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「誠実は成功の元」
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永山 進 師

よく「失敗は成功の元」と言われます。
この言葉もなかなか素晴らしいですね。たとい失敗したとしても、その失敗を糧として次に生かすことが出来るなら、失敗は意義あるものになります。
更に、その言葉をもじって「誠実は成功の元」と言うことも出来るのではないでしょうか?


あるアンケートの調査によると、日本人の好きな言葉のナンバーワンは「誠実」であったとか。さもありなん。「誠実」を嫌いな人はいないのではないでしょうか?
広辞苑(昭和51年12月1日発行)によると、誠実とは「いつわりなくまめやかなこと。まごころ。まこと」。つまり、他人や仕事に対して、まじめで、裏表がない人柄、また生き方を意味するのでしょう。
しかし、このことは言うは易し行なうは難し。であることは多くの方が実感しているのではないでしょうか?今朝の(3月4日)某新聞に沼津財務事務所の業務横領事件が報じられていました。その容疑者の評判は、県の関係者によると「几帳面に着実に仕事をこなす、まじめな人と言う印象。
信じられない」、とありました。
私も「他人事ではないな〜。もし自分に真の神を恐れ敬う、本当の信仰がなければ、同じような過ちを犯さないとも限らない」と思わされました。
ちなみに、新約聖書の原語ギリシャ語では「誠実」という言葉は「信仰」という言葉と同じです。これは興味深いことではないでしょうか。英語でも誠実を「FaithfulnessJと言いますが、「Faith」とは「信仰」という意味であり、「full」とは「満ち溢れている」という意味があります。つまり信仰が豊かなこと、信仰あつい人、それが誠実という言葉の意味になっているのです。
勿論、聖書が言う「信仰」とは、単なるご利益的な信仰ではなく、天地万物の創造者であり、きよく、義であられる神を信じ仰ぐことを意味し、その神の前に誠実に生きることが信仰生涯になるのです。
聖書に「主(神)を恐れることは知識のはじめである」(箴言1章7節)とあります。真の神を恐れ敬う誠実な信仰生涯こそ、人生の成功の元である事を知ってください。


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