株式会社 法地学研究所

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写真9  駿河湾奥の由比地すべり地帯(左より倉沢、寺尾、西山寺地すべり)。
海蝕崖の下端に由比市街、国道1号、JR東海道線があり、1961年、1972年の豪雨の地すべりで大きな被害をうけた。

 
写真10.   駿河湾に注ぐ川幅1.2kmの急流河川富士川。
中央に国道1号富士由比バイパスの新富士川橋が通る。富士川右岸に沿って安政大地震で動いた富士川河口活断層が走っている。西側(手前)が上がる変動があり、蒲原地震山という地名が残されている。

守株公 安間 荘の人生観

なぜ今(株)法地学研究所を立ち上げたのか。林住期への転進

 1962年3月、25歳の若者にとって酷暑と異臭と喧騒のカルカッタ(インドのコルカタ)は驚天動地の異界でした。貧と富,聖と俗、死と生、動物と人間、多様な人種。あらゆるものが混沌の坩堝の中に渦巻いていました。日本人の理解を超えたヒンドゥーの小宇宙です。しかしそのなかには長大な歴史と深遠な思想に裏打ちされた寛容で懐の深い世界を垣間見ることができました。
 古来ヒンドゥーの社会では、人生は学生期、家住期、林住期、遊行期の4つの段階があるとの事です(山折哲雄)。自分が今どの期を生きているかは人それぞれでしょうが、私は自身の人生を次のように分けて考えています。

  期 私の細分 年齢(才) 雰囲気
1. 学生(習)期 模倣期
他習期
自習期
0−10
10−20
20−30
母親、家族、小児
学校の先生、教師、友人
大学、修業の旅、他流試合
2. 家住期 稼業期
導業期
30−50
50−70
1人前、家族の養育、子の教育
後進の指導、社会の指導者
3. 林住期 素浪期 70−90 しがらみの切断、聖と俗の往来
4. 遊行期 自遊期 90−x 魂の開放、自由な放浪、痴呆界

家住期と林住期との根本的な違いは、前者ではカイシャや家族などの群れでかつ1年単位のサイクルで生きるのにたいし、後者では単独で定着せずかつ数十年単位のサイクルで生きるということです。遊行期は心も体もあらゆる束縛から解放され、時間も空間も此彼の世界の認知もなく自由に精神世界を放浪して生きる有限のときです。
私が70歳を目前にして(株)法地学研究所を立ち上げたのは、過去のしがらみを断ち切り林住期に入った地質学者、地質技術者しかできない仕事で、かつこのような専門家の支援を求めている人たちが大勢いるという実態を感知したからです。将来頻発する可能性のある地質、地盤に関する係争問題の迅速な処理には、法地学的知識の敷衍は不可欠です。これは日本だけでなく世界各国においても同じことが言えます。
法地学という新たな領域を拓くことが私のこれからの使命と思っています。

 



  会社概要  
  社名     株式会社 法地学研究所
代表者    代表取締役  安間 荘
本社所在地  郵便番号 416−0945
       静岡県富士市宮島574−6
電話     0545−62−0611

資本金    300万円
設立日    2006年6月1日