質問:
サンタクロースとキリスト教とどんな関係がありますか。
答え:
サンタクロースという言葉は、実在の人物、聖ニコラウス(セイント・ニコラウス)から来たものです。彼は司教(聖職者)でしたから、キリスト教と関係がないとは言えませんが、信仰生活、教会の活動とは直接的な関係はありません。
しかし、サンタクロースが、人々(特に貧しい人や子供達)にプレゼントを配って歩く姿は、神が私達ひとり一人を愛し、イエス・キリストを救い主としてこの世に送ってくださった、その心を反映しているものと思われます。
その事を想像させるエピソードの一つに次のようなものがあります。
「ある日ニコラウスは、貧しさのあまり、三人の娘を嫁がせることの出来ない家の存在を知りました。ニコラウスは真夜中にその家を訪れ、屋根の上にある煙突から金貨を投げ入れました。そのとき暖炉には靴下が下げられており、金貨は靴下の中にストーンと落ちて行きました。この金貨のおかげで娘の身売りを避けられました」。
この逸話が由来となり、「夜中に煙突から家に入って、靴下の中にプレゼントを入れる」という、今日におけるサンタクロースの伝承が生まれた、と言うものです。
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