

2015年 6月
『梅雨から夏にかけての養生』

5月23日のかぎや健康講座『梅雨から夏にかけての養生法』を開催しました。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。今回はその報告です。
梅雨から夏にかけて気をつけていただきたいことをまとめてみました。 ぜひ参考にしていただけると幸いです。
<梅雨時の健康法>内と外からの湿気にご用心!
①外(環境・気候など)からの影響
湿気は、汗腺をおおい、汗を出しにくくするので、軽い運動で発汗する
(食材)☆生姜、ネギ、山椒→湿をとり、発散作用あり
(食材)☆紫蘇、ラッキョウ、ゆず・みかんの皮→香り成分あり
②内(体質・飲食・不摂生など)からの影響
・水分代謝の悪い人 ー 湿を溜め込みやすく、頭痛や吐き気、
・水食欲不振や頭が重だるくなる
(食材)☆お米、長芋、かぼちゃ、なつめなど→胃腸を補う
(食材)☆小豆、大豆、そら豆、ハトムギ、とうもろこしなど
(食材)☆→利尿作用あり
・冷たいもの・甘いもの・生ものが好きな人 ー
・冷寒湿の影響で手足の冷えや下痢、腹痛などを起こしやすい
(食材)生姜、ネギ、トウガラシ、シナモン、にんにく、ニラ、海老
(食材) など→ 身体を温める
・体内に熱をもったり、脂っこいものや香辛料が好きな人 ー
・体湿熱のせいでネバネバのうんちやニキビ、
・体のどの渇きや口臭がでやすい
(食材)冬瓜、苦瓜、トマト、キュウリ、大根、昆布など
さらに食中毒☆食中毒予防の三原則 ー 菌をつけない(清潔)
さらに食中毒予防の三原則ー 菌を増やさない
さらに食中毒予防の三原則ー (迅速・冷却)
さらに食中毒予防の三原則ー 菌をやっつける(加熱)
痛み(天気痛・関節痛・肩こり・背部痛・腰痛)
精神的に抑うつ傾向になりやすいので、
さらに食中毒 注意しましょう。
<夏場は熱中症そして脳梗塞に注意しましょう!>
(熱中症) | 昨年6~9月に熱中症で救急搬送された人は、
全国で約4万人(総務省消防庁より)。 今年は、4月下旬から真夏日となるところが相次いでいますし、 夏季の気温傾向は、昨年とほぼ同様とみられますので、 9月ころまでは、熱中症に注意が必要といわれています。 |
熱中症は、体温調節ができなくなることで起きますので、
●脱水状態にある人 | ●過度の衣服を着ている人 |
●高齢者 | ●普段から運動をしていない人 |
●肥満の人 | ●暑さに慣れていない人 |
●病気の人、体調の悪い人 は特に注意をして下さい |
(脳梗塞) | 脳にダメージがおよぶ脳卒中のうち、
脳の血管が破れて出血する脳出血などは、血圧の上昇が激しくなる冬場の発生が多いが、
血管が詰まる脳梗塞は夏場の方が起きやすいのです。 これは、発汗などで体内の水分が不足し、どろどろの状態になった血液が詰まりやすくなるからです。 就寝中などの夜間には血圧が下がるため、血流が滞り、リスクが増します。 |
● | 水分をこまめに補充 (アルコールは、利尿作用があるので、 ねる前には大量の飲酒は避け、コップ1杯の水を飲みましょう。) |
● | 血流を良くしておくこと |
● | 適度な運動 |
● | 腹八分目の食事 |
● | ストレスをためない心の工夫 などに、気をつけましょう。 |
