質問:
「ノアの箱舟は本当にあったのですか?」
答え:
全世界を覆う大洪水があったことを多くの学者が信じなくなったのは、1860年以後のことです。それ以前は、地質学者は水平にいくつも重なった地層を大洪水の結果できたものと考え、古生物学者は化石を大洪水の時に滅亡した動植物だと信じていました。しかし、ダーウィンの進化論が広く受け入れられるようになると、それに比例してノアの洪水は信じられなくなっていったのです。所が、ダーウィンの進化論も時代遅れとなり、現在進化を信じる学者の中からも、かって全世界的な大激変(洪水、もしくは大隕石の激突など)が起こったのではないかと考える学者が多く出てきています。
洪水があった事を示す証拠を示す説があります。
@洪水伝承‥世界中の多くのところの民族に、かつて大洪水があり、ごく少数の人だけが箱舟のようなもので生き延びた、と言う言い伝えがあります。
A箱舟の構造‥水平に重なる地層は水の作用。火山灰によって出来た地層は水平には重なりません。しかし、砂利、砂、粘土などを水に混ぜて放置すると、水平に重なる地層が出来てきます。
B化石は洪水の結果‥死んだ動植物は腐るか、他の動物に食べられてしまいます。化石が出来る為には急速に埋められる必要があります。全世界の至る所にある大規模な化石録は、大量の動植物がいっきに埋められたことを示しています。洪水による大量の土砂に巻き込まれたと考えられます。
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