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2017年8月   フレイルを漢方薬で防ぐ


皆様『フレイル』って聞いたことありますか?


『フレイル』とは、加齢によって筋力や心身の活力が低下した状態のこと。

 

日本老年医学会が提唱し、「高齢者の多くは、”フレイル”の階段を経て、要介護状態になるので、 早期発見をして対処することが必要だ。」と呼びかけています。




フレイルには


・身体的フレイル  ― 筋力の低下や体重減少
・精神心理的フレイル― うつや認知機能の低下
・社会的フレイル  ― 孤独や閉じこもり

の3つの要素があります。

現在、フレイルの患者数が450万人もいるといわれていますので、早いうちに予防・改善して健康寿命の延伸につなげましょう。


そこで、生かしたいのが、漢方の知恵!


漢方では、こうした老化による症状を『虚労』と捉えます。 虚労は、臓器の虚弱や身体に必要な要素(気・血・水・精)の不足により、心身の働きが衰えた状態のこと。

そのため、弱った臓器を整え、不足した要素を補うことで、心身ともに健やかな状態を取り戻せると考えます。

下記を参考にご自分の心身を見直し、弱っている臓器があれば積極的にケアしていきましょう。





 カラダの衰えが気になる人は・・・ 


①肺のケアー免疫を高める、感染症の予防に
 <主症状>息切れ、風邪を引きやすい、疲れやすい など
 <漢方薬>衛益顆粒 など
 <食養生>白きくらげ・百合根・梨・ネギ・しょうが・きのこ類 など

②脾胃のケアー低栄養状態、筋力低下時に
 <主症状> 食欲不振 体重が減った、筋力が落ちた など
 <漢方薬> 補中益気湯、参苓白朮散、香砂六君子湯 など
 <食養生> 米・大豆製品・鶏肉・じゃがいも・ナツメ など

③腎のケアー慢性疾患をもつ、健康寿命を延ばしたい時に
 <主症状>足腰が弱い、腰痛、物忘れ、頻尿 など
 <漢方薬>杞菊地黄丸、八仙丸、参茸補血丸、牛車腎気丸 など
 <食養生>くるみ・黒豆・黒ごま・山芋・えび・にら など



 ココロの不調が気になる人は・・・ 


①心のケアー循環器が弱い、動脈硬化症に
 <主症状>動悸、不整脈、胸苦しい、不安感、不眠 など
 <漢方薬>麦味散顆粒、冠元顆粒、心脾顆粒、天王補心丹 など
 <食養生>小麦・玉ねぎ・らっきょう・納豆 など

②肝のケアーうつ状態、不安障害に
 <主症状> 活動量が減った、憂うつ、イライラ、落ち込み など
 <漢方薬> 婦宝当帰膠、逍遙散、加味逍遙散 など
 <食養生> そば・枸杞の実・レバー・しじみ・酢 など

漢方では、女性は35歳、男性は40歳を過ぎた頃から、老化が始まると考えます。

虚弱にならないためには、遠い未来のことと思わず、衰え・不調の気になる五臓のケアと気・血・水・精を補う生活を心がけて下さいね。



 
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