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自費出版・共同出版・企画出版本の内容紹介  

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こちらは、個人の方の御協力を頂いて収集した戦争体験記集
及び私自身が調べ、収集した自費出版・共同出版等関連の戦争体験記の一覧です。


『戦時下の庶民日記』
著者    青木正美
発行者 高野義夫
発行所 株式会社日本図書センター
 東京都文京区大塚3−4−13(発行当時)
発行日 1987年4月25日
印刷 文昇堂
製本 東和製本
価格 定価1600円(発行当時)
頁数 240ページ
ISBN 04-8205-0664-1
   
目次
序章 古本屋主人・日記蒐集談
第一部 兵士の日記
 第一章 田村泰次郎・戦線手記
 第二章 『南方航海陣中日記』
 第三章 戦線から妻への手紙日記
第二部 銃後の女性達の日記
 第一章 『留守中日記』
 第二章 高等女学校生徒の日記
第三部 銃後の学生達の日記
 第一章 早稲田高等学院生徒の日記
 第二章 東京鉄道教習所生徒の日記
 第三章 青山師範学校生徒の日記
 第四章 武蔵工業専門学校生徒の日記
第四部 銃後の父の日記
 第一章 漢方薬老店主の日記
 第二章 ある戦時下町長の日記
終章 敗戦と戦後教育が私をつくった
内容紹介
 東京下町にて1953年に古本屋を開業した店主が、古本市場の片隅から発掘した数々の戦時下日記を紹介しています。11編の日記を著者の立場を理解しながら、戦争中に国民一人一人が戦地で、あるいは銃後でどのようなことを記していたかを肉筆日記を元に編集したものです。
 軍人を始として、留守を守る妻達の銃後の生活を綴った日記から、ある町長の感情を現さない日々刻々の出来事を淡々と記す日記まで様々な日記を肉筆の一部を紹介しながら筆者の思いを記しています。
 本来日記は公開するために書かれたものではありませんが、当時の人々は結構まめに日記をつけています。戦争体験が希薄な現代には、当時の生活や考え方を知る為には、大変貴重な資料となるわけです。
 ただ、そういう貴重な記録といっても、「実際には日記を書ける人というのは上級学校卒業あるいはその教育を受けた者に限られていたことからすると、本来の庶民の日記ではないのではないか」と著者は述べています。しかし、だからといってこの「日記作者達を庶民から除外は出来ない」とさらに著者は次のように述べています。「戦前戦中を垣間見、育った町の貧しい身辺にも努力して中学、師範学校などに通学していた人たちを見聞きした私はこの人たちを庶民から除外できない。」(終章 敗戦と戦後教育が私をつくった内の著者の文より引用)
 なにはともあれ、今となっては、書かれた方がどんな知識がある人であっても貴重な体験記録という事には違いないと私は思います。

そして私のホームページの中にもいくつかの日記が掲載されていますが、その中で全文掲載をしているご夫婦の戦地での日記と銃後の日記とがそれぞれほぼ同じ時期にかかれたものがあります。是非そちらをお読みいただければ、当時の戦地の兵士の様子や銃後の妻達の生活などがよくわかるのではないかと思います。ぜひお読みください。
こちらです。

 「飢餓の比島 ミンダナオ戦記」 平岡 久著
 「銃後の妻の戦中日記」      平岡 弥よい著

他にもこんな戦中日記がありますよ。
 中井英夫戦中日記 彼方より 完全版
 ある中学生の戦中日記―阪神空襲実録
 警報の鳴る町 私の戦中日記
 作家の戦中日記―1932‐45
 

*注意
1.
こちらは私が古書店にて買い求めた書籍です。

2.
こちらのものは、私の資料として集めた物です。
だいぶ以前の発行ですので、お求めは難しいと思います。図書館や古書店にお問い合わせください。

3.
管理人の内容紹介の文責は管理人にあります。

4.
今後出来る限り上記の資料の本文をご紹介できるようにしていきたいと思います。それには発行者・著者の方の許可が不可欠ですので、すべては無理かもしれませんが可能な限り、許可を頂いたものを載せていこうと思います。

5.

本の内容紹介で本の表紙を掲載しておりますが、これは私が皆様に情報提供する場合に、少しでも詳しく知っていただくために私の所蔵しております本の表紙から写しております。本来なら全ての発行者及び著者の方に許可を頂かなければいけないと思いますが、出来る限り本の詳しい情報をお伝えしたいという私の考えから現在のところ許可を頂かずに掲載をしております。但し、本の発行所・発行者・編集者・著者・印刷所・発行年月・ページ数・表紙題字揮毫者・イラスト作者等その本に関してわかる限りのデーターを掲載するように注意しております。本の表紙写真のみの掲載はしておりません。
もし、著作権等の問題で表紙写真の掲載は不可の作品がございましたら、ご連絡いただければ対応いたします。
自費出版の本のため、通常情報をなかなか得られない事が多いので、どんなものであるかを視覚的にもお伝えしたいと私は考えております。関係者様各位のご了解・ご協力をいただければ幸いです。


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