

2017年6月
暑さにまけない身体づくり

この時季もう『熱中症に警戒』と言われています。
気象庁の6~8月の3ヵ月予報では、盛夏期には、気温は全国的に高いと言われています。
今回は、『暑さにまけない身体づくり』についてお話したいと思います。

①熱中症
主な要因となるのは、汗のかき過ぎ。漢方では、熱中症の状態を「水分」と「気(エネルギー)」の消耗と考えます。 体の水分が不足すると、熱が上手く冷ませず余分な熱がこもりがちに。また、体内の気の不足は心肺機能や脳の働きに影響し、 倦怠感・意識がもうろうとするなどの症状がおこりやすくなります。
こころがけよう
・ | こまめな水分補給を。 |
・ | エアコン・扇風機を上手に利用しましょう。 |
・ | 元気な胃腸でしっかり食事を取り、体の気を養いましょう。 |
<熱中症予防におすすめする漢方薬>
麦味散顆粒― | スポーツする時・屋外で活動する時など汗を多くかく時は、 水分・スポーツドリンクなどに溶かして服用してください。 |
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牛黄製剤 ― | 予防だけでなく、熱中症になってしまった後の 身体の回復にもおすすめです。 |
※ 麦味散顆粒(ばくみさんかりゅう)
※ 牛黄製剤(ごおうせいざい)
②夏の脳梗塞
国立循環器病研究センターの調査によると、脳梗塞の季節別発症件数を集計したところ、夏(6~8月)が最も多いということがわかりました。
気温が上がるこれからの季節は、発汗により水分が消耗され血液の粘度が上昇するため血栓ができやすく、 脳梗塞の発症につながりやすくなると考えられています。
特に肥満・高血圧・高脂血症・糖尿病・高齢者・喫煙・日中スポーツや屋外で活動してよく汗を良くかく方などは注意してください。
<夏の脳梗塞予防におすすめする漢方薬>
・ | 松寿仙 |
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・ | 血流を良くする冠元顆粒と「気」を補う麦味散顆粒の組み合わせ。 |
※ 松寿仙(しょうじゅせん)
※ 冠元顆粒(かんげんかりゅう)
③夏バテ
夏バテの原因は、
・自立神経の不調 | ― | 外の暑さと冷房のきいた部屋との温度差ストレス |
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・胃腸の働きの悪化 | ― | 冷たい食べ物・飲み物の取り過ぎ |
・冷房による冷え | ||
・睡眠不足 | などが考えられます。 |
そして、夏バテしないためには、身体を冷やさない・バランスのとれた食事(ビタミン・ミネラル・タンパク質など)・ 冷たいものを取り過ぎない・規則正しい生活習慣・適度な運動 などを心がけて下さい。
<夏バテ予防におすすめ>

・ | 梅肉酵素 |
・ | 疲れを取る紫華栄と胃腸機能をアップするササイサンの組み合わせ |
・ | 清暑益気湯―夏やせ・夏負けする方に |
夏の疲れは、秋そして冬の体調にも影響しますので、早めに改善いたしましょう。
※ 梅肉酵素(ばいにくこうそ)
※ 紫華栄 (しかろん)