アナログ音源再生計画 ★特集★ | |
特集4 TSUNAMIを昔のEP風にしてCD-Rに焼く 2001.2掲載記事 [1]手順と用意するハード・ソフト [2]スクラッチノイズの取り込み・CDプレーヤからのアナログ録音 [3]WAVEファイルをMP3に高圧縮後、デコードする [4]ファイルの編集とノイズミックス [5]CD-Rに焼いてレコードラベルを貼る |
TSUNAMIを昔のEP風にしてCD-Rに焼く | ||
今回の特集は「デジタル音源アナログ化計画」というものです。 ◆サザン・オールスタースの「TSUNAMI」は2000年のJ-POPの中でも秀逸な作品ですね。やはり20世紀最後のレコード大賞を受賞したこともうなづけます。 ◆新曲なのにどこか懐かしいメロディーで若い方はもちろん、中年世代でもカラオケで歌われる名曲です。 ◆『昔は(アナログ)レコードでよく聞いたぞ、やっぱサザンはレコードがあうなぁ。CDじゃ透明すぎて雰囲気が出ないよ』などとぼやく、アナログオヤヂの皆さん、今回は徹底的に1970年代風のサザンのサウンドに挑戦。 ◆まずレコード針を下ろす時の「プチ」という音から始まって盛大にスクラッチノイズを発生させて、サウンドの定位は甘く、高域はカット、ビリビリ歪むという、音づくりです。 ◆これをできるだけ安く、自分のドライブと相性の悪そうなCD-Rメディアに変速(いつもと違う速度)で焼いて楽しもうという計画です(^^; ◆さらにEPレコード(ドーナツ盤)をスキャナやデジカメで撮ってCD-Rに貼り付けてみましょう。 ◆70年代風というよりむしろ、60年代の「ポータブル電畜」で聞いたような音づくりをしながら様々なタブー&トラブルにトライしてみませんか? |
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最終的に、こんなCDをつくってみました 「サザンオルスターズ」となっているところがご愛敬(^^; |
用意するもの | |||
■アナログレコード できるだけ溝がすり減って、スクラッチノイズが多いレコードを用意する。特に前述の「ポータブル蓄音機」でたっぷり再生したバリバリいうようなレコードが最適(^^;シングル盤やソノシートを探すと見つかる事が多い。 ■TSUNAMIのCD 別に、この曲じゃなければダメというものではありません。お気に入りのアーチストがアナログレコード出したらこんな風かな?という感じでどうぞ。ちなみに私は息子が借りてきたウタダの曲でわざとスクラッチノイズ入れてあるのを聞いた。 ■CD−R(メディア) 1枚売りで、今まで使った事のないメディアが良い。今では必ずしもアジア系メディアが悪いともいえないので「初めて使う」を目標に。 ※失敗を考えて「安い」もの用意。安いからと10枚セットで全部使えないと悲惨ですよ。 ■ソフト ミックス機能が付いたサウンド編集ソフト。 今回ネットで手に入るソフトとして「Sound Engine」を利用してみました。 分割・結合ソフト フリーソフト「WaveZ」を利用しました。上記のソフトなど波形編集ソフトの機能でも可能。 MP3エンコード・デコードができるソフト 市販のMP3JUKUBOXと老舗フリーソフトSCMPXを利用しました。お手持ちのMP3作成ソフトで大抵できます。 アナログ音源のデジタル変換ソフト EazyCD付属のSpindoctorを利用。焼きはEazyCDです。 ■ハード ここではPC・CD-R機器以外にCDプレーヤーとスキャナかデジカメを用意しておきましょう。 |
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手順 | |||
@アナログレコードの最外周の部分のスクラッチノイズだけをPCに取り込む ↓ ATSUNAMIをCDプレーヤーからアナログで吸い出す。 ↓ B吸い出したファイルをMP3に圧縮後再度WAVEに変換する ↓ CTSUNAMIを編集ソフトで歪ませる ↓ Dスクラッチノイズを「結合」か「複写」して曲の時間よりやや長めのファイルにしておく→歪みのレベルを調整する ↓ E上記CとDのファイルをミックスする ↓ F必要に応じてDのミックスファイルに音飛び、繰り返しの編集をする。 ↓ G普段とちがう速度でCD-Rに焼く ↓ HCDにレコードのラベルを貼って完成 ※お遊びなので、すべてやる必要は無いのですが、サウンドのミックスだけはやらないとつまらない。 |
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(C)Fukutaro 2001.2-0315_84 |
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