私が思う公務員の考え方。
1.公務員は、法令の遵守にて業務をしています。
公務員は憲法・法律・条例・基準など決まりにしたがい業務を進めて行きます。組織構成・様式・検査体制など一般の方からすると、いやになるくらいの縛り中で業務を行っています。俗に言う「お役所仕事」です。
そこで皆さんが口にする言葉は、「無駄が多い」、「解かりにくい」などテレビでよく聞かれる言葉です。
しかし、公務員(担当者)の方もそのくらいは解かっています、ただ決まりがそうなのだから仕方がないと思っています。
建物調査を行うにも、国土交通省から出されている用地補償基準が全国統一されていて、県市町村もその基準に従って業務を進めています。
公共補償では、補償金額が高額になることもあり、検査内容も法律・基準はもとより判例(過去の裁判例)にも照らし合わせる厳しいものになります。中でも、会計検査院による検査は冷や汗ものだそうです。
2.公務員は、国民のために業務をしています。
ここでの国民とは、補償を受ける方でなく国民全体のことを意味します。
公務員は色々な公共事業を進めるにあたって、国民のためにコスト削減を行います。公共補償も事業の中の一つと考えると、公務員の方たちは「出来る限り安く補償を行うことが国民のためになる。」と考え業務を行うのは当然のこととなります。
なぜなら、公共補償は国民から集めた税金で支払われるからです。
とは言っても、補償を受ける立場からすると、公共のために犠牲になるのだから多くの補償金を得たいのが心情と思います。
3.公務員は、守秘義務に従い業務を行います。
守秘義務とは、「職員は、職務上知ることのできた秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後といえども同様とする。」と定められています。つまり公務員は、補償基準の解釈及び過去に行われた地権者にとって都合の良い補償例があっても説明できないことになります。
つまり、悪く言えば国は地権者からの請求がなければ、「この人は必要ないんだ。」という解釈になります。色々な緩和措置もそうですが申請があって初めて対応してくれます。
4.公務員の補償交渉に対する考え
損失補償基準に従い行われていますが、請求の無い限り最低額を提示されます。
こんの考え方は間違っているのでなく、税金を使う行政側の正論になります。
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