2012年5月
活性酸素について
先日の講習会で老化の原因に活性酸素が関与しているという勉強をしてきましたので、 今回は活性酸素についてお話ししたいと思います。
<活性酸素とは>
| ◎ | 生物がエネルギーを得るために、不可欠な酸素。 しかし、体内に入った酸素の一部は、スーパーオキシドアニオンラジカル(・O2-)・ ヒドロキシルラジカル(HO・)・過酸化水素(H2O2)・ 一重項酸素(1O2)の活性酸素という毒性物質に変化してしまいます。 |
| ◎ | 身体のタンパク質・脂質や遺伝子を酸化させる、つまり、サビつかせてしまう 活性酸素を、私たちは常に除去しなければならないのです。 |
<あなたの身体の”サビ”度チェックしてみて下さい。!>
食べ物の好き嫌いが激しい。(野菜・果物が嫌い) 朝食を抜いたり食事が不規則だったりする。 肉や魚は焼いた方が好きだ。 クタクタになるほど集中するスポーツがある。 ゴルフが好きで週三回以上ゴルフ場に行く。 肌を焼くのが好き。 排気ガスを吸う環境で生活している。 戸外で仕事をすることが多い。 物忘れが激しく、よく持ち物をなくす。 最近、寝不足が続いて身体がだるい。 愛煙家である。 イライラしやすく、気が短い方である。
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| 当てはまるものが | 1~3つ | : | サビ度 | ⇒ | 30% |
| 4~8つ | : | サビ度 | ⇒ | 60% | |
| 9つ以上 | : | サビ度 | ⇒ | 危険レベル |
(板倉広重著「坑酸素化食品が身体を守る」より)
<活性酸素の本来の働き>

体内に病原菌・カビ・ほこり等が外から侵入すると、白血球が活性酸素をふりかけて殺菌し除去します。 つまり、活性酸素の働きがなければ私たちは、たちまち細菌等にやられてしまいます。 ですので、生体にとってある量はどうしても必要なものなのです。 ただ、それが必要以上に生成して過剰状態になると、生体にとって悪さをするということです。
<活性酸素が原因の現象>
<活性酸素から身体を守るには>
| ① | ストレスを貯めない→ストレスは活性酸素の生成を促進します。 | |
| ② | 抗酸化物質を含む食品を多く摂る→ | |
| 野菜・お茶・椎茸・黒豆・大豆等の豆類・いも類など | ||
| 人体には本来、活性酸素から守るシステムが備わっています。 その「抗酸化物質=スカベンジャー」が加齢とともに低下してしまいます。 「スカベンジャー」には大きく分けて、私たちの体内で作られるものと、 食品などから摂取するものとがあります。 ですので、抗酸化物質を含む食品を積極的に摂取しましょう。 | ||
| ③ | 紫外線対策→ | 紫外線の強い時期(5~9月)の外出時は長そでシャツを着用、 日焼け止めクリーム、サングラスの正しい使用法で眼を保護して下さい。 |
| ④ | 電磁波にご注意 | |
| ⑤ | 農薬に注意する | |
(参考文献)永田親義「活性酸素の話」
近藤和雄著「活性酸素」 等
食べ物の好き嫌いが激しい。(野菜・果物が嫌い)