

2012年10月 目の愛護デー

~10月10日は『目の愛護デー』~

秋の夜長、読書やパソコン・テレビで目を酷使して疲れ目・かすみ目・視力低下・ドライアイ
などの症状でお困りではありませんか?
10月10日は『目の愛護デー』ですので、今回は目の健康についてお話ししたいと思います。
目が疲れてくると、うっとうしく、またひどくなると肩こりや頭痛・イライラなどの症状も現れ、
日常生活にもさしつかえが出てきますよねエ
まずは、あなたの眼精疲労度をチェックしてみましょう!

漢方では、『肝は目に穴を開く』という言葉があり、目と肝が深く結びついていることを示しています。
漢方での「肝」とは、西洋医学の肝臓の働きだけでなく、
もう少し広い範囲の意味をもっていて、血をたくわれ・めぐらせるまた
精神・情緒面をコントロールするなどという働きがあります。ですので、肝の働きが乱れると、
疲れ目や目の充実といった症状もあらわれやすくなります。
① | 肝血虚タイプ: | パソコンなどを扱う機械が多い若い世代に多い。 心身の疲労やストレス・ダイエットによる食事制限・ 偏食などの食生活の不摂生や睡眠不足・ 胃腸障害などが原因で血液が不足したタイプ。 |
<症状> | 目の乾燥・肌荒れ・貧血・冷え症・生理痛など | |
<処方> | 不足した血液を増やして気のめぐりをよくすること。 | |
② | 肝腎陰虚タイプ: | 中高年に多く見られる。 心身の疲れやストレス・慢性病や老化による体力の低下などが原因で、 肝だけでなく腎の働きも低下してしまったタイプ。 |
<症状> | 目の充血・喉の渇き・ほてり・足腰のだるさなど | |
<処方> | 肝と腎の働きを補い、 身体の余分な熱を冷やして機能を高めること。(杞菊地黄丸) |

タイプに合った漢方薬を使いながら、定期的に目を休ませつとともに身体の休息をとることも大切です。
また | ● | 肝の働きをよくする代表的食材レバー |
● | 目の健康に役立つビタミンが豊富に含まれる緑黄色野菜 (にんじん・かぼちゃ・ピーマン・パプリカ・ししとうなど) | |
● | くこの実・なつめ・プルーベリー・菊花茶など |
目によい食材を積極的にとるようにしましょう。