海外旅行 ベトナム編 2016年08月
「Asian Story はじめてのハノイ・ハロン湾・チャンアン 4日間」 ANAハローツアー
昨年同様ツアー名に『はじめてのハノイ』とありますが、ベトナム自体4回目。ハノイ・ハロン湾は2回目・・・。
2回目のハロン湾クルーズ。前回(2007年)の旅行記には明記しなかったのですが、船上の食事が美味しくありませんでした。特に魚介類が泥臭く残念な気持ちになったのを覚えています。今回はどうでしょう。期待半分、不安半分です。 ハロン湾の後はハノイに戻りますが、途中にバッチャンに立ち寄ります。気に入ったものがあったらお土産にします。掘り出し物はあるのでしょうか。
2016年08月13日
2日目 行程図@ 本日はハロン湾クルーズです。途中ティエンクン鍾乳洞を観光します。その後約4時間かけてハノイに戻りますが、バッチャン焼工房も見学します。
行程図A クルージング時間は約3時間。トゥアンチャウ島は現在は本土と橋で繋がっていて、そこから遊覧船が出発します。ですから、クルーズはティエンクン洞窟などがあるダウゴー島の周辺を遊覧するイメージです。
行程図B ハロン湾の世界遺産区域はだいたい黒線の内部です。今回のクルーズで行く航路(行程)は赤線です。見ての通り世界遺産区域の極々限られた範囲です。
一般に日本人が好むのは我々と同じ半日のクルーズだそうで、旅程が詰まっているのが理由でしょう。日本以外のアジア人は、ほぼ1日を使ったクルーズ。欧米人は船に泊まる2泊以上のクルーズ。世界遺産の範囲からすると、我々はハロン湾のほんの一部しか味わっていません。次回があるなら、是非2泊以上のクルーズに挑戦したいですね。
現地時間5:30頃
部屋の窓から見える朝のハロン湾 朝起きて窓の外を見ました。あらあらら・・・。開発途中とはいえ、ちょっと見たくない景色ですね。今後の整備発展に期待していです。ところで、今日は8時にはホテルを出発します。
朝のプール 食事をした後、ちょっと外に出てみましたが、靄っていますね。本当はそんなに天気は悪いわけではないのですが、湿気が酷くてレンズが曇ってしまったのです。日本に帰ったらレンズのメンテナンスが必要かなぁ。
ハロン湾クルーズ 現地時間8:00頃
トゥアンチャウ島の橋 ホテルを出発してから約10分でトゥアンチャウ島に渡る橋の上を進んでいます。トゥアンチャウ島は以前ホー・チ・ミン主席の別荘があるだけの開発の遅れた島だったそうですが、今では素晴らしいリゾートに生まれ変わっているそうです。ちなみにこの橋は2km近くあります。
水上人形劇 何故ここにいといった感がありますが、ハノイやホーチミンと同じような水上人形劇がみられるそうです。どのタイミングで演じられるのか失念してしまいましたが、海が時化た場合は当然中止です。
船着き場 ずら〜っと遊覧船が並んでいます。壮観です。クルーズコースで停泊位置が決まっていると聞きましたが、皆同じ船に見えます。
遊覧船内部 他の船も覗きましたが、ほぼ同じようなものです。2007年に乗った船もこれと同じような内装だったと思います。この船には本ツアーで同行したご夫婦と別のツアーのご夫婦の計6名でした。それにそれぞれのガイドさんが一人ずつ。
出港 薄曇りの中、ほぼ一斉に観光船団出港。今のベトナムは雨季なので多少雨が心配です。ちなみにだいたい9時ごろ。
犬岩? 「犬岩」と名前が付いているかはわかりませんが、耳が立った犬に見えなくはありません。もう少し鼻がとがっていたら、うちの愛犬「チョコ」に雰囲気が似てくるかなと、ほほえましく見ていました。チョコ、留守番ごめんね。
魚の行商 港から出港してから、船の2階で海を眺めていましたが、突然桶を持ったおじさんが現れました。桶の中には「シャコ」や「カニ」、「ハマグリ」等が入っており、購入すると昼食時に料理して出すとのこと。「シャコ」と「ハマグリ」を買ってみました。舞い上がっていたので価格は忘れてしまいましたが、ベトナムとしては結構いい値段を払ったと思います。調理料はサービスと言っていましたが、おじさんから船にバックがあるのでしょうね(笑)。そういえば、2007年の時は子供がビールを売りに来たっけ。
海賊の船(笑) 魚の行商おじさんの青くて小さい船。今思おうと船団を組んで出港したのに周りの船が少ない・・・。さては、おじさんを乗せるために速度落としたね。
遠くに見える家みたいのが、海賊(笑)の拠点の一つだそうで、そこの生け簀で育てた魚介類を航行する船に持ってくるそうです。比較的大きな船が泊まっていますが、この海上村を見学するそうで、一般に1日以上のハロン湾観光をするツアーに組み込まれていると聞きました。
200,000ドン紙幣 ベトナムの紙幣はホー・チ・ミン主席の肖像画と各地の風景や農業・工業に関するものが使われています。その中で20万ドンはハロン湾の香炉岩(ディンフオン島)が描かれています。
香炉岩 実際の「香炉岩」。当然ですが、紙幣の絵とほとんど同じですね。周りに船がいますが、良い撮影場所を得るために順番を待っています。我々の船は海賊に襲われたので(笑)、後ろの方でしたが、見ているとあきらめたのか、満足したのか途中で移動する船もありました。
闘鶏岩 闘鶏岩も混んでいますね。ガイドブックに載るような奇岩は、当然いい位置で撮影したいですからね。
闘鶏岩の裏 闘鶏岩を裏から見ると「魚」の形に見えます。見る位置で形状が大きく変わるので、これがハロン湾の面白さの一つと思います。
そういえばベトナム陳朝に攻め込んできたモンゴル元朝水軍はこの辺りで散々に打ち破られたとか。これだけ見た目が変われば、迷うのは当然ですね。
ダウゴー島 現地時間10:00頃
ダウゴー島 入港 ティエンクン洞窟のあるダウゴー島へ上陸します。既に多くの船が接岸しています。
ティエンクン洞窟@ 9年ぶりのティエンクン洞窟。以前と比べて観光客が増えた気がします。洞窟の中は多少涼しい気がしましたが、人の数が多いのか湿気はそれほど変わらない気がします。
ティエンクン洞窟A 幻想的なライトアップですが、暑いのか腹を出すおじさん。興ざめです。旅に恥はかき捨てといいますが、成熟度が問われます。大人として最低限の節度を持って楽しもうと強く思いました。
ティエンクン洞窟B おっぱい岩 2007年に上手に撮影できなかった「おっぱい岩」。前回は手プレで失敗しましたが、今のカメラは手ブレ修正が付いていますからね。あれ〜っ、記憶にあった「おっぱい岩」の方が美乳だったような・・・。都合の良いようにイメージが昇華したのでしょうか(笑)。
ティエンクン洞窟C 見てください、この渋滞。現地の方と思われる人も多いのですが、やはり大陸系が過半数以上でしょう。洞窟内に結構長く居たような気がしますが、意外にここまでで約30分くらい。もうすぐ出口です。
ダウゴー島 この島には「ダウゴー洞窟」という鍾乳洞もあるそうです。この洞窟はモンゴル元朝と戦った時の隠し武器倉庫だったらしいのですが、今回は見学しません。これも次の機会の楽しみですね。それでは船に戻って昼食としましょう。
船上昼食 現地時間11:00頃
昼食 エビのニンニク炒め 船上での昼食となります。8皿程度の料理が出ましたが、美味しかった3皿を紹介します。
まずはエビ。程よく塩気とニンニクが効いていて、ベトナム醤油につけて食べます。手で剥いてかぶりついてしまいました。
揚げ春巻き ベトナムの北部では「春巻き」と言えば豚ひき肉の揚げ春巻き。生春巻きと違って、小ぶりの大きさで一口で食べられます。ビールに一番合う料理です。
空芯菜のニンニク炒め これもベトナムを代表する料理の一つ。実は家庭園芸で空芯菜を栽培しているのですが、このような味はいつも出せません。これを食べると、「あぁ、ベトナムにまた来た」と実感します。
焼ハマグリと茹でシャコ 海賊のおじさん(笑)から購入したハマグリとシャコがこうなりました。
ハマグリは貝殻の大きさが10cm程度あり、焼いたものがそのまま出てくると思ったのですが、丁寧に刻んでくれていました(笑)。刻みネギが入っていてこれもビールに合うおつまみでした。 シャコは15cm以上ある子持ちで、殻をむいてかぶりつきました。もともとシャコを食べたことが少ないのですが、大変美味しかったと思います。この2品を購入しましたが、損をした感はありませんでした。昼食後、港に到着したら、ハノイへ向けて移動します。
お土産屋 現地時間13:30頃
お土産屋さん 来る時とは別のお土産屋さんに立ち寄りました。この大理石の彫刻、ここも2007年に立ち寄った気がします。看板には大型の彫刻を買ったいろんな国の人の写真がありますが、本当に届いたのでしょうかね。
お土産屋さん 内部 入口入ると直ぐに刺繍絵の工房があります。皆さん集中して作業しているようです。素晴らしい出来のようですが、今回これらの作品は購入しませんでした。この工房の奥にはベトナム珈琲やお茶類、お菓子等の普通のお土産もあります。ここも日本人ご用達の店のようですね。
ファーライ火力発電所 現地時間14:30頃
ファーライ火力発電所 ファーライ火力発電所は日本の技術とODAにて拡張工事を行っている北部の電力供給の主力発電所の一つです。建設はベトナム陸軍の工兵隊が主として参加したとか。ハノイへの電力安定供給の重要性と建設の由来から、この発電所はベトナム陸軍が警備していたといわれています。
ファーライ火力発電所 ファーライ火力発電所がここに建設されたのは燃料としてこの辺りに広がるホンゲイ炭田の石炭を利用するからです。日本のODAで建設していますが、日本に融資資金を返却する必要があるため、円高になるとここの株価が下がります(笑)。
犬肉料理 「THIT」は「肉」、「CHO」は「肉」の意味。食文化は各国独自の文化なので、とやかく言うつもりはありません。今回は目にする機会はありませんでしたし、食べるつもりもありません。ハノイのような大都市では、この手の料理店を見つけることは難しくなっているそうですが、田舎に行くと結構あるそうです。
バッチャン村 現地時間15:45頃
バッチャン陶芸村 この陶芸店も2007年に来た記憶があります。日本語話す店員さんが多いので、この店も日本人客が多いのでしょうね。3階は高そうな古典を展示販売しています。上階は製作工房になっており、絵付け体験等もできるそうです。
でも、製作した自分の作品はどうなるのだろう?乾燥や焼成もあるので、時間に余裕がなければ日本に持って帰れませんね。後学のため、聞いておけばよかった。
陶芸店 内部(1階) 1階は茶器やカップ系の展示販売が多い気がします。2階は皿系が多いでしょうか。今回はお皿を購入しましたが、沢山買うと1個サービスは前回訪問時と同じでした。
実は今回購入した皿は試作品や枚数不揃いの見切り品で、なかなか良いものを安く買いました。どこかの隅っこにあるので探してみてください(笑)。
ロンビエン橋の手前 現地時間17:00頃
金魚屋さん ハノイ中心部一歩手前、ホン川に架かるロンビエン橋手前は何故か金魚屋さんが多いなぁと適当に1枚パチリ。後で確認してみたらびっくり。見事なまでのカメラ目線でした。しかもポーズ決めているし。お姉さんありがとう(笑)。
ル・ジャルダン 現地時間18:00頃
ル・ジャルダン (ラ・カーサ ホテル内) 一度ホテルにチェックイン(ホテルの紹介は明日します)。荷物を置いたらラ・カーサ ホテル内にある「ル・ジャルダン」で夕食です。このホテルは軍隊病院の西側エリアにあり、「ル・ジャルダン」は屋上レストランに相当します。店内へは途中スポーツジムを通り抜けるので、ちょっとびっくりしました。
ハノイ ビール まずは乾杯。ハロン湾の夜に引き続き「ハノイ ビール」。日本に帰ってきて気が付いたのですが、写真では「HANOI BEER」。ネットで検索すると「BIA HA NOI」。トレードマークが同じなので同じHABECO製と思いますが、違いは何でしょうね。輸出用とか外国人用とかあるのかな。
新鮮なオレンジと鴨のスモークサラダ 書き忘れましたが、ベトナム風フレンチだそうで、メインを肉と魚から選ぶそうです。このサラダは鴨のスモークが強めで、オレンジの甘さが引き立っていました。
ブイヤベース シーフードスープ 魚介の出汁が十分に聞いているスープです。気持ち塩気が強いかもしれません。
クリーミーシーフードソースの揚げ鮭 ベトナムで鮭は水揚げされないと思います。富裕層や外国人の為に取り寄せたのでしょうか。表面はパリパリで中はふわっとした食感でした。日本で食べても良いレベルと思います。そして、何気にマッシュポテトがほんのり甘く大変美味しかったです。
赤ワインソースのオーストラリア焼テンダーロイン 口の中で溶ける感じのステーキ。日本でもステーキ自体をあまり食べないので上手く表現できませんが、もう一皿食べられる感じがしました。そして、今思えばビールよりワインに合いそうです。日本ではベトナムワインをあまり目にしないので、次の機会があるなら飲もうと思います。
ソフィテルプラザ ハノイ 現地時間20:00頃
ホテルからの夜景 ホテルに戻ってきました。タイ湖が目の前にあります。画像ではよくわからないかもしれませんが、突然の大雨です。明日はチャンアンでクルーズなのですが、雨の中の観光は困りますね。雨が止むことを願いながら寝ます。おやすみなさい。