三子局の定石選択

B  黒2が一間高ガカリ

27図  黒2一間高ガカリ

黒2が高目にカカってきた場合です。
白3と下にツケます。
変化が比較的少なく一般的な黒4のオサえを採用します。
白5とヒキ、黒6とツギ、白7と開きます。
黒8は一路下に打つ定石もあります。
28図  前図白5の変化

27図白5の変化です。本図の白1と変化する打ち方があります。
黒2がなかなかの好着です。知らないと打てません。
白は3とツキアタる位のものです。
黒は左上に打たないで黒4と三連星にします。
白が上辺を重視するか、左辺を重視するかによって
黒は打ち方を決めます。
29図  仮想図

白1には挨拶をしないで黒2とシマっておきます。
左上の黒は軽くみます。何でも逃げる石ではありません。


30図

白1の上ツケの打ち方です。黒2のハネに白3のヒキです。
黒4とカケツギを選びます。
白5としたツケにきたら黒6とオサえ、白7とサガリます。
左上の黒四子は全体に威力を発揮しているので黒8と三連星に打ちます。
左上の四子を使って地を作ろうという考えはよくありません。
31図  白5の変化

30図の白5の変化図です。白1と上にツケてきました。黒2とハネます。
白3と厳しく打ってきたとき、アマは間違いやすい。黒4とキルのは無駄がない。
白5とツイだ時、黙って黒6とノビるのが良い。白7とノビます。
黒8と二目のアタマをハネると白9と切ってきます。
この時大事なことはシチョウです。黒10と予想外のところへ打つのが良い。
白11とカカエる位で、黒12と9の白石をカカエます。
32図  30図の変化

30図の白3の変化図です。白1と外へノビて来たときはどうするか。
黒2とノビ、白3とヒキます。三子局だから黒4とカケツギます。
白5とノゾいてから白7とノビてきます。
黒は置石が三つあるのでそれを活用するため8と外側へ打ちます。
33図  27図白3の変化

白1とケイマに受けた時はどうするか。
黒2のツケが大事な一手です。白3とハネ。黒4とヒキます。
白5とノビてきた時はどうするか。黒6と大ゲイマに受けておきます。
34図  33図白5の変化

33図白5で本図白1とカケツイだ時はどうするか。
黒2とバランス良く打っておきます。
35図  30図白1の変化図

30図白1で本図白1と横に一間トビしてきたらどうしたらいいでしょうか。
本図黒2とツケます。白3とハネてきた時は、黒4とキリます。
白5の方からアテてきた時は、黒6とノビたとき、白7と打ってきます。
黒8では隅で生きる定石もありますが難しくなるので単純な打ち方を選びきす。
黒12の守りが妥当なところです。広げ過ぎないことです。





36図  27図白3の変化

白1とハサんできた時、黒はどうするか。
黒2とツケる定石がよく打たれています。当然相手の白は3とハネ出してきます。
まったなしで黒4とキリます。白5とハッてきた時に、黒6と割り込むのがポイントに
なります。勉強しないと打てない手です。白は上の方から7とキリます。
黒8とノビます。白9とアタリをかけた時、黒10とノビて白11と打ちます。
黒は分かりやすく12とアテます。白13と黒二子をカカエた時、黒14とアテます。
白15とツイだ時、黒16とシマっておくのが三子局では大事です。
白17とワリうちした時は黒18の方向から打って白19にヒラかせてから
黒20とカケツグのが大切な手順です。黒20によって左上の黒はしっりします。
37図  36図白7の変化

白1と下からアテた時は黒2と打ちます。
白3と抜き、黒も4と抜きあうのは黒有利です。
38図  37図白3変化

前図白3の抜きはし白不利になるので本図白3と打てば、黒4とツギます。
白5と打ってきた時、黒6とオシ白7とノビます。黒6とオシてから黒8とオサえる
手順が大事です。
39図  36図黒2の変化

黒1は下をワタらせないようにしています。
白2とツケてきた時、黒3とハネます。白4とツナグ定石を勉強します。
次に黒5と敢然とノビキル手をお勧めいたします。黒5とノビておくと置石との
関連性ができてきます。白6と渡ります。黒は3,5の二子をもとに組み立てて
いきます。1の一路下のキリは気にしないで黒7と打ちます。白が仮に1の
一路下をキッてきたら、1の石は捨てます。
白8とツキあたってきたら黒9と展開します。
40図   39図白2の変化

白1と打つ定石の勉強です。白1が外へいったので黒2とツケます。
白3とハネ出してくるのが怖い手です。黒4とキリ白5とワタってきます。
黒6とアテ白7とノビた時、黒8と割り込み、白9とアテ、黒10とツイで様子を
見ます。白は11と守るのが最善です。黒12とツキアタる手をぜひ覚えて
ください。そうすると黒14とハネることができます。外側に黒がきているので
後が打ちやすくなっています。
41図  27図白3の変化

白1と二間高バサミに打ってきました。
黒2と打てば難しい定石にならず置石との関連も出てきます。
白は隅に閉じ込められないように白3と打ちます。黒4ともう一つ飛べば
白5と我慢します。黒6と白7の交換をしてから
黒8と打ち1の白石を攻めたてます。白9とトビます。


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