飼育のポイント
メダカを飼う時のポイントをまとめています。
みなさんからの情報をお待ちしております。
項目一覧
メダカ飼育の容器
みなさんのメダカ容器
みなさんのメダカ容器(子メダカ用)
メダカの住みかを作ろう
メダカの住みかを作ろう(野外編)
違う色のメダカ同士で飼っても大丈夫?
メダカを入れ物にいれよう
水槽の水面に油膜が…
水温のモンダイ
数日出かけるんだけど…
ミジンコを増やす
貝を一緒に飼いたい
病気になってしまったら
−過去の特集−
冬の対策どうしよう?
メダカ飼育の容器

NOZO宅の30cm水槽
プランター
プランター(おかやんさん)
発泡スチロール箱
発泡スチロール箱
(マンボウさん)
スイレン鉢
スイレン鉢(キティちゃん)
プラスチック箱
プラスチック箱(たるさん)
野外池
野外池(山野熊さん)
 メダカを飼うための容器には、特にきまりはありません。 水がもれず、ある程度の水が入ればどんなものでも飼うことができます。
ただし、メダカの数によって最低限必要な大きさが決まってきます。
めやすとして、最低メダカ1匹に対して水1リットル、 理想としてメダカ1匹に対して水2〜3リットルです。
エアレーションなどをすることによってこれ以上でも飼うこともできますが、 なわばりを持ったりした時にあまりメダカが多いとストレスになる場合があります。 ですので、できる限り飼いたいメダカの数に合わせて容器を選んでください。

よく使われるものとして次のものがあります。
・ガラスまたはアクリル製水槽
30cmの幅から1m以上の幅のものまで様々なサイズがあります。
・園芸用プランター
排水口のあるものは栓をすることで使うことができます。
・発泡スチロール箱
魚介類などを運ぶための箱です。タダでもらってくれば一番安上がりです。
・スイレン鉢
口の大きい鉢です。名前の通りスイレンを植える鉢ですが、張った水の中でメダカを飼うことが江戸時代から趣味として行われています。
・プラスチック製トロ箱 衣装箱
コンクリート(モルタル)を混ぜるための箱です。 ホームセンターでも売っており、丈夫である程度の大きさがあるので飼育にも使えます。 また、半透明のプラスチック衣装箱も使えます。整理用品のプラスチックコンテナの箱も、 丈夫で使えます。さらに、大きなプラスチック製のたらいなども使えます。

この他にも、酒だるや火鉢、金魚鉢、バケツ、炊飯器のかまなどを容器にしている方もいます。 ただ、プラスチック容器は野外に置くと5年ほどでボロボロになり割れてしまうことがあります。 安いものほど材質のちがいからか時間が経つともろくなりやすいので、 その点注意してください。

また、庭などがあれば池を作ってしまうこともできます。 地面をほってビニールシートをひいたり、コンクリートで固めてもいいですし、 トロ箱やスイレン鉢をうめてしまってもいいです。
みなさんのメダカ容器
バケツ
バケツ(わらしこさん)
炊飯器の釜
炊飯器のかま(わらしこさん)
おかいろ
おかいろ(小さい火鉢)
(わらしこさん)
プラスチック箱
プラスチック箱(キティちゃん)
発泡スチロール箱
発泡スチロール箱(桃゛さん)
スイレン鉢
スイレン鉢(みやさん)
金魚鉢
金魚鉢(おかやんさん)
プラ船
プラ船(NOZO)
みなさんのメダカ容器(子メダカ用)
子メダカ用の容器は、親メダカに食べられてしまわないように別にする必要があります。 また、大きい子メダカが産まれたばかりの子メダカを食べてしまうということもあるので、 サイズ別に容器を用意する必要があります。ふ化したての子メダカ用と、ある程度大きくなった子メダカ用の2つを用意するといいでしょう。
ペットボトル
ペットボトル(おかやんさん)
プラスチック容器
プラスチック容器(わらしこさん)
水槽
水槽(山野熊さん)
飼育ケース
飼育ケース(NOZO)
500mlペットボトル
500mlペットボトル(NOZO)
メダカの住みかを作ろう
45センチ水槽
45センチ水槽が作りやすい
川砂
川砂
ジャリ
ジャリ
用水路のドロ
メダカは本来ドロ底の場所に住む
アナカリス
アナカリスなどの水草を入れよう
砂などを洗う
採ってきた砂やジャリは洗っておく
45センチ水槽
適度に光を入れて安定させよう
 ここでは、メダカの住みかの作り方のようなものを紹介してみたいと思います。
基本的には、アクアリウムとして一つの小さな生態系を作ることを目指します。 ですので、エアレーションやフィルターによるろ過は行わない飼い方です。その点、ご了承ください。
 

・まずは一番大切な水

魚にとってなくてはならないものが水です。 私たちにとっての空気ですから、少し気をつかってあげる必要があります。
水道水を使って水槽の水を作ることが多いと思いますが、水道水には塩素(カルキ)が含まれています。 この塩素は殺菌のために入っているわけですが、これによって魚のエラが弱ってしまうので取りのぞく必要があります。 塩素を取りのぞく市販の薬品もありますが、日光に1日当てるだけでも十分ぬけてしまいます。
(後で述べますが、水槽が安定するまで理想的には4〜7日ほど魚を入れないで置いたほうがいいです。ですので、 そうするならば最初から水道水を入れてしまってもかまいません。安定させるまでの期間にぬけてしまいます。)
水質安定剤や、アオコ防止剤などがいろいろ売られていますが、使う必要はないのかなと思います。 もし水が汚れるならば、少しずつ水換えをすればいいですしね。 私たちの生活にたとえるならば、空気がにおう部屋に芳香剤をまくよりも、窓を開けて空気を入れ換えた方がいいのと同じことです。

・底には

基本的にメダカは田んぼの魚です。ですので、泥底を本来は好みます。 とはいえ、泥にかぎらず砂や砂利などでもあまり問題はありません。また、バクテリアの住みかとなりますので、 なにかを底にしくほうがいいですね。 ただ、おどろいた時に潜り込んだりすることを考えると、細かいものを選んだほうがいいようです。
市販されている赤玉土や大磯砂、川砂などでもいいですが、空き地や河原から取ってきた砂などでも十分です。 取ってきた場合は、枯れ草などのゴミがまざっていますのでよく洗ってあげましょう。
底には約1センチほどの厚さで入れます。奥の方が高くなるようにレイアウトをしてもいいでしょう。 また、石などで変化をつけてあげるといいかなと思います。バクテリアの住みかもかねて、炭を沈めて (最初は浮いてしまうので、石で押さえるなど工夫します)流木のようにするのもいいですね。 また、炭には水中の微生物が集まって生物膜を作り、水質の浄化効果もあるようです。

・水草を植えよう

酸素の補給と卵を産みつける場所、それから水槽内の余分な栄養分(汚れ)の分解者として水草(藻)が必要です。
ショップに行くと、いろいろな種類が売られていますが、一番安いアナカリス(オオカナダモ)やカモンバ(キンギョモ)で十分だと思います。 種類によっては、二酸化炭素や光量などがシビアなものもあり、それらはあまりメダカには向かないかなと思います。 アナカリスやコカナダモなどは、ある程度きれいな川などに自生していますので、それらを取ってきてもいいですね。
水草は、石やおもりなどで底に固定し、浮かないようにしたほうが見た目はいいです。気にしないなら浮かべたままでもいいでしょう。 しばらくすると、くきの途中から白い根が生えてきます。そのままで問題はないですが、気になるようなら取ってもかまいません。 下の方に生えた根は、のばしておけば水草を支えるようになります。

・微生物

メダカにエサをあげて、さらにメダカがフンをするわけですから、それらの汚れを分解するものが必要です。 水草以外に、水中の底砂などに住むバクテリアがその役割をします。 放っておいても発生しますが、より早く水槽を安定させるために最初の種となるバクテリアを入れるのも一つの方法です。 「たね水」など液体のものや、粉末のものなどいろいろあります。 筆者NOZOの場合は、野外のメダカが住む用水路の水と泥を少し投入して、それでよしとしています。 ただし、雑菌も入るわけですからそのリスクを考える必要があります。
いったん水槽内のバクテリアが安定してしまうと、それ以上のバクテリアは住めないので、再度投入してもあまり意味がなくなってしまいます。

・水槽を安定させる

以上のものを水槽などの容器に入れます。自分のセンスでレイアウトしてみてください。 野外のフィールドを観察して、まねてみるのも方法です。セリやクレソンなど水辺の植物を入れてやると“らしく”なりますね。
ここでメダカを入れたい気持ちをおさえて、1週間ほど置いておきます。 初めは、まだバランスがとれていません。しばらく置いておくことでバランスを整えます。 最初はにごったりしますが、しばらくすると澄んでくるはずです。 そうならずに、におったりしてきた場合はどこかのバランスがくずれていますので、水換えをして水草の量や水の量を考え直してください。
メダカの住みかを作ろう(野外編)
プラスチックコンテナ
今回はプラコンテナを使用
水抜き穴を開ける
水抜き穴を開ける
底材を入れる
底材を入れる
種水
種水としてプラ舟の水を使う
水槽にたまった藻
水槽にたまった藻のカスも入れる
完成したコンテナ水槽
完成したコンテナ水槽
 野外でのメダカの住みか作りを紹介します。
今回は、子メダカ用ということで、プラスチックコンテナでの住みか作りを紹介しますが、 プラ舟や発泡スチロールの箱、スイレン鉢でも同じように作ることができると思います。

・容器の準備

上で紹介したように、容器は様々なものが使えます。 今回は、プラスチックコンテナを使用しました。 プラスチック素材の容器を使う場合は、なるべく厚くて丈夫なものを選びましょう。 ホームセンターなどで安く出回っているものがありますが、厚みが薄いものが多いです。 水が入るということと、野外では紫外線の影響で劣化が早くなりがちなので、 少し値段が高くても、丈夫なものを選んでください。
野外では雨水が入りますので、そのままだとあふれてしまい、メダカ等が流されてしまうことがあります。 ドリルなどで穴を5ヶ所ほどあけておきます。 スイレン鉢など加工が難しいものは、サイフォンの原理で排水できるようにするなど工夫をします。

・底材を入れる

野外アクアリウムでは、スイレンなどの水生植物や水草などを植えることが多いので、 底材を厚めにいれます。
今回は、川砂・田んぼの泥・畑の土をブレンドしてみました。 それと、トチカガミなどを浮かべるのと、植物プランクトンの増殖を期待して、 有機肥料を少しブレンドしました。さらに、ろ過バクテリアと植物プランクトンの種として、 室内水槽の底にたまった藻のカスを投入してみました。

・水を入れる

種水として、すでにメダカを飼っている水槽の水を使います。 バクテリアの定着を早めるために使用します。 水槽の水替えで捨てる水を活用すれば、一石二鳥ですね。
足りない水は、くみ置いた水をいれます。 もちろん、すべての水をくみ置いた水にしても構いません。

・水質を安定させる

水を入れたら、しばらく放置して舞い上がった土などを落ち着かせます。 水が澄んできたところで、水草などを投入します。 ある程度、生き物がいるほうが安定が早いので、メダカ以外のものは入れてしまいましょう。 今回は、トチカガミ・ウキクサ・フラスコモを入れてみました。
そして、そのまま1週間ほど放置します。 にごりや油膜のようなものが無くなったら、メダカを入れてあげます。
違う色のメダカ同士で飼っても大丈夫?
 ヒメダカを始めとして、白メダカや青メダカなど様々な色のメダカがいます。
色が違うこれらのメダカたちですが、生物としては全て「メダカ」という1種類の生き物ですから、繁殖等の問題はありません。 私たち「ヒト」が、白人でも黒人でも黄色人種でも問題なくハーフの子どもが産まれるのと同じようなことです。
 色の違いでケンカ等が起こるのではという心配をされる方もいますが、色とは関係なくそのメダカ次第のようです。 ヒトのような体色による「差別」的な攻撃はありません。 なわばり争い、はあるかもしれませんが。それは同じ色のメダカ同士でも起こることです。

ただ、「子どもの色が変化してしまう」ということはあります。 中間の色になったり、ブチになったり様々です。 基本的には高校そ生物で習うメンデルの遺伝の法則にしたがうようです。 ただ、何度も世代を重ねると黒っぽくなっていくようです。
これは個人の価値観の問題なので、色が変化してもいいならそのままでいいでしょうし、 「ヒメダカや白メダカの色は維持したい」ならば別々にすればいいでしょう。
メダカを入れ物に入れよう
メダカを連れてきたら、まずやることは水合わせです。
水温や水質が、今までメダカがいた水と異なっていると、そのショックで弱ってしまい死んでしまうことがあります。 なので、水温や水質を合わせてメダカを慣れさせることが必要です。

ここでは、トリートメントタンクを使う方法を紹介します。
まず、飼育水槽とは別の容器を用意します。小さめのものでいいでしょう。 そこへ、メダカと元々住んでいたところの水を入れます。他にはなにも入れないので軽くエアレーションしてあげるといいでしょう。 水流が発生しないようにストーンで泡を散らしてあげましょう。

この時、一緒に殺菌と傷の治療もしてあげます。移動時にうろこや粘膜が傷つき、そこからミズカビが発生することがあるからです。 エルバージュ等を使うのが理想的ですが、メチレンブルーでもかまいません。1滴たらしておきます。

ここで、小コップ1杯ぐらいの水を捨て、飼育水槽の水を同量入れます。これを2〜3時間おきに繰り返します。 (時間の間隔はもっと長くてもいいです)トリートメントタンク内の水が飼育水槽の水に置き換わるまで続けてください。 飼育水槽のほうには、カルキ抜きをした水を足してあげましょう。

この時点で、水温もほぼ飼育水槽と合っているので、そのままゆっくりメダカを移してあげればいいです。 慎重を期すならば、メダカをビニール袋に移し飼育水槽に2時間ほど浮かべてから水槽へ放してあげましょう。
水槽の水面に油膜が…
油膜 水槽の水面に、うすい膜のようなものができたり、エアの泡がそのまま残ってしまうことがあります。
本物の「油分」とするならば、
1.エサから
2.死んだ生物から(藻類から貝まで全部)
3.空気中から
4.器具等についていた
ということが考えられます。
ただ、魚類の飼育では、エサやフンからのタンパク質とそれを食べて増えたバクテリアや藍藻類であることが多いようです。 そういったものが水面で集まり、膜状になるわけです。 水替えをしても発生するならば、水槽の環境のバランスが崩れていると考えられます。 水槽内のバクテリアの種類や量は、水槽によってまったく違います。 なので、何度も発生するならば、水替えをするか、環境の改善をした方がいいでしょう。 場合によっては、水槽の環境をいったんリセットすることが必要な場合もあります。
また、藍藻類が急速に増えるのは、水の栄養塩類が多いからです。 これはエサとフンから供給されているものですから、エサを減らすかメダカを減らすかですね。 エサの量や、メダカの匹数を調節してみてください。 それから、水草が栄養塩類を使って成長しますので、水草を増やしてあげることによって栄養塩類を使わせて環境を整えてもいいでしょう。
水槽内のバランスが整えば、油膜は発生しなくなります。
水温のモンダイ
温度計とメダカ メダカにとって住みやすい水温は25℃前後と言われています。
世界的にみても、ニホンメダカの仲間は東南アジアを中心に分布していますので、 少なくとも15℃以上あれば、元気に活動するようです。
(ただし、ダルマメダカなどの場合、繁殖でダルマの形質を出現させるためには、 25℃以上の水温が必要条件のようです) ただ、冬場の用水路などは朝方は5℃を下回る時があります。 氷が張ったスイレン鉢の中で生きていることもできますので、 0℃近くまではなんとか生きていけるようです。
ただ、水温が下がるとメダカが体調をくずしやすくなります。
注意したいのは、水温が低いことが問題というよりも、 一日の中で急激に水温が上がったり下がったりすることです。 まぁ、これは人間でも同じですよね。急に寒くなるとカゼをひきやすくなるのと同じです。
なので、直射日光があまり当たらないようにしたり、 室内ならばエアコンの風が直接当たらないようにしたりすることが必要でしょう。 場合によってはヒーターなどで、管理をする必要がある場合もあります。
アルコール棒温度計なら安いので、1本用意して一日の水温の変化を調べてみるのもいいかもしれません。
数日出かけるんだけど…

旅行などで、数日間出かけてしまいメダカの世話ができない時があると思います。 基本的には、水槽内のバランスがとれていて水草や藻があれば7日程度は大丈夫です。 メダカたちは、エサ以外にも水槽内にあるものを口にしています。それだけでも十分に生きていけるわけです。
1週間以上家をあける場合や、水槽内にあまりメダカが食べるような藻などかない場合は、 プレコフードなどで少しずつとけるエサがありますので、それを入れておけば3日分ぐらいのエサになります。 入れすぎは水を汚しますので、ほどほどにしましょう。
(2センチぐらいの固まりのものならば、1個入れればいいと思います)
もしミジンコなどのプランクトンを増やしておけるならば、それを多めに投入しておくのも一つの方法です。
また、タイマーで給餌する道具もありますが、ごくごくわずかな量にしておきましょう。

夏の場合、締め切った部屋だと室温が急上昇してしまうことがあります。 もし室内水槽が移動できるならば、戸外の軒下など風通しのいい日陰に移しておくといいでしょう。 日が当たりすぎるならば、小さいすだれをかけておくのも1つの方法です。
室内に置かなければならない場合は、扇風機をつけて風を水槽に当てておくのも1つの方法です。 (ただ、モーターで動くものをつけたまま外出するのは心配ではあります)
水温が上がりすぎないためのなんらかの対策が必要でしょう。
ミジンコを増やす
ミジンコ水槽
ペットボトルを加工するとよい
ミジンコ
スポイトでメダカにあげよう
 子メダカ用のエサや、しばらくエサが与えられない時の生きたエサとして、 またはメダカのおやつとしてミジンコを増やしておくと便利です。
まずミジンコの入手ですが、田んぼなどからすくってくるのが一番お手軽です。 ただ、除草剤などがまかれてしまうと一気にいなくなるので、 田植えが終わった5〜6月ぐらいに採りにいくといいでしょう。 また、土底の池などがあればいつでも採れるかと思います。 底の泥ごとすくってきてやるといいでしょう。
さらにミジンコは生息に適さない状態になると、耐久卵を作ります。 それが風に舞っていることがあるので、土と水を入れたバケツを放置しておくと勝手にわくこともあります。また、寒くなったり環境が悪くなったりすると、 いなくなったように見えますが、耐久卵は残っているので、残った底のドロや藻の残がいなどを新たな容器に入れ、水を入れて水温をあげるとまた活動し始めます。
ミジンコが手に入ったら、増やすための容器を用意します。 画像のような四角のペットボトルを加工したものなどで十分です。 容器に土を入れ水をはり、ミジンコを入れます。 酸素は、浅ければ水面からとけこむ酸素で十分なようです。
エサは植物プランクトンが主なものです。 ですので、メダカの飼育水がいわゆるグリーンウォーターならば、 それをスポイトなどでうっすらにごるぐらい入れればいいでしょう。 しばらくして透明になってきたら、また入れます。 メダカの飼育水にそれほどプランクトンが発生していないならば、 バケツなどに水とメダカ水槽の汚れをいれて10日ほど日に当てて放置しておけばできると思います。 植物プランクトンが増える養分がほしいので、場合によっては1000倍ほどに薄めた液体肥料を入れてやるという人もいます。
すぐに用意できない場合は、ドライイースト少量を水に溶かしてエサとしたり、クロレラを溶かしたものをエサとしたりします。
メダカにやるときは、スポイトなどで水ごと吸い取ってあげればいいでしょう。
貝を一緒に飼いたい
サカマキガイ
サカマキガイ
マルタニシ
マルタニシ
カワニナ
カワニナ
メダカ水槽でよく一緒に飼われるのが貝類です。
まず、よく見られるのが「モノアラガイ」とまとめて呼ばれる貝類です。 種としてのモノアラガイは最近減少しており、水草等について水槽に入ってくるのは、 ほとんどがヒメモノアラガイか外来種のサカマキガイ、ハブタエモノアラガイなどです。
これらの貝は、平たい殻のヒラマキミズマイマイなどとともに「スネール」と呼ばれ嫌われる存在でもあります。 確かに付着した藻類などを食べてはくれますが、フンも多く水を汚す原因になることがあります。 また雌雄同体であるため、2匹いれば繁殖できます。そのため一気に増えてしまい水草を食べてしまったりすることもあります。 もし取り除く場合、専用捕獲装置もありますが、見つけ次第貝やゼリー状の卵をこまめに取り除くのが効果的なようです。
他の貝では、メダカと同じ環境に住む、マルタニシやカワニナ、イシマキガイなどが同居できます。 イシマキガイやレッドラムズホーンなどは、観賞魚店で購入することができます。
どれも水槽内に発生する藻類などを食べるため、特にエサを用意する必要はありません。 水槽内の掃除役として入れることが多いですが、目立って効果が大きいわけでもないです。
病気になってしまったら
  メダカはよくカゼをひいた状態になることがあります。 動きが悪くなり、ひれをたたんだようにしてしまいます。 体力が落ちた状態なので、ミズカビ病や白点病などになってしまうことがあります。

もしこのような状態になってしまったら、別の容器をトリートメントタンクとしてメダカを移し、治療をします。
とりあえず治療する場合は、食塩を0.5%ほど溶かして塩水浴させます。そのときヒーターを入れて25℃ほどに保ちましょう。 エアレーションも必要なら入れます。 必要に応じて薬品を使います。通常はメチレンブルーで対処できることが多いです。

治療は1週間以上かけて行います。治ったら水合わせをして元の水槽に戻しましょう。

病気になってしまうとなかなか治らず、死んでしまうケースが多いです。病気を出さないように、 水温の変化や水質の変化に気を配っておきましょう。

過去の特集
  冬の対策どうしよう?