アナログ音源再生計画 ★特集★
特集5 70年代音楽用カセットの現状と音質・オマケ徹底比較

[1]1970年代のカセット
[2]音質の特徴
[3]いただきもの(プレゼント品・オマケ)
[4]初期カセットの現況




国内メーカーの熾烈な開発競争と販売攻勢−「オマケ商法」
当初オープンではプロユースとして定評のあった3M・Agfa・AMPEXなど外国のブランドメーカーのカセットはLHタイプの発売以後、全く日本のメーカーに歯が立たなくなりました。勿論、技術力なのですが、各社が競い合うように出した景品(カセットについてるシールかなんかを集めて必ずもらえる)に負けた部分も多いのでは?

1973年雑誌「録音のすべて」(音楽之友社)見開き全面広告−TDK

購入本数に応じて景品がもらえるようになっていましたから70〜80年代にカセットを買っていた方は、必ずなにがしかのプレゼント品を手に入れていたと思います。

本音は『景品よりもっと値段を下げてくれればなぁ』と思っていました。現在では各社がCD-Rで同じように競ってますがオマケはくれない。価格が安いからオマケは付けられなくて当然。これが本当の消費者サービスだと思いますが。。。

 
SONYさんからの賜り物
SONYはブランド力が強い。テープといえばSONYという自負もあったのかオマケ販売はあまりしなかった。
・唯一現存するのはオープン7号のミュージックテープです。確かこれ以外にもロック、和製ポップス、クラシックのテープがチョイスできたと思います。


 
CBS・SONYの強みを生かした録音テープのプレゼント企画でした

SLHというオープン7号の10本入りケースに付いていたのかも知れませんが、私は箱でまとめて買ったケースがいくつかあったのに、これ1本という事はもっと条件があったのか?

TDKさんからの賜り物
品競争ではTDKと日立マクセルが熾烈を極めてました。やはり人気が高かったのはカセットケースです。

・これらのカセットケースは現在までずっと現役で使ってます。1973〜4年頃までは前述のD・SDを結構使っていましたのでその頃いただいたモノだと思います。

いずれも上記広告の10本入りケース

   ↓ナベサダの「SA」オリジナルテープ   「SA」の発売前モニタ用テープ

   
・上記はTDKのSAというタイプが発売される時、モニター募集で頂いたモノです。
発売時に私のモニター感想文もFM雑誌などの広告に掲載されたのですが、どんな「迷文句」を書いたか当時のFM雑誌が1冊も発掘されないので忘れました(^^;

・あとは上記の広告にあるオリジナルレーベルもいただきました。

日立・マクセルさんからの賜り物

30本入りケース(マクセル)      10本入りケース(日立)

・最も保有本数が多かったのでケースも「HITACHI」の10本入り、「MAXELL」の30本入りと2つあります。これらも現役で使ってます。


[タイトルシール]
・あとはカセットのタイトルシールが見つかりました。
70年代の懐かしい有名和洋アーチストの中に混じって「ケメ」を見つけました。当時私と同じ大学の学生だったのに学校へは来ないで”さみだれ〜五月よ〜”とかオカマっぽい声で歌ってたヤツ。。。
単位とれたのかなぁ?

FUJIフィルムさんからの賜り物

・なんか頂いた記憶が無かったのですが、探してみるとカセットレーベルが見つかりました。その他にも80年代後半にビートルズをデザインしたレーベルもFUJIなんでしょうか?

※他にも、各社色々なプレゼント品がそれぞれの時代で出回っていました。手許に無いものは忘れてしまった部分も多いので、もらった覚えのある方は是非掲示板で教えて下さいネ。

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