第二章 男(アダム)と女(エバ)の違い
神のかたちとして造られたアダムとエバの特徴をみると、神の意図を感じることができます。ふさわしい助け手として造られたエバは、アダムのコピーではなく、まったく違う体、心、思考を持った存在でした。ふさわしいは「彼の前にあり、彼に対応するものとして」、助け手は「救い出す者」を意味するのです。ふさわしく助け得る為に、神は男女を違って造られたのです。
一般的に、女性は感情的、協調的、おせっかいで、おしゃべり、過去のことを持ち出します。男性は理性的、自分の道を行く、過去のことは比較的さっぱりしているなどと言われています。その違いを石井希尚氏は「ウルトラマン」思考と「シンデレラシンドローム」に例えています。
男性には、正義の味方としての自意識が奥底にあり、問題解決志向型であり(女性は解決より共感を求めるようですが)、誰よりも自分が信頼されることが、一番のエネルギーとなります。ゴール達成のために惜しみない努力をし、次のゴールを目指して前進します。ゴールの見えないウインドーショッピングや、長電話は耐え難いものなのです。
一方、多くの女性は、受動的な姿勢で王子様を待っています。幸福度を決めるのは、愛されているという実感であり、それは人間関係の中で感じられるものです。だから気配り、親切、助け合いを重視し、分かってもらえる関係(共感されること)を求めるのです。また母性本能からか、精神的、経済的安心を無意識の内に求めるのです。
これらは、すべての人にあてはまるものではないでしょうが、その傾向性に気付くと、伴侶の態度や行動を理解でき、男女の違いだったと分かる ことが多くあります。
(続く)
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