ全盛時代にはホンダエンジンが速すぎてターボ禁止になったのだとも言われています。それでもF1は速くなり続けています。溝付きタイヤ採用の時は驚いたけど、それでも速くなるF1の技術の進歩にはただただ驚くばかりなのです。 

■F1ファン
もちろん私はF1ファン。1990年から2003年まで、14年連続で鈴鹿に足を運んでいる。現在の好きなチームは「フェラーリ」「マクラーレン」「BAR」だが、やや好感を持っているという程度。誰のファンというわけでもないが、やはり日本人ドライバー佐藤琢磨には頑張ってほしい。その昔、多くの日本人F1ファンは、アイルトンセナを慕っていた。私もセナからF1にのめりこんだ1人であるし、F1はよく知らないけどセナは好きというファンも多かった。なぜか?セナ本人が日本びいきだった事もひとつの要因だろう。その神がかり的な走りに我々は度肝を抜かれ、速いが故に揶揄され反発するセナには同情したものだが、そんなセナの淋しげな眼の奥に大和魂を感じていたからかもしれない。速すぎるセナはFIAから難癖をつけられたり、往年のOBドライバーがセナの走り方を批判したりもしたが、我々にはセナの走りは正々堂々としていて一点の濁りもないように見えた。日本GPでの様々なドラマも忘れられない。1989年プロストがシケインでセナに幅寄せしてチャンピオン確定、翌年今度はセナがスタート直後の1コーナーでプロストに幅寄せしてチャンピオン確定と、故意か単なる事故かと当時はかなり物議をかもしだしたものである。どうみても故意にしか見えなかったけど。しかし・・94年サンマリノGPでの突然の事故死。テレビ画面の中で号泣する今宮さんの姿は今でも忘れられない。さて、アイルトンセナが亡くなり、当然の如く日本でのF1人気はガタ落ちかと思えば、実はそうでもなかった。94・95年鈴鹿での日本GPの混雑ぶりも相変わらずで少し安心したことを覚えている。しかし、その後8年が経過し、F1は日本に浸透し続けているのか?と言えばやはり疑問。自分の周りにF1が好きだなんて人はちっとも見あたらないし、昨今の視聴率もいまいちと聞く。そのうち、フジテレビが手を引くのでは?と心配していたが、2003年は、フジテレビ地上波の放送改革(後述するが)、佐藤琢磨の日本GPスポット参戦→入賞、などのおかげで鈴鹿はたいへん賑わい、ほっとしている。まあ、日本人が参戦している限り、フジテレビも頑張ってくれるだろうが・・。他のカテゴリーのレースと違って決勝全戦を同日中に放送してくれるフジテレビさん、ありがとう。スカパーの生放送も重宝してます。そうそう、F1浸透の話で余談をひとつ。ある知識人に「F1って知ってる?」と聞いたら、「ああ、あのぐるぐる回るヤツでしょ?」とまるで馬鹿にしたような悲しい答えが帰ってきてしまった・・。どう思いますか?

■F1、勧めます
F1を全く知らない人に「F1を見て」と勧めてもなかなか気に入ってはくれない。見ても何が何だかわからないという。それでも、好きなチームやドライバーがいれば十分楽しめるはず。どんなスポーツにも言えることだが、そのスポーツに対する知識があればあるほど、観戦の面白味は増してくる。F1もしかり。まずはマシンを見た時に、どのチームの誰が乗っているかわかるようになること。もちろん最初は実力のある強いチーム、お気に入りのチームだけ覚えれば十分だ。ヘルメットのデザインで識別するのも結構楽しい。さらに、エンジン、コンストラクター(チームのこと)、レギュレーション(ルールのこと)などを知れば、よりF1を楽しむことが出来るし、各サーキットのコースレイアウト、F1のいろいろな記録、過去の名勝負、過去のイザコザ、人間関係、チーム内の事情、チームオーダー問題、タイヤ戦略なども知っておくと100倍も1000倍もF1を楽しく見ることが出来る。2003年はチャンピオン争いとしては非常に面白い戦いだった、また、各レースごとに見ても、いずれも純粋にレースとして十分楽しめたような気がする。F1好きなのに一度もF1を生で見たことがない人には、ぜひ生観戦をお勧めする。特になるべく臨場感のある場所、コースにより近い場所で、スピード感と耳をつんざくエキゾーストノイズを満喫してほしい。「生観戦って、目の前を車が通るだけでレース展開がわからないのでは?」と言われる人。確かにそれも一理ありますが、実際には場内放送(聞き取りづらいけど)、FM実況放送を聞いたり、オーロラビジョンの中継を見ていれば、だいたい把握できます。ただ、人混みが苦手な人には、場内の通路やショップは人であふれていますから大変でしょうが・・。なお、日本GPのチケットは簡単に手に入ります。ここ数年は当日指定券も手に入るくらいです。もちろん正規の窓口で。感度のいいFMラジオの持参を忘れずに。双眼鏡やストップウォッチなんかもあると良いでしょう。

■鈴鹿サーキットの指定席
鈴鹿サーキットの指定席にはいろいろな場所があるが、どこがベストなのか?これには好みの問題があるので一概には言えないところである。私は過去、S1・S2・D (D1・D2)・E1・E2・I (現在はなし)・B2席を経験しているが、指定席の値段だけでなく、座席の広さ、エリア内トイレ売店の有無、トイレ混雑度、決勝終了後速やかにサーキットをあとにできるかなどを加味して考えると、迫力満点爆音鼓膜ぶるぶるのD席(ストレートエンド)、高くて眺め絶好のB2席(最終コーナー立ち上がり)、追い越し絶景エリア内雑魚寝可能のE1・E2席(1・2コーナー)が個人的にはお勧めである。正面のS1・S2は割高感が強すぎるが表彰式を堪能できる。いずれの席にも言えることだが、例えば同じB2席でもめちゃくちゃ広いので、どの場所かによって景色が全然変わることだってある。「B2席の上のシケイン寄りを希望します」などという図々しい要望は普通は通らないので、運を天に任せるよりないが。

■フジテレビの解説と実況
解説の王道は今宮純さんである。公正で着眼点も良く、必要かつ十分の情報を的確に述べてくれる。セナの死で辞めてしまうのかと心配したが、無事復帰されてホッとしたものである。これからも出来る限り続けて頂きたい。反対に最悪なのはド○×○こと×氏である。「うわぁ」とか「すげぇ〜」なんて視聴者のようにおしゃべりしまくり、役に立つことを何ひとつ言いやしない。解説自体もひいきしまくるし、「誰々と友達だから ・・」的自慢話にもウンザリである。まあ、最近はほとんど出てこないのでホッとはしている。ゲスト解説の鈴木亜久里さんもたまに出てくる解説者の1人だ。ドライバー時代は言い訳ばかりしていたけど、解説者としては鋭いことをズバズバ言うようになり、視聴者が欲している情報や技術解説をきちんとしてくれるので、気に入っている。他の誰も気づかない鋭い情報をいち早く指摘して伝えてくれるのも亜久里ならでは、である。TV観戦にはピットレポートの川井ちゃん情報も欠かせない。その蓄積されたデータベース、情報分析能力には脱帽もの。なんでこんなにマニアックなこと知ってるんだっていうほど詳しいから安心して聞ける。ちなみにCSの「F1川井塾」「フォーミュラーカー基礎講座」もよくできている番組だ。ただし、川井ちゃんのノートPCにベタベタ貼ってあるシールは見苦しい。→最近シール激減、すっきりしたのでホッとしました(2003/11記)。一つCSに苦言、2003年のF1を4週にわたって豪華解説者達と共に1レースごとに振り返る「2003年F1GPを斬る」なんですが、なぜ実際のレースの画像を織り交ぜてくれないのか?言葉で振り返ってもなかなか伝わってこなくて・・。これならラジオでどうぞっていう感じなのです。

実況には一言言いたい。私の個人的意見としては、実況に求められるのは、レース状況の正確な伝達に他ならない。ところが、レースの状況に関して、時に視聴しているこちらが先に気づいたりすることがある。例えばシューマッハがモントーヤの後ろについてなかなか抜けないでいたとする。何周か後ついにシューマッハがモントーヤを抜くシーンがちらっと画面に映される。私を含め日本全国100万人くらいのファンは当然「ついに抜いた!」と気づくが、実況アナは気づかず、「なかなか抜けませんね〜今宮さん」なんて戯言をじばらくしゃべった後、「あっ!シューマッハが前に出てますね〜」とやっと気づく。視聴する側が注意して観ていないとわからないことだが、こんなことは日常茶飯事であった。誰がペースダウンした、誰が誰を抜いた、などの順位にかかわる情報の他、1ストップか2ストップかなどのタイヤ交換の作戦、ピットから出てきた場合のポジション、注入ガソリン量など多岐にわたる情報のなかから優先順位の高い情報を的確に実況するのは確かに難しいだろう。実況席の前には多くのモニターが鎮座しており、2つの目だけで全てを見ることはできないのもわかる。しかし、実況しているのはプロであり、その時点で、何が最優先の情報か、最も関心の高い情報は何かを見極めて、そういった情報を決して見落とさないように努めるべきではないだろうか?一番単純な順位情報を何回も見落とすなんて最低だと思いませんか?もちろん、初めてF1の実況をするアナに完璧を求めるべくもないのだが、何回やっても全く進歩がなく、ただうるさい実況しかしないアナも過去にはいた。言葉の装飾にばかり気をとられて肝心要のレース展開が全く伝わって来ないなんて・・。その装飾言葉も全然F1がわかっていない、親父ギャグの連発を聞いてるようで、視聴者の中には気持ち悪くなったり頭痛を訴えた人やボリュームをゼロにして観ていた人もいたと聞く。実況のない方が、レースの内容が把握しやすく、楽しめるっていうんだから、ほんとよっぽどである。しかし、人間得手不得手があるのだから、まあしょうがないと諦めるしかないでしょう。まあ、これらは過去のこと。現在のF1実況はかなりレベルアップしていて、ほぼストレスなく観られる、ということを補足しておきます。

2003年 よりフジテレビ放送担当が永井大らに変更され、F1ファン初心者層拡大を目指したが・・。

予想通り第1戦オーストラリアGPのフジの放送に対して視聴者から非難・罵倒の雨あられ。「黄色い声を上げる女にうんざり」「ルールに関するあまりに初歩的な質問しすぎ、ちっと勉強してこい!」「あんな放送で新規の視聴者を獲得できるとでも思っているのか?」などなど(トウチュウより)。CSの方は今宮さん、森脇さん、川井ちゃんらで極めて快適な実況&解説でした。別にスカパー!の宣伝するわけではないけど、契約してない方は絶対絶対F1はCSで見ることを勧めます。それよりフジテレビに頑張ってもらわないとこれからの放送が心配だったりもする・・。誰なんでしょうね〜あんな変わったキャスティングするのは!2004年は期待してます!フジテレビ様!!

 

■フェラーリの強さ 〜2003/4記〜
今は、とにかくフェラーリ+シューマッハの最強コンビがとてつもなく速い。以前のマクラーレン+セナプロ時代を思い出すが、実際にはそれ以上ではなかろうか?潤沢な資金源を持つチームはマシン開発に莫大な投資をすることが可能であり、結果マシンは安定し速くなる。投資=スピードでは決してないが、開発資金が乏しいチームに優勝を望むべくもない。強ければスポンサーも増える一方で、弱いチームにスポンサーはつきにくい。F1悪循環の図式である。現代F1の最大の問題点は、資金豊富なチームと貧乏チームがあまりにはっきりとしていることだ。これは観ている側からすれば、あまりに大きな問題である。抜きつ抜かれつ、誰が勝つのかわからない、そんなレースを我々は観たいのだから・・。全ての車のレベルが同等で、ドライバーの技術だけで勝負できるレースだったらどんなに面白いことだろう。今のフェラーリを見てると、お金にモノ言わせて、ペタジーニさらには中村紀まで取ろうとする巨人が脳裏をよぎってしまうのは私だけではないと思う。いや、これはちょっとニュアンスが違うかな・・?今季よりFIAも頑張って、なるべくチーム間のハンディを減らすためにいろいろなレギュレーション変更をしてきたが、果たして・・。

■鈴鹿サーキットへのお願い
常々思っていたことなのですが、鈴鹿サーキットに提言。『サーキット内外の通路をもっときちっと整備してもらいたい』 周辺道路の渋滞には百歩譲って目をつぶるとしても、サーキット内の混雑には我慢の限界を感じます。通路やショップのレイアウトにもう少し配慮する必要があるのではないでしょうか?ショップの並び方の見直し、通路幅の拡大、一方通行制の導入、整備員の導入など、考えるべき点が多いように思います。パドックに通じる道路や各指定席への入口には、鬼のように人件費を投じているわりに、そういったことはおざなりになっている気がします。もうちょっと観戦客の立場に立って考えてもらえないでしょうか?トイレの絶対数も明らかに足りないように思います。こういった点に関して、ある外国人F1ツアーの添乗員も、『欧州と比べて決定的に劣っている』となげいていました。日本人として赤っ恥かきまくり!

■今季のレギュレーション変更 〜2003/4記〜
昨年のフェラーリ・シューマッハの断トツの強さを受けて、FIAは一時、強い人が弱小チームの車を運転する車入れ替え制度や勝つたびに車におもりが課せられる重量ハンデ方式なんてのを打ち出していたけど、さすがに却下。前者の車入れ替え制度なんて絶対に成立しないんだろうけど、シューマッハがアロウズの車に乗ったら・・、佐藤琢磨がフェラーリに乗ったら・・、なんて考えてみるとワクワクしてしまう。それでも今季からはチャンピオンシップのポイント制度が変わって1位と2位の差が縮まることになり、また、予選方式は一発勝負方式となり、さらに予選と決勝の間のガソリンが補給できなくなった。今後実行予定と発表されたレギュレーション変更をみると、世界最高峰の技術の結晶であるF1がどんどん遅くなっていくような気がして、なんだか残念である。でも、とにかく、なんとかワクワクのF1が観られるよう、1ファンとして切に希望する次第だ。

今回のレギュレーション変更により、予選から決勝にかけて各チームいろいろな戦略が絡み合い、ここまでのところなかなか面白いレースが観戦できている。圧倒的優位と思われたフェラーリも、ここまでのところ実力を出し切れておらず混戦模様である。でもやっぱりフェラーリなんだろうけど・・。

■2003年シーズンを終えて 〜2003/11記〜
フェラーリの独壇場になるかと思えば、ウィリアムズの大反撃や不意をついて勝つマクラーレンが結構頑張った。ポイント争いも熾烈を極め、琢磨の日本GP好走などもあって、見応えのある1年だったといえる。来季の予選方式はまた少し変わるようでワクワクしている。メカニックなどの引き抜きや人事異動が目下の話題。 ドライバーもまだまだ異動あるかも・・。また追記します。

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