アナログメディアの発掘調査
アナログメディアを探してみよう
よく聞いていたレコードやテープ。大切に扱ってきた再生機器。でも転居や新築といった物理的な事情、就職・結婚・家族の増加という人生の転機に処分したり、片づけなければならない事もある。このページをご覧になったのが厄日と思って(^^;色々な事情で押入や倉庫の奥に追いやられたアナログ音源メディアを是非引っぱり出して少しの時間、楽しんでみませんか?

また、1回で見つからなかったオーディオ関連の雑誌など場所を変えて探してみると発掘される場合もあります。趣味の分野の発掘ですので、根気よくヒマをみて少しずつ整理しながら探して見ましょう。意外なお宝が発掘できるかも知れません。

私は、これといった「お宝」などは無かったが学生時代に作成した録音リストのノートが見つかったのは大きな収穫でした。当時買ったテープの価格なども走り書きしてあり、現在と比較すると高価だったなぁと感じました。

POINT

■レコードプレーヤーやオープンリールデッキなど処分されていない場合は一緒に発掘する。
■レコードや録音リストを作成した記憶がある場合は一緒に探しておくと便利。なければメディアを集めてタイトル一覧表を作っておく。
■カセットは10年以上とか20年以上経過したものと、ある程度時代を区切って古いものを中心に内容をチェックする。
■デジタル世代の諸氏は親兄姉の許可を得て探す。発掘品を「激レア!」などとタイトルをつけて勝手にネットオークションに出品しない(^^;

アナログディスク(レコード
ソノシート現在でも再生可能なレコードはいわゆるLP盤(ソノシートを含む)とシングル盤(EP)。昭和50年代までがレコードの全盛期であり当時の買い物としては結構高いものだったから現在は聞かなくなってもレコードケースに入れて大切に保管してある筈。1箇所にまとめてあれば探すのは容易でしょう。

[写真]ソノシートも今となっては貴重な存在?右はサイズ比較のためのCD

動くかどうかは別としてレコードプレーヤーも同時に発掘しておきましょう。

コンパクト・カセットテープ(カセット
カセット収納ケースカセットはすでに30年以上の歴史がありながら未だ「ギリギリ現役」の長寿メディアです。カセットの最大の特徴である扱い易さ、携帯性が災いしてか、どこの家庭でも収納ケースからはみ出して、あちこち、うようよしてるんではないでしょうか?

※画像はマクセルのカセットケース。詳細はこちら

録音内容も音楽や生録テープだけでなく、「日本昔ばなし」やら教材用テープ、婆様のお経や説教テープまでゴチャゴチャ。ケースにも入れないでほこりをかぶっているものも多い。
 しかも家族それぞれが保有していてバラバラに保管されている事が多いため、とりあえず自分の所有のものだけでもなんとかまとめてみましょう。

古いテープの見分け方はこちら

オープンリール・テープ(オープンリール
サイズと種類はこちらオープンリールテープは1960年代はモノラルのポータブル機として、70年代はオーディオ用のステレオデッキとして民生用としても大変普及しました。

下から10・7・5・3.5インチ。10インチはアルミ製のリールが多かった。民生用は7インチが最も生産されていた筈。

音質面でも非常に高いクオリティーを持っていたが、その取り扱いの面倒な点、スピードやトラック数、サイズがまちまちでカセットテープの品質が向上してからは、民生用は全く廃れてしまいました。現在ではハード・ソフトとも国内で生産しているメーカーは無く、テープは輸入品だけです。

それだけにオープンテープを押入のすみに熟成(笑)しておられる方にとっては最も気になるメディアでしょう。テープデッキが正常に動くことを祈って探し出してみましょう。

私は一時期録音に凝っていたので3.5インチから10号サイズまでのサイズのリールがありました。デッキも3台あったが2台は最初作動不良で1台は、なんとか修理してもらって再生しました。

テープのサイズと種類はこちら

レコード・録音リストを作成しておく
メディアを集めたら内容別のタイトル・リストをつくっておくと便利です。
 これはあとで廃盤情報を調べたり、処分するものを確認する場合に必ず必要になってきます。
録音リスト
エアチェックなどに夢中になっていた方ならインデックスノートを作成していた方も多いはず。曲名など忘れてしまったタイトルも記入されていてデジタル化するときに随分役立った。作った記憶があれば、そのノートも探しておけば好都合です。

学生時代B5のルーズリーフに記入してあった録音テープのインデックスファイル。
これほどのマメさがあればもっと早く整理してた筈だが(-_-;)

音楽ならタイトルとアーチスト名、生録(マイク録音)や放送のトーク番組ならその主な内容程度で十分。
 
あとは、処分するもの、とっておくもの、デジタル化したいものの区分と状態(レコードならスクラッチノイズがひどい、とかテープなら音がこもっているなど)で問題になる部分を記入するスペースを必ず空けておけばよい。A4かB5のルーズリーフがもっともおすすめです。

発掘したら是非再生してみよう
昔集めたレコードは眺めているだけでも楽しいし、古い録音テープのケースに書き込んだタイトルから、当時のことを思い出す方もいるでしょうが、このページの目的はアナログメディアの再生です。

 当サイトでは、「レコード」「カセット」「オープン」の3種類のメディアに分けて再生とメンテナンス、修理情報を掲載してありますので是非ご覧になってチャレンジしてください。

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(C)Fukutaro 2000.11・2001.1・2003.8