定石外れのとがめ方3

問題の部

第22型  黒番  解説

白1のキリは力戦志向ですが、打ち過ぎになります。黒はどう打ちますか?なお、シチョウは黒有利とします。
第23型  黒番  解説

白1のトビは定石のうろ覚えでした。黒は適切にとがめてください。

第24型  黒番  解説

白1のキリは定石外れになります。黒はどう打ちますか?







第25型  黒番  解説

白1、3は手順前後です。黒はどのようにとがめますか?
第26型  黒番  解説

白1のブツカリは守りになっていません。うまくとがめてください。
第27型  黒番  解説

白1のキリはキル場所を間違えました。黒はうまくとがめましょう。

第28型  黒番  解説

黒8のとき白9と先を急ぐのは定石外れといえます。黒はしっかりとがめてください。



第29型  黒番  解説

白1のトビはスキがあって疑問です。黒はうまくとがめてください。
第30型  黒番  解説

白1のケイマは下辺を割る狙いですがヤキモチです。黒はどう対処しますか?
第31型  黒番  解説

黒1の荒らしに白2のツケは疑問です。黒はうまくとがめてください。

第32型  黒番  解説

黒1のスソガカリに今度は白2とこちらをツケてきました。黒はどのように白の狙いを破りますか?

第33型  黒番  解説

黒2に白3のノビは打ちすぎです。白3はaが普通でした。黒はうまくとがめてください。





























解説の部

22−1図  手順

黒3、5と圧迫する型です。ここで白6、8と戦いを挑んでこられました。白8ではaが普通になります。

22−2図  正解

黒1、3が好手で黒aを見ています。白4には黒5とオサエ込み、白を攻めて黒成功です。
22−3図  正解変化

白4とキルのは黒5から一本道です。黒11、13が手筋で、シチョウに取って黒成功です。
22−4図  失敗  問題へ

黒1のノビは疑問です。白2のアテから6と隅を突きぬかれて黒不満といえます。
23−1図  手順

白2に黒3、5と圧迫する型です。ここで白8からすぐ10のトンだところです。白10はaが定石でした。
23−2図  正解

黒1、3の出きりがよい手です。白4のカカエなら黒5、7と白三子を取って黒十分です。

23−3図  正解変化

黒3に白4なら、黒5と取ります。白6から10と分断してきても黒11と荒らして黒十分です。
23−4図  失敗  問題へ

黒1の押しは味消しです。白2とツガれて黒はせっかくのチャンスを逃がしました。
24−1図  手順

白2のハサミに黒3とツケた変化です。ここで白は4,6と強引に分断してきました。


24−2図  正解

黒1のサガリがうまい手です。白2には黒3から7と突き抜きます。白△を弱くして黒有利の分かれといえます。
24−3図  正解変化

黒1に白2のノビなら黒3で白二子を取ることができ、黒成功といえます。
24−4図  失敗  問題へ

黒1、3は俗筋です。白4と封鎖され、黒5から7と打っても白10まで、黒苦しい形です。
25−1図  手順

黒4のツケに白5、7と打ってきました。白5では先に7が手順です。
25−2図  正解

黒1のノビが簡明です。白2なら黒3と白一子をカカエます。下辺の黒は、厚くて地が多い形で黒成功といえます。
25−3図  正解変化

黒1に白2なら、黒3のサガリが良い手です。白4と治まれば黒5とキリ、実利が多く黒十分といえます。
25−4図  失敗  問題へ

黒1は白の注文です。白2のアテが好手です。黒3と頑張ると白4から黒はバラバラにされて失敗といえます。
26−1図  手順

黒6のとき、白7ではa、黒b、白cが普通でした。
26−2図  正解

黒1の後、3と内側を切るのが手筋です。白4に黒5、7と白△二子を分断して黒十分です。
26−3図  正解変化

黒3に白4のツギなら黒5と白二子を取ります。隅の実利が大きく黒十分といえます。
26−4図  失敗  問題へ

黒1のノビは疑問です。白2のツギで守られています。黒の封鎖形がぴったりしないので黒不満といえます。
27−1図  手順

白2のハサミからできる型です。白6に黒7と押す変化です。黒9に白10と外を切ったところです。
27−2図  正解

黒1のカカエがよい手です。白4に黒5のトビ、白△を分断して黒十分といえます。


27−3図  失敗

黒1のツギは弱気です。白2と分断されると黒は隅で生きる相場です。白8まで、中の黒を攻められます。
27−4図  参考  問題へ

この形は白1と内側から切るのが手順です。黒2から白9までは互角です。定石の一型です。
28−1図  正解

黒1のサガリがこの場合の好手です。白2には黒3、5と狭め、隅の白を取ることができます。
28−2図  正解変化

黒1に白2のコスミなら、黒3のサガリがうまい手です。白4のカケツギには黒5から9まで、白死にとなります。
28−3図  失敗1

黒1、3のハネツギは少し焦りました。白4、6が粘りのある手です。白14まで、コウになって黒不満です。
28−4図  失敗2  問題へ

黒1は疑問です。白2のハネが先手です。白6まで、隅で生きられてしまい黒はチャンスを逃しました。
29−1図  手順

ツケオサエ定石からの変化です。黒10に白11とトンだ局面です。白11ではaのひらきが相場でした。
29−2図  正解

黒1、3のデギリが成立します。白4、6と取ろうとしても黒7まで、白4子を取って黒成功です。
29−3図  正解変化

黒3に白4のアテなら黒5から7とノビます。黒11まで、黒十分の進行といえます。






29−4図  失敗  問題へ

黒1のオシは敵利行為です。白2で下辺の断点がなくなります。黒3には白4、6で難しい戦いになります。
30−1図  手順

ツケオサエ定石の変化図です。黒6のツギに白7と割ってきました。白7はaが普通でした。



30−2図  正解

黒1のキリが急所になります。白2から4には黒5と左辺を攻め、黒断然有利といえます。
30−3図  正解変化

黒1に白2と頑張ってくれば黒3のノビが急所です。白4には黒5以下9まで、黒有利の戦いといえます。
30−4図  失敗  問題へ

黒1のキリは地にこだわりすぎて疑問です。白2、4と整形され、黒は咎め損なっています。


31−1図  正解

黒1のハネ出しがよい反発です。白2、4には黒5と抜いて治まり形です。黒不満ありません。
31−2図  正解変化

黒1に白2のノビなら黒3とツギます。白4に黒5から9と頭を出して黒十分といえます。
31−3図  失敗1

黒1のブツカリは俗筋です。黒3、5とフトコロを広げても白6が急所で黒苦しい形といえます。
31−4図  失敗2  問題へ

黒1のコスミは白2と打たれます。隅は黒3からコウにするのが精一杯で黒不満です。
32−1図  正解

黒1のハネ出しがよい反発です。白2には黒3から5と隅を好形で生きて黒不満ありません。
32−2図  失敗

黒1のヒキはよくありません。白2と守られます。後に白4の攻めを狙われ、黒はチャンスを逃しました。
32−3図  失敗2

黒1のブツカリは俗筋でよくありません。白2、4と隅を固めてしまい、黒不十分といえます。
32−4図  参考  問題へ

黒▲に対してツケてはいけません。白1のブツカリが正しい応手になります。黒4まで2図と同じ形です。
33−1図  正解  

黒1のオサエで白をとじこめるのがよい手です。
黒5まで、白は苦しい形で黒有利といえます。
33−2図  正解変化

黒3に白4なら、黒5で眼を奪います。身の図も白に眼形がなく黒有利といえます。
33−3図  失敗1

黒1のトビは弱気です。黒5と止めても白6から8と生きられては黒甘い図といえます。
33−4図  失敗2

黒1のトビは利かされでよくありません。白2と頭を出されるとつかまらず、黒の攻めは失敗です。

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