株式会社 法地学研究所
法地学研究所>空沼小屋(秩父宮ヒュッテ)の修復について
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2008年6月7日、創建当時の施工を担当した伊藤組関係者、北大工学部角教授、北大総合博物館在田特別研究員、北大スキー部OB、北大山岳部OBなど計14名で現地視察を行いました。前年秋の応急補強工事の甲斐あってか、変形は殆ど進まず建物の傾斜は1.5-2.0/100程度に収まっていました(写真12-14)。 工程はやや遅れ気味ですが、今年度中には修復方針を纏めたいと思っています。 2008.06.18 安間 荘 2007年7月9日、北大山岳部OB安藤久男、橋本正人、高篠和憲、安間荘の4人で現地視察をおこなった。建物の沈下の主たる原因は、基礎束建て丸太の地面下の腐蝕によるもので、沈下は引き続き進行するものと想定されます。建物内部の状況を幾つか写真でしめしておきます。 2007年6月9日、空沼岳山開きの日に現地の視察を行い、修復の可能性の有無を確認してきました。早く手をうてば充分可能と思いました。若干の写真を加えます。 空沼小屋の損傷は、建物自体の不同沈下と建物下部部材(土台、根太、床、下部壁材など)の腐食です。前者は沼の端に建てたことによる宿命的な問題で、後者は高い山地の深い積雪地域(積雪深2−3m)に作られた事による本質的な問題(約半年間は雪にうもれている)です。これらの事を勘案しながら修復を考えていく必要があります。 空沼小屋(秩父宮ヒュッテ)は、札幌市南方約30kmにある空沼岳の北麓万計沼のほとりに建つ丸太組のスイス風山小屋です。1928年(昭和3)故秩父宮殿下の下賜金によりスイス・チューリッヒ生まれの建築家マックス・ヒンデル(1887−1963)の設計、伊藤組土建の建設により完成したものです。
写真8-11は07年09月23日に北大角 幸博教授の指導で空沼小屋の補強作業を行った際、安間 荘が撮影したものです。
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会社概要 | ||
社名 株式会社 法地学研究所 代表者 代表取締役 安間 荘 本社所在地 郵便番号 416−0945 静岡県富士市宮島574−6 電話 0545−62−0611 資本金 300万円 設立日 2006年6月1日 |
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