古いカセットテープの見分け方
カセットは古いものから現在に至るまで非常に多くの種類が発売されており、古いレコードを最近のテープへ録音したとか、CDの新作をたまたま手許にあった古いテープへ録音したという事があり得るので必ずしも録音内容だけで古いテープかどうかを見分けるのは難しい事があります。

 また古いテープはリーダー部分の接着材が乾燥して切れてしまう可能性があるので、できるだけ重ね録りしたくない。

自分の所有のものであれば大抵の見当はつくでしょうが、他の家族のもので、いつ頃のテープかわからない場合の見分け方をご紹介。

テープの品番で見分ける
これが最も確実な方法。品番の変遷はM.Kobayashi 氏の「懐かしのカセットテープ」に非常に詳しく掲載されているので参照ください。こんなに多くの種類があったのか!私も知らなかった。

「懐かしのカセットテープ」

当サイトにも70年代のカセットを少しだけ掲載しています。

ラベルで見分ける
古いカセット1古いテープはカセットハーフに紙ラベルが必ず貼ってある。近年のテープは紙ラベルを貼らずに、ほとんどハーフに直接印刷してある。

 紙ラベルのため、はがれかかったり接着材が悪くラベルにシミができたりしている。


↑剥がれかけた紙ラベルは全部剥がしてしまった方が良い
バラせばバレる
古いカセット2カセットハーフをばらすと左のような黒い乱巻防止用シートが必ず入っている。最近のハーフは透明になったためシートも透明になっている。

 カセットのカビの多くは、この部分に付いているので巻き戻ししてカビをとばしたつもりでもすぐわいてくる。

デザインで見分ける
古いカセット3いかにも古くさい(笑)、野暮ったい。必ず一定のテープ残量窓がある。ケースが透明なものはほとんど無い。
 
我が家ではカセットを最も聴いているのは長男ですが古いテープを『これを使え』とくれてやっても『ダサイ、汚いといって、わざわざ新品を買ってくる(-_-;)子供に選ばせて使いたくないテープが古いテープだ!?
↑このテープのどこがダサイ!
・・・ダサイか(-_-;)


新しいカセット現在は残量窓が無く半透明なのが多い。
乱巻防止用シートも透明なのでデザインがすっきりしている。
ヘッドパッドも大きくなり、ヘッドタッチも安定性が増しているようです。

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