おそらく多くの方がやっている方法だと思います。ヒーターを入れ、水温を常に20℃以上に保つという方法です。
水槽内は夏と同じ状態ですので、エサもよく食べるし、産卵もします。基本的な世話は夏と同じです。 最近はヒーターの性能もあがっていますので、あまり起きないですが、デメリットもあります。 まず、電気を使っている機器ですので、突然のトラブルが起きる可能性があります。 ヒーターにはサーモスタットを用いて、過熱防止回路が組み込まれていますが、これがなんらかの原因でこわれ、 水槽の中身をゆでてしまったなんて事例があります。また、ヒーターに近づいてしまったメダカがやけどのような状態になってしまったなんてこともあるようです。 さらに安いヒーターで防水加工がおろそかになっているものを使っていて、 メダカが感電死してしまったということもあるようです。 ヒーターを使う場合、過熱防止対策はどうなっているか、防水加工はしっかりしているか、 確かめてから購入したほうがいいでしょう。 また、水温を25℃以上に保ち、蛍光灯などで日照時間を補ってやると、 冬でも産卵をすることがあります。 ただ、親メダカの栄養状態があまり良くないと、ふ化してもなかなか育たなかったりすることがあります。 また、寿命も短くなる傾向があるようなので、無理に産卵させないほうがいいかもしれません。 |
冬になり水温が下がるとメダカもあまり動き回らなくなります。
活動範囲も水面から、底の方へ移っていきます。
水温が5℃ほどになると、底でじっとしていることが多いです。
底に沈んだ落ち葉の下でじっとしていることもあります。
体もあまり動かさないので、夏よりもエネルギーを使いません。 ですから、エサをあまり食べる必要もないので、 食べなくなってもそれが当たり前のことだともいえます。 なので、まだメダカの食欲がある秋のうちに、 しっかりとタンパク質のエサを食べさせて健康な状態にしておくことが大切です。 水温が下がり食欲が落ちたら、エサはできる限り少なめにして、あげる回数も減らしたほうがいいでしょう。 場合によっては、1日置きでもいいです。 藻などがはえたり微生物がいる環境だと、それをいつも口にしているので、 ほとんどエサをやらなくても、毎日フンはたくさんしているなんてこともあります。 ただ、翌シーズンに卵を産ませたいならば、栄養のバランスを考えたエサを用意する必要があるでしょう。 やせてしまうと、なかなか元に戻りません。 とはいえ、それでもエサの量は少なめにするべきでしょう。 日当たりのいいところに容器を置くとミジンコが冬でも発生することがあります。 もしそうやって生のエサが手に入るならば、それをなるべくあげるようにすると食いがいいです。 |
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2004年シーズン 30センチ水槽・ヒーター・エアはもちろんナシの我が家の室内環境。 棒温度計をつっこんで水温を測ってみました。 水槽を置いてある場所は、部屋の西側の窓ぎわ。ある程度広さのある部屋ですが、 普段あまり使っていない部屋で夜間も明かりはほとんどつけません。 またエアコンもありません。 なので、ほぼ自然光によってあたためられているという環境です。 (光の環境も同じ) 晴れの日で最大18℃(午後1時ごろ)最低4℃(午前5時ごろ)、平均して10℃の変化、 くもりや雨の日は、およそ7℃の変化でした。 現在オスとメス各1匹がいますが、とくに体調をくずした様子はありません。 それよりも、窓に近くなって明るくなったせいか、以前と比べて元気になっています。 うーん、やっぱりメダカには光も重要なのかもしれません。
2005年シーズン 室内水槽は45cm水槽のみです。水槽の半分がアナカリスで埋まってます。 その中でメダカはじっとしていることが多いです。 太陽の光は午前中に当たります。水温は10℃〜15℃をキープしています。 エサはいつものメダカのエサと乾燥アカムシです。食いが夏ほど良くないので、ごくわずかな量を与えています。 今年はミジンコがまだ発生するので、それをオヤツとして与えています。 ただ、動きが鈍くなっているので、逃げるミジンコを食べるのに苦労している姿も見られます。 外では、プラ舟水槽をそのまま置いています。立ち枯れの稲と枯れたトチカガミの下でじっとしているようです。 |