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アトピーの考え方

アトピーについて

長く続いた深刻なアトピー性皮膚炎が、筋肉を柔らかくもみほぐすことで治癒する。または大幅に改善する。
しかも多くはきわめて短期間であり、ステロイド剤や免疫抑制剤などの服薬も塗布も行わない。
それがアトピー性皮膚炎を含むアレルギー性疾患(喘息・鼻炎・中耳炎ほか)、自己免疫疾患であるリウマチ・膠原病に対して私が行っている
「筋・筋膜伸長療法(STRETCH THERAPY)」です。
すでに多数の臨床実例が、その有効性を証明しています。
このような断言を前にすれば、医師の大半、とくに皮膚科の医師は激しく反発することでしょう。
一介の鍼灸接骨院経営者が何をとぼけたことを言っているのか。鼻先であざ笑う方も少なくないことでしょう。
だが他方で、アトピー、アレルギー性疾患に苦しんできた患者さんや家族は熟知していますね。
当たり前の医者にかかっていても、この辛い症状はほとんど改善しない。表面上は治ったかのようにみえる時期があるとしても再発してしまう。再発すれば以前よりもひどくなってしまいがちだ。医学・医師に頼ってなんとかなってくれるのならそれに越したことはないのに、それだけではどうしても埒が明かない。
そんな苦しみのあげくに、アトピー、アレルギー疾患に悩む患者さん達は、いわゆる民間療法の世界に救いを求めることになるのです。そして裏切られ、多大な経済的損失を被る例さえも続出しています。
私の娘は生後3カ月でアトピーを発症し、顔全体の皮が一皮むけるほどの重症になってしまいました。
もしも私が、筋・筋膜伸長療法と出会っていなければ、それがアトピー性皮膚炎に効くのではないかという発想を持てないまま今日にいたってしまったらと思うと、親として背筋の寒くなる思いさえ味わいます。
毎日伸長療法の施術でステロイド、保湿剤など一切使用せずにアトピーは完治し、成人となった今でも発症はしていません。
その当時、3ヶ月検診や6ヶ月検診で妻は、医師や看護師に皮膚科の受信を強くすすめられました。しかしその時は、筋・筋膜伸長療法がアトピーに効果があることをわかっていたので、娘は皮膚科医の診察は受けていません。
もちろん娘ばかりではありません。ホームページで紹介している数多くの患者さん達が、ごく一般的な見地からするなら「驚異的」と形容できる改善経過をみているのです。
筋組織の状態と皮膚疾患との間にある直接的な関連性を、みなさんは、
「意外だ。本当だろうか」
と疑うかもしれません。しかし、これは事実で20年以上の実績が裏打ちされております。
ごく自然に納得してくださると確信しています。
  現在、アトピー性皮膚炎、アレルギー性疾患、リウマチ、膠原病の改善を目的として「筋・筋膜伸長療法」を行っている治療者は、私や私の関係者ほかごく少数でしかありません。それだけに総数としての実績はまだまだ不十分というのが実情です。
  とはいえ、この種の治療法には副作用の心配がありません。また法外な治療費を心配する必要もありません
  試していただければ分かりますが、治療の効果は意外に早い段階からあらわれ、それと同時に患者さん本人も家族も短期間のうちに楽な生活を取り戻せる例が多いのです。
  私は痛感しています。
  アトピー性皮膚炎は、皮膚の疾患としてみているかぎり治るものではありません。まして皮膚以外の部位にあらわれるアレルギー性疾患となればなおさらのこと、炎症部位のみに注目したところで治るはずがありません。一つの症状の背後には、奥行きのある症状の土台≠ェ慢性的に存在しているからです。
  辛い皮膚症状、辛いアレルギー症状(リウマチも膠原病も広義にはアレルギー性疾患です)は、その症状の土台≠ノ働きかけたときにこそ改善することになります。
筋・筋膜伸長療法は、このアレルギー症状の土台≠解消していく上でもっとも有効な手立ての一つだと断言できます。

リバウンド

アトピー性皮膚炎の根治を目指すときには脱ステロイドがきわめて重要であり、避けては通れないテーマとなります。

ステロイド系の薬剤は、それが塗布剤であろうと服用剤であろうと、強弱の差こそあれ同様の副作用の危険をはらんでいます。

ご存じのように、ステロイド剤の別名は副腎皮質ホルモン剤。本来は体内の副腎と呼ばれる臓器の皮の部分から分泌されるホルモンを外部から体に入れる目的で作られた薬剤です。

副腎皮質ホルモンは人体の恒常性維持(ホメオスターシス)において重要なキーを握っているホルモンで、アトピー皮膚炎などのアレルギー疾患では炎症の制御や免疫メカニズムの調整に携わっています。

ちなみに恒常性とは内部環境を一定の状態に保ちつづけようとする働きのことをいいます。

恒常性維持(ホメオスターシス)は自然治癒力とほぼ同義の言葉であり、自然治癒力は、体内の免疫メカニズムが適切なバランスに保たれているときにこそ発揮されます。

周知のごとく、アトピー性皮膚炎をはじめとするアレルギー性疾患や膠原病は免疫系の疾患です。免疫メカニズムの不調がもたらす疾患だと理解しておけばよいでしょう。

免疫とはウイルスや細菌には、ヘルパーT細胞から指令を受けたB細胞がIgG抗体をつくって、ウイルスや細菌を処理します。ところが、たんぱくと結びついた化学物質は、ウイルスや細菌のように増殖しないので、ヘルパーT細胞の指令を受けたB細胞がIgE抗体をつくって、皮膚から排泄しようとします。

薬物などの体内で分解できない化学物質の多くは、分子量が小さいために、それ自体が抗原(アレルゲン=外に出したい物質)と認識されるわけではありません。分子量の大きいたんぱくと結びつき、はじめて抗原と認識され、免疫機能が働き外に排出されます。

IgE抗体は、かゆみ物質ヒスタミンを出す肥満細胞とくっつくためにレセプター(受容体)と呼ばれる受け手を持っています。IgE抗体は組織に大量にある肥満細胞にくっつくと、かゆみを起こすヒスタミンが肥満細胞から放出され、かゆみが出てきます。

ここでかゆみがあるからとステロイドを使うと、ステロイドの薬効が免疫を抑えることによって、IgE抗体をつくられなくなります。その結果、化学物質を皮膚から排出する働きが止まり、肌はきれいになって、かゆみも止まります。ただし、ステロイドによって、表面の症状はおさえられていますが、本来排出すべき体内の化学物質はそのまま増殖した状態で残ります。

また、本来なら自分が作り出すべきホルモンを外から補給される状態が続くと、副腎は働くのをやめてホルモンの分泌を低下させてしまいます。人間だって働かなくても多額の収入があれば働く意欲はなくなります。臓器も一緒です。そのため、長期にわたって、まして強いステロイド剤を使用し続けていると、副腎皮質の機能低下が慢性化してしまい、副腎の萎縮を伴います。

本来、副腎皮質ホルモンは副腎内でコレステロールから作られます。そのため体内で分解できない過剰なステロイドは、コレステロールとして酸化コレステロール(酸化した脂)となり皮下に残留します。この酸化コレステロールの反応によってつくり出された炎症性サイトカインと呼ばれるホルモンに似た物質が、大量に放出されるようになります。これが激しい炎症を皮膚に引き起こし、かゆみが増強するのです。

そのため、元々の皮膚炎ではなく、ステロイドを塗った場所以外の全くステロイドを塗らない場所にも炎症が現れます。リバウンドによる炎症はステロイドが必要量無くなったときに現れますが、かゆくてかいたことによる炎症ではなく、ステロイドが枯渇したために引き起こされた炎症なのです。

ステロイドをやめると、抑えられていた免疫が再び正常に働き、体内に蓄積された酸化コレステロールや化学物質を排出しだします。再び、肌の炎症やかゆみが起こるわけです。

この際に、ステロイドによってダメージを受けた皮膚や体にダメージを及ぼす皮下の酸化コレステロールを排除しようとします。「免疫の働きが正常化し、正常な肌を取り戻そうと、止められていた皮膚の炎症やかゆみが再び起こり、ステロイドによって異常を起こした皮膚がはがれ、浸出液とともに皮下に残留した酸化コレステロールを体外に排出させる現象」がリバウンドというわけです。

すなわちステロイドは、免疫を抑制することによって、一時的に皮膚の炎症やかゆみという症状をおさえているだけです。ステロイドは、アトピー性皮膚炎を治す薬ではありません。

リバウンド状態は副腎皮質ホルモンの分泌量が低下しているところに、外からの補給を停止したときに起こる反動です。ごく簡単にいえば、外からも内からもホルモンの供給が絶たれてしまい、突然に訪れる副腎皮質ホルモンの枯渇状態にほかなりません.

このとき、恒常性維持機能(ホメオスターシス)は大混乱します。薬によってコントロールされていた偽りの恒常性が失われるのですから。

自然治癒力は、ロウソクのわずかな灯火のように揺れながら、長い時間をかけて勢いを回復しようとします。リバウンド状態は、あらゆる手段で本来あるべき状態へと体を戻す現れであり、決して体を苦しめるために出ている状態ではないのです。

また、体内にある副腎の中心部分(副腎髄質)は精神活動、つまりは心理状態にも大きく影響するホルモンであるアドレナリンやノルアドレナリンを分泌します。特にノルアドレナリンは憂ウツ“に関係しているホルモンで、ステロイ剤の長期使用で萎縮した副腎は本来行える機能が行えず、見かけ上はウツの状態におちいります。

さらに、血中のステロイド濃度が高いと脳の海馬と呼ばれる部分が萎縮してウツ状態に陥りやすいことも報告されています。

長期の過剰なステロイド使用により、血中のステロイド濃度が上がり、脳の一部が萎縮してウツ状態になる土台が出来上がってしまってるともいえます。

リバウンドの時期に、体調の不良と並行して気分の変動が激しくなるのは、副腎の機能が低下していることによるウツ類似の状態が襲ってくる結果なのです。

かゆみが激しくなって眠れない。体がどうしようもないほどにだるい。気分が落ち込む。自信などかけらも持てない。セルフコントロールができない。苛立ち、腹が立ち、何かに、誰かに当たらずにいられない。

性格や体質の影響も皆無とはいえませんが、すべてはリバウンドの症状、副腎皮質ホルモンの枯渇が招く必然的な症状であると理解するほうが適切です。

つまるところ、これらの症状は、どれ一つをとっても本人の責任ではありません。努力や頑張りだけで解消できるものでもありません。むしろゆっくりと休み、できるかぎり自責しないで過ごしてこそ、副腎をはじめとする内臓の回復も早まり、それに応じて症状も軽減されてゆくことになります。

これまでに私の治療院に通院された患者さんにおいては、その50%強にリバウンドがあらわれました。

逆に治療を続けた方の約50%弱にリバウンドが起こりませんでした。この事実も治療効果の裏付けとなりました。

ステロイドの吸収率は皮膚の厚さと相関しており、人体の中で顔がもっとも薄いため、他の皮膚に比べてステロイドの吸収率が高いのがわかります。

したがってどのようなケースでも、顔にステロイドを使用してはいけません。

ステロイド剤を一気に中止する。それは多大な勇気を要します。不安の中、苦痛を受け止めるべく腹をくくる勇気です。

リバウンドがあらわれれば、私もスタッフも、苦痛を少しでも軽減するべく最大限の努力をします。

しかしより以上に大切なのは、手記・体験例にも記されているように、家族による支えと協力にほかなりません。

リバウンドという巨大な壁に直面しながら、それを乗り越えようとしている姿。その姿を見守り、必要な助力や力づけを惜しまぬ愛。勇気をもって腹をくくることと、家族の愛と献身があれば、リバウンドの苦痛は必ず乗り越えることができます。

それが過ぎれば、その後に大きな壁はありません。リバウンドは反復することもありますが、反復するにつれて苦痛が軽くなるのが普通です。

その後は、伸長療法で筋肉をやわらかくすることを土台としながら、灸や鍼による適切な治療によって血行を促進していけば、自律神経系・循環器系・免疫系・消化器系ともに、次第によい状態へと回復してゆきます。

つまりはホメオスターシスが正常化し、自然治癒力が充実し、免疫メカニズムのバランスも回復していくのです。アトピー性皮膚炎の完治はその先に訪れる自然の結末です。

かゆい時は我慢しないで掻いていいのです。

かゆい時・かいた後、気持ちがいいのはこれ正しい治療法だからなのです。頑張っている人への身体からの恩返しです。
かいた後、ヒリヒリして痛む時や、浸出液が出て、辛い時は傷口にガーゼなどあてて、その上をラップで包帯を包むように巻くとヒリヒリ感が楽になります。試してみて下さい。楽になったら外して下さい。l

なぜ皮膚科医はステロイドを使用するのか?

一言で言えば、アトピーの痒みや炎症を切れ味良く止めるには、ステロイドしかないからです。同じ皮膚科医でも、ステロイド肯定派や否定派、中間派に分かれるようです。
皮膚病の症状を”抑える”薬はあっても、”治す”薬は存在しません。
皮膚病を治すのは私達のからだなのです。
昔から言われている言葉にこのような言葉があります。
・良く利く薬は危ない薬  ・危ない薬は良く利く薬

御礼

患者さんやご家族の皆様、写真をご提供くださり有難うございました。
このコーナーで紹介させていただいた方は、すべてステロイド薬害で苦しまれた方です。
初めは、だれもが軽い皮膚炎で皮膚科の門をくぐります。
ステロイドがこれほどに害があることを知らずに長期間使用した為に起こった苦しみです。

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