つむぎ子育て研究所

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月報「つむぎ」より

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つむぎ一言アドバイス 

河添邦俊先生提案の「1日の生活の仕方」の内容とは?その28

視床下部は、図に示したように、自律神経・情緒・本能行動・体内時計・ホルモン分泌などの中枢部です。視床下部は、健康でいきいきとした生活を送るために重要な働きをもつところで、「脳の要」とも言われています。中脳と共通した働き(=情緒と眠りと目覚めをコントロールする働き)をもつと同時に、ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンなどのホルモンを通して大脳の働きをもコントロールしています。

ところが、この視床下部の働きが、障害児はとても弱い状態になっていると思います。

図に示したように、視床下部の働きは大きく分けると、@自律神経A情緒B意欲・本能C体内時計Dホルモン分泌の指令と、5つの重要な働きをもっています。ですからその働きがうまくいっていないと、意欲や活気がなく情緒が不安定な状態で、毎日の生活習慣が身に着きにくくなってしまいます。

本来は、障害をもっている子どもこそ、健全な毎日の生活の中で、脳とからだとこころの健康を守り育てていく必要があるのですが、実際はどうでしょう。子どもの弱い脳の働きに合わせてしまうかのように、分っていてもなかなか生体の生活リズムに添った生活を送ることができないままでいる家庭が多いのではないでしょうか。

視床下部の働きを強くするためにリセットしていくのは、子どもを朝600頃機嫌良く起こすことから始めます。次に、朝から脳とからだの働きを活発にするために、朝食前に2〜3qを少し早歩きで、2030分くらい散歩をします。歩くことにより全身の血液循環が良くなり、脳の働きが活発になります。散歩から帰ったら、朝食を好き嫌いなく、おいしくたくさん食べるように、朝食の内容を豊かにしていきます。すると、午前中の活動が生き生きとしてきます。そして、夜は2000頃には寝る習慣を身につけます。眠りを安定させるために、寝ている部屋は真っ暗闇にします。

まずはこうした生活習慣を身につけていくことが、障害の軽減の第一歩だと言えます。それをしないで、毎日子どもに振り回されて子どもの機嫌を取るような生活をしていたのでは、ますます子どもの脳の働きは低下していってしまいます。障害児の発達を保障していくためには、家庭の生活リズムを整えることが不可欠であるという認識をもっともって欲しいと思います。生活リズムを整えて、大人も子どもも情緒の働きを強くしましょう。