

2015年 4月
要支援・要介護の原因

皆様、要支援・要介護の原因をご存知ですか

ロコモティブシンドローム(通称:ロコモ)とは、筋肉・骨・関節・軟骨・椎間板といった運動器のいずれか、
あるいは、複数に障害が起こり、歩行や日常生活に何らかの障害をきたしている状態をいいます。
進行すると介護が必要になるリスクが高くなるといわれています。
ですので、健康長寿を目指すには、ロコモ対策が必要になってきます。
今月は、『目指せ!健康長寿!ロコモ対策』についてお話したいと思います。
自宅でできるロコモのチェック(ロコチェック)


※ 家のやや重い仕事
※ = 掃除機の使用・布団の
※= 上げ下ろしなど
※ 2kg程度の買い物=1リットリの
※= 牛乳パック2個程度
まずは、ロコモかどうかチェックして、原因がどこにあるかを突き止めることが大切です。
ロコモの原因は

自宅でできるロコトレ
ロコトレとは、ロコモの予防や改善のための運動のことです。
①片脚立ち - | バランス能力を高めると同時に、 股関節の周りの筋肉を鍛えることができます。 |
②スクワット- | 太ももの筋肉、お尻の筋肉、腹筋背筋など、 さまざまな、筋肉をまとめて鍛えることができます。 |
その他にもウォーキングなど、年齢、重症度など個々人の状態に合わせて適切な運動を行うようにしましょう。
ロコモ対策になる食生活とは?
① | 「5大栄養素」(炭水化物・脂質・たんぱく質・ビタミン・ミネラル)
を 1日3回の食事からとることです。 |
② | 「骨」を強くする―カルシウムを多く含む牛乳・乳製品・小魚・緑黄色野菜・海藻類・
大豆製品などから、骨粗しょう症予防には、 1日 700~800mgのカルシウムの摂取が必要です。 |

③ | 「筋肉」を強くする―40歳代から筋肉は、0.5~1%ずつ減っていきますので、 たんぱく質を多く含む肉・魚・卵・乳製品・大豆製品などを1日3回の食事でとることが大切です。 |
参考文献:きょうの健康 2015年3月号、日本整形外科学会
ロコモパンフレット 2014年度版