

2011年09月
あなたの胃腸冷えていませんか?

今年の夏も暑かったですね!
節電でクーラーの設定温度が28℃位なので、冷やし食品が大ブームだったとか?! 冷やしおでんに冷やし茶漬け・冷やしメロンパンなど・・・どれかお試しになりましたか?
また、アイス類も売り上げ好調のようで、先日テレビで「暑いんで毎日アイスを食べています。」と、 年配の男性が買い物カゴいっぱいにアイスを入れてインタビューに答えていました。 びっくり!!
食べ物や水分を吸収して体に取り入れる胃腸。生命維持に欠かせない栄養素を体内に取り込むうえで、 胃腸の働きが重要であることはもちろんです。
胃腸が健康 → 消化・吸収が良好 → 栄養がいきわたる
→ 元気!

このように胃腸の元気は、健康のバロメーターともいえるのではないでしょうか?
その胃腸が冷たい食べ物・飲み物のとりすぎで冷えてしまうと、胃腸のはたらきが低下して、下痢するだけ・・・でなく、 さまざまな臓器へも栄養素が行き届かなくなります。
また、胃腸は体の中心。そこを冷やすと体全体が冷え、体温も低下してしまいます。
体が冷えると代謝が悪くなり、糖や脂肪・タンパク質などが不完全燃焼を起こして、燃えかす(中間代謝産物)が増え、 血液が汚れるので、肥満・高血糖・高脂血症・高血圧などの生活習慣病をはじめ、 また、免疫力もダウンするので、 ガンやアレルギーなどの免疫の異常からくる病気など、実に多くの病気を引き起こす原因になります。
冷たいものを、食べ過ぎてしまった方は、
① 冷たい食品を食べ過ぎない。
② シャワーですませず、ぬるめのお風呂に入り芯から温まる。
③ ウォーキングなどの適度な運動をする。
④ ショウガなど体を温める陽性食品を食べる。
は、もちろんですが、漢方で胃腸の機能全般の回復をはかる処方を用いて改善いたしましょう。
下記の処方はその一例ですので、くわしくはご相談ください。
<参苓白朮散 (じんりょうびゃくじゅつさん) >
体が疲れやすくて、食欲がない、食後胃のあたりがはってきたり、食べ過ぎたり、油ものを食べると下痢をする。 もう少し太りたいのに太れない人に適しています。
<人参湯 (にんじんとう) >
体が疲れやすくて、食欲がない、四肢の冷え、不消化下痢、寒がり、お腹が冷えて痛む(温めたり、おさえると楽になる) ような場合に適しています。
<補中益気湯 (ほちゅうえっきとう) >
食べないと体がもたないが、もうひとつ食欲が出ない、疲れやすく、手足がだるい、 食べるとねむくなる、慢性の下痢、あるいは、頑固な便秘などが あるような人に適しています。

漢方薬をのむほどでないけれどという方には、
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