U 白1が高目の場合
A黒2が小目ガカリ

42図  小ゲイマガケ

白3が小ゲイマガケする定石です。
黒4とツケ隅を地にしようとします。白は外勢を重視して白5とオサエます。
黒6と引いて隅に10目ほどの地ができました。
白7とツグのが一番多い。白の外勢ができてきたので、黒8と
大ゲイマにしまります。
43図  42図白7の変化

白1のサガリは隅の黒の根拠を狙っている手です・
黒2とスベって治まります。白3と形を作り、aのキリに備え、bをねらっています。
bのツケを防ぐため黒4が必要です。白1は隅の根拠を狙うだけでなく、
上辺を開く意図があります。白5のカカリは当然です。白の上辺が大きく
見えるも知れませんが、黒6とじっくり受けておきます。
白7と守る位のものです。黒も8と守っておきます。
44図  42図白5の変化

42図白5で白1と激しくハネ出してきた場合です。黒は2とキリます。
白3とハってきた時、黒4のハネが大事な手です。白5とオサえる位のものです。
黒6とツギます。白7、9と隅を生き、白11と黒を二分します。黒12を利かしてから
黒14と手数を伸ばします。白15のカケが形です。上辺の黒を狙っています。
黒16のトビは上辺を先手で固める手です。白17と打って上辺を生きます。

45図  前図の続き

白1を利かしてから白3と生きるのが手順です。昔からある古い型ですが黒4と
モドります。シチョウ有利の時は、黒6とハネてから、黒8、10とデギリます。
白11とノビてから黒12とカケツギます。
白13と守れば黒も14と守ります。白15とカケて来た時に、
黒16と打って十分です。

46図  42図黒4の変化

黒1のトビツケはシチョウ有利の時に成立します。白2のオサえには
黒3とキリ違えて反発しきす。白4には黒5とノビます。白はシチョウ不利なので
白6とツギます。黒7とワタって隅を守ります。白8と引いて黒は9と隅を守ります。
白10とアテた時、黒11に白12と抜きます。黒13と打って黒十分です。
47図  46図白2の変化

白1とツケてくる定石もあります。黒は外へ出るため黒2と打ちます。
白3には黒4とツナぎます。当然白5とサガります。黒6とも守っておくのが大切な
ことです。白7と開きます。黒8と大きく打ちます。

48図  42図白3の変化

本図白1とツケる定石です。隅の根拠争いだから黒2は譲れない。
白3と引いた時、黒4が教わらないと打てない大事な手です。
白5と開いて白も安定します。黒6は堅い手ですが三子の石があるので十分です。
基本定石です。
49図  前図黒6手抜きの場合

黒1と下辺に打った時、白2のカドは黒三子の眼形の急所です。
黒3のコスミ出した時、白4はハメ手です。黒9がハメ手破りの手で
黒11となっては黒有利です。

50図  常形

黒1のコスミに白も2とコスんで黒を追い立てていきます。黒3とオシます。
白4とトンできた時、黒5とツケます。この手は教わらないと打てません。
白6が相場です。そこで黒7と打ち、白8です。黒9とガッチリツナぎます。
51図  42図白3の変化

外側を厚くしようと白1と外ヅケの定石です。白の重圧に反発するのが黒2です。
白3の引きは最も良く打たれています。黒4とハネて外へ頭を出します。
三子の碁の時は、白5と外側からキリます。黒6と切った方を取ります。
白7とキリ9とカカエます。黒10は左辺に模様を作る堅実な打ち方です。
52図  51図白7の変化

前図白7で本図白1とアテてきた時は、黒はどう対応すれば良いか。
黒2のツギは利かされで悪い。白3、5と打たれて白有利になります。
53図  52図黒2の変化

黒2と抜く一手です。白3のアテに黒4は2の一路右のところへツギます。
白5のノビに黒6と隅を守っておきます。
54図  51図白3の変化

白1とノビる定石です。黒2と突き当たり、黒4とハイます。黒6と隅を生きます。
黒6は勉強しないと打てない手だと思います。白7とツケられた時、
黒8と引くのが大事な手です。白9に引いた時、黒10と割り込みます。
白1から13までの厚みがあるので黒14位に打っておきます。





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