

2014年7月
熱中症・冷房病・紫外線による日焼け

夏を快適に過ごすため、気をつけたい3つの症状「熱中症」「冷房病」
「紫外線による日焼け」について、今月はお話したいと思います。
熱中症 <熱中症予防5つのポイント>
(その1) 高齢者は、上手にエアコンを
高齢者や持病のある方は、暑さで徐々に体力が低下し、
室内でも熱中症になることがあります。 節電中でも上手にエアコンを使っていきましょう。 周りの方も、高齢者のいる部屋の温度に気をつけてください。 |
(その2) 暑くなる日は、要注意
熱中症は、暑い環境に長時間さらされることにより発生します。
特に、梅雨明けで急に暑くなる日は、体が暑さになれていないため要注意です。 また、夏の猛暑日も注意が必要です。湿度が高いと体からの汗の蒸発が妨げられ、 体温が上昇しやすくなってしまいます。 猛暑の時は、エアコンの効いた室内など、早めに涼しいところに避難しましょう。 |
(その3) 水分をこまめに、補給
のどが渇く前に水分を補給しましょう。汗には塩分が含まれています。
大量の汗をかいたら、水分とともに塩分を取りましょう。
ビールなどのアルコールを含む飲料は、かえって体内の水分を出してしまうため水分の補給にはならず、
逆に危険です。 また、高齢者は暑さやのどの渇きを感じにくい傾向がありますので、 こまめに水分を補給しましょう。寝る前も忘れずに! |
(その4) 「おかしい?」と思ったら病院へ
熱中症は、めまい、頭痛、吐き気、倦怠感などの症状から、ひどいときには意識を失い、 命が危険になることもあります。「おかしい」と思ったら、涼しいところに避難し、 医療機関に相談しましょう。 |
(その5) 十分な睡眠、1日3食バランスの
よい食事で体調管理
身体に潤いを与え、熱を冷ます食材(すいか・きゅうり・冬瓜・ゴーヤ・緑茶・はと麦など) や汗を抑え、体内に水分を生む食材(トマト・レモン・梅干など)を、 日頃から取り入れましょう。 |
冷房症
過度な冷房は、身体の冷え、屋外との急激な温度差によるバランスの崩れなどを招き、
頭痛・肩こり・生理通・食欲不振・全身の倦怠感などさまざまな不調の原因に。
また、冷たいもののとり過ぎで胃腸が弱っているときも、冷房病による不調があらわれやすいので、注意しましょう。

(養生法)
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紫外線による日焼け
(紫外線を浴び過ぎると)
●炎症が起こる | ●皮ふガンの原因になる |
●皮ふの老化が早まる | ●白内障が起こりやすくなる |
の悪影響があります。 |
また、紫外線量が1日のうちで最も多いのは、AM 10:00 ~ PM 2:00の
時間帯で、晴れた日だけでなく、曇りや雨の日でも降り注いでいます。
ですので、紫外線対策は子供から大人まで、しっかりと行うようにしましょう。

(紫外線を防ぐために)
①朝から日焼け止めを塗る
一度塗っても、汗で流れることも
あるため・・・2~3時間おき

②衣服や日傘などを活用する。
外出時には、左絵のように、皮ふに直接紫外線が当たらないように・・・
きょうの健康より