定石外れのとがめ方5
問題の部
第44型 黒番 解説 白1のサガリは、弱気な手です。黒はどのように対処しますか? |
第45型 黒番 解説 黒1のスベりに白2のツケは頑張り過ぎです。黒はどうとがめますか? |
第46型 黒番 解説 白1のキリは無理な仕掛けです。黒はどうとがめますか? |
第47型 黒番 解説 白1と出たのは強引な仕掛けです。黒はどのように対処しますか? |
第48型 黒番 解説 47−2図の後、白1と動き出してきました。しっかり白を取ってください。 |
第49型 黒番 解説 白1、3のツケ切りは定石外れです。黒はどうとがめますか? |
第50型 黒番 解説 白1のツケから3のハネ出しは手順前後です。黒はどうとがめますか? |
第51型 黒番 解説 白1のハネコミが強引な仕掛けです。黒はどのように対処しますか? |
第52型 黒番 解説 白1から7と突破しにきましたが、これは無理手です。黒はどのように対処しますか? |
第53型 黒番 解説 白1のオサエは頑張り過ぎです。簡明に白の無理手をとがめてください。 |
解説の部
44−1図 手順 黒1のハサミに白2は良いサバキですが、白4が重い手でした。白4では、4の一路左に打つのが正着でした。 |
44−2図 正解 黒1のオサエが要点です。白2に黒3と受け、黒は隅の地を大きく取りながら白への攻めを見て十分です。 |
44−3図 正解変化 黒1に白2と仕掛けて来れば、黒3の反発が強い態度です。黒7まで下辺が大きく黒有利です。 |
44−4図 失敗 問題へ 黒1のノビは急所を逃しており、白2で隅の地を損します。白6まで黒の攻めが難しく、不満が残ります。 |
45−1図 手順 黒1のカカりから3のスベリ、ここで白4とツケた局面です。白4はaの受けが正着でした。 |
45−2図 正解 黒1のハネ出しで仕掛けたいところで、白6まで先手で隅を荒らして黒十分です。 |
45−3図 失敗1 黒1のヒキは弱気です。白2と戻られると、隅をピッタリ止められてしまうので面白くありません。 |
45−4図 失敗2 問題へ 黒1のブツカリは俗筋です。白4までこの図も隅の白がピッタリ止まるので面白くありません。 |
46−1図 手順 黒1から9までは定石手順でしたが、白10が打ち過ぎでした。白10ではaにハネ込む形です。 |
46−2図 正解 黒1、3のワリツギが良い手です。白は4とツグよりないので、黒5と白一子をカカエて黒十分です。 |
46−3図 失敗1 黒1のサガリは弱気です。白2とシチョウにカカエられては面白くありません。 |
46−4図 失敗2 問題へ 黒1のアテは打ち過ぎです。白2、4で隅を分断されると、黒は嫌な形です。 |
47−1図 手順 黒9までは定石手順ですが、白10の出は打ち過ぎでした。白10ではaと動き出すくらいです。 |
47−2図 正解 黒1のノビが冷静な応手です。白2、4には、黒5まで下辺の黒地が大きく黒良しです。 |
47−3図 失敗1 黒1のオサエは白の注文です。白2と切られると嫌な形で、黒3と頑張っても黒苦しい。 |
47−4図 失敗2 問題へ 黒7と左辺を頑張るのも白8、10で隅の黒は取られ形なので、やはり黒はうまくいきません。 |
48−1図 正解 黒1と外して受けるのが白に調子を与えない好手です。白2、4にも黒5まで受けて問題ありません。 |
48−2図 正解・続き 1図に続いて白1から5と抵抗してきても、黒8まで白に生きはありません。 |
48−3図 失敗1 黒1と隅を受けるのは方向がよくありません。白2、4と下辺に発展されると、取るのが難しくなります。 |
48−4図 失敗2 問題へ 黒1のオサエは、白2のハサミツケが嫌なところです。黒3には白4、6で突き破られてしまいます。 |
49−1図 手順 黒7までは定石手順でしたが、白8、10は少々乱暴な定石外れです。白8では10のツケが正着でした。 |
49−2図 正解 黒1から3とアテるのが好手順です。白4のとき黒5のオサエが好手で、黒7まで白二子を取って黒十分です。 |
49−3図 失敗1 黒1から3と出たくなりますが、これは白の注文です。白6まで隅の白地が大きく、黒面白くありません。 |
49−4図 失敗2 問題へ 黒1からアテるのは準備不足で、白2、4の返し技があります。白6まで分断されては黒の嫌な形です。 |
50−1図 手順 黒5のツケまでは定石手順ですが、白6、8は手順前後です。白6では8のハネ出しから打つのが正着でした。 |
50−2図 正解 黒1のノビが冷静です。白2のツギに黒3とカカエ、隅の地を占めているので黒有利なワカリです。 |
50−3図 失敗1 黒1のオサエは弱気で、白2のアテから4と閉じ込められては、黒のツライ姿です。 |
50−4図 失敗2 問題へ 黒1の切りは白の注文です。白2、4のアテから6と出られると、黒は収支困難になります。 |
51−1図 手順 黒1から5はよく打たれる進行ですが、白6は定石外れです。白6では5の一路右のハネが正着でした。 |
51−2図 正解 黒1、3と受けます。黒7まで、双方白△と黒▲が傷んでいますが、隅を取っている分、黒有利な形です。 |
51−3図 失敗1 黒1と下から切るのはよくありません。白2に黒3とツイでも、白4とカカエられてはさっぱりです。 |
51−4図 失敗2 問題へ 黒3とカカエても、白4の切りから8まで隅の白地が大きく、この図も黒面白くありません。 |
52−1図 手順 黒5までは定石手順でしたが、白6、8と仕掛けたのは打ち過ぎです。白6では12か2の一路右などが正着でした。 |
52−2図 正解 黒1のオサエが冷静な返し技です。白2の取りには黒3で連絡しています。こうなると白の形は重く、黒良しです。 |
52−3図 正解変化 白2のサガリには、当然黒3とツギます。続いて白4には黒5のトビで白低位です。黒有利は明らかです。 |
52−4図 失敗 問題へ 黒1のツギは白の注文です。白2と黒一子をシチョウにカカエられては面白くありません。 |
53−1図 手順 黒5までは定石手順ですが、白6のオサエは頑張り過ぎです。白6では6の一路右のノビが正着でした。 |
53−2図 正解 黒1のサガリが冷静な手段です。白2なら3のキリが厳しく、黒7まで白一子をカカえて十分です。 |
53−3図 正解変化 黒1に白2のツギなら、黒3とワタリます。黒▲と連絡できたので黒十分です。 |
53−4図 失敗 黒1と左辺をハネるのは弱気です。白2、4とノビられると黒は低位なので面白くありません。 |
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