Ikegaya Steel Works.co 鋼構造物・建築金物・鉄骨製作の池谷鐵工
          

溶融亜鉛めっきについて


 溶融亜鉛メッキとは、溶けた亜鉛のメッキ層に鋼材を浸けることで鉄の表面に亜鉛皮膜を形成し、鋼材表面と空気との接触を遮断することから「鉄」を守る技術で、塗装等他の表面処理法では得られない高い防食効果があります。近年対構造物において最も優れた防錆法のひとつになっています。溶融亜鉛メッキの施工レベルはJIS規格に則り行われ、メッキ製品には成績証明書の発行が可能となります。

溶融亜鉛メッキ施工例(N様向け架台用メッキ鋼材)


 錆止め塗装+塗装は場所に関係しますが、数年の経過で塗装の変色(チョーキング)や剥れが生じます。その度に下地処理+塗装を行っては金額的にも大きくなりますが、製作時に亜鉛メッキを施せば、長期間にわたり鉄を錆から守ることが可能になります。
 当社では屋外階段や駐車場、鉄扉、架台には有効で、多くの実績がありますが、特に船舶用架台に関してはメンテナンスの負担が大きく軽減され、費用対効果が高いものとなります。

  
溶融亜鉛メッキ施工例(N様向け 鉄扉取付け写真)


溶融亜鉛メッキ施工例(C様 変電設備積載デッキ写真)
柱:4本,溶融亜鉛メッキJアンカーにて固定、タラップ:1箇所、
柱:H-150×150×7×10、梁:H-200×200×8×12[-200×80×7.5
ブレース:M22,M20、グレーチング受け:L-6×50×50
手摺り(ジョイント):SGP32A,SGP25A,25A用ロングエルボ


溶融亜鉛メッキ施工例(非常用外階段写真)
柱:□-150×150×9、梁:H-200×200×8×12、ササラ t=12mm
床板:縞鋼板 t=6.0mm、手摺り:SGP32A,SGP25A、各種FB等


溶融亜鉛メッキ構造物例(N様 キュービクル用架台写真)
柱:4本,溶融亜鉛メッキ施工,Jアンカーにて固定、タラップ:1箇所、
柱:□-200×200×9、梁:H-200×200×8×12[-200×80×7.5
ブレース:M22,M20、エキスパンドメタル受け:L-6×50×50
手摺り(ジョイント方式):SGP32A,SGP25A,25A用ロングエルボ


<溶融亜鉛メッキ(鍍金)の優れた性質>

 耐久性として、亜鉛の保護皮膜により、海水、淡水、土壌、高温・多湿などの厳しい環境条件から鉄を守り、製品寿命を大きく延ばします。 海辺における津波用緊急避難ステージなども溶融亜鉛メッキを施してありますので、ご覧頂ければ参考になると思います。

 経済性として、防錆効果が長時間持続する為、メンテナンスの必要がほとんどなく、長期で見れば、他の表面処理に比べて経済的と言えます。柱のコンクリート面における設置面の腐食には特に有効です。

 密着性として、鉄と亜鉛とが互いに反応して緻密で厚い合金層を形成し、鉄に強固に密着するので、摩擦に強く、鉄素地を諸条件から守ります。

 均一性として、メッキ層に完全に浸漬することにより、複雑な構造でも隅々まで溶融亜鉛メッキがゆきわたることから、均一な膜が形成されます。


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