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●初期配置
ゲームボードおよび初期の駒の配置は左のような感じになります。ここではあなたの持ち駒を青色とします。あなたは矢印の向きにコマを進めます。相手は赤い駒をこの逆向きに進めることになります。中央縦の枠(BARという)は、コマを進める際には関係なく飛ばして進めます。自分・相手のインナー・アウターボードはエリアの名称で、説明するのに便利なため書きましたが、覚えなくて結構です。 |
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●ゲーム開始
ゲーム開始時の初回(ファーストロールという)だけはお互いがサイを1個ずつ振ります。大きい目を出した方が先攻となり、この2つの目を使って駒を進めます。どちらの目を先に使っても構いません。但し相手の駒が2つ以上あるマスには行けません。ここでは、青のあなたがどれか1つの駒を3つ進め、どれか1つの駒を5つ進めます。同じ駒でも構いません。
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●ゾロ目
次に相手がサイを振ります。このようにゾロ目が出た場合、通常の倍、動かせます。つまり、ここでは4の目を4回分動かせるわけです。また、
サイは盤の右側に振り、斜めになったり、駒の上に乗ったりしたら、そのサイだけ振り直します。駒を進め終わったら、自分のサイを拾い、自分の手が完了したことを表明します。
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●2つのサイの目
ここであなたの目は5と3です。5+3=8だから、ひとつの駒を8マス進めることも可能なのですが、8マス目が空いていたとしても、その移動が常に可能とは限りません。盤の右上にある青い駒に注目して下さい。この駒から3・5マス目には相手の駒がそれぞれ2つ以上あるため、今回この駒を進めることは出来ないのです。サイの目はあくまでも1つずつ別々に進めるのが原則です。
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●ヒット
相手の駒が1つしかいないマスに自分の駒を進めると、相手の駒は振り出しに戻されます。これをヒットする、といいます。振り出しに戻された駒は中央のBARと呼ばれるエリアに置かれます。可能なら何個ヒットしても構いません。 |
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●エンター
ヒットされた駒がある場合、まずその駒をBARから盤上のマスに戻さなければ、他の駒を動かすことが出来ません。この例では、2・4・5・6のマスは青い駒2つ以上で占拠されており、1か3の目が出なければ、どの駒を動かすことも出来ず、パスすることになります。ここでは3の目が出たので盤上に復活でき(エンターという)、さらに4の目も使えます。 |
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●サイの目は極力使う
2つのサイの目は、可能な限り両方使って動かす必要があります。左の例では、左上の赤い駒を6マス進めると、5マス進める駒がなくなり、5の目は放棄せざるを得ません。しかし、左に示すように、5と6の目の両方を使って動かす方法があるため、最初に示した手順はルール違反になります。また、どちらか一方の目しか使えない場合は、大きい目の方を使って動かさなければなりません。 |
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●ベアオフ
自分の駒全てを「自分のインナーボード」に集めたら、駒を上げていく(ベアオフという)ことが出来ます。基本的にはピッタリで上がりになる駒が「上がり」となりますが、該当する駒がなく盤上で移動も不可能な場合は、一番あがりから遠い駒を上げることが出来ます。全ての駒を相手より先に上げた方が勝ちとなります。 |
●ギャモン勝ち
相手の駒が1つも上がりになっていない状態で、自分の駒が全て上がりになった場合。
●バックギャモン勝ち
ギャモン勝ちの状態で、なおかつ、相手の駒がひとつでもBARまたは自分のインナーボードにある場合。
●ルール違反の指摘
相手がルールに反するような手、誤った手を行った場合、自分で指摘しなければなりません。しかし、ひとたび自分の番でサイを振ったなら、相手の手を認めたことになり、誤りを指摘することは出来なくなります。
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●ポイント
慣れてきたら、ポイントを付けてみましょう。ゲームがより面白くなります。通常は1点を争うゲームなのですが、どちらかがいつでも自分のサイを振る直前にダブルを宣言して、相手がそのダブルを受ければ、そのゲームの勝利者は2点得ることが出来ます。但しダブルを宣言された側は、「下りる」ことも出来ます。この場合は下りた側の1点負けが確定し、そのゲームは終了となります。ダブルを受けた場合、受けた側は、いつでも自分のサイを振る直前にリダブルを宣言できます。リダブルが受理されると4点を争うゲームになります。リダブルが受理されたゲームでバックギャモン勝ちすると、勝利者は12点を一挙に獲得することになります。
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