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 戦争体験記 内容紹介

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こちらは、地方公共団体の御協力を頂いて
収集した戦争体験記集の内容紹介です。


『戦争と西桂』
西桂町編
発行     西桂町
 山梨県南都留郡西桂町小沼1501
  ※発行当時
 TEL小沼0555−2121(代) 
  ※発行当時
編集 西桂町教育委員会
印刷 サンニチ印刷
 甲府市北口2丁目
  ※発行当時
 TEL甲府0552−53−1111
  ※発行当時
印刷年月 昭和52年9月1日
発行年月 昭和52年9月15日
本体価格 1、800円 (発行当時)
438頁
目次
発刊によせて 町長 小山清二
第一部 戦争と西桂
一、明治の兵隊
 日清戦争
 日露戦争
   日露戦争の功による叙位叙勲者名簿 57名
 明治41年徴兵検査結果 23名
 明治42年徴兵検査結果 15名
 明治43年現役編入  9名
 明治44年徴兵検査結果 29名
 明治45年徴兵検査結果 13名
二、在郷軍人会
三、大正の兵隊
 第一次世界大戦
 シベリア出兵
四、徴兵検査
五、戦乱の昭和時代
 昭和2年徴兵検査の結果 20名
 昭和3年徴兵検査の結果 35名
 昭和4年徴兵検査の結果 34名
 昭和5年徴兵検査の結果 19名
 昭和6年徴兵検査の結果 38名
 満州事変
 昭和7年徴兵検査の結果 28名
 昭和8年徴兵検査の結果 39名
 昭和9年現役兵 8名
 昭和10年の動向
 昭和11年現役兵 6名
 支那事変
 昭和12年徴兵検査の結果 56名
 戦時下の西桂村
 昭和13年現役兵 23名
 昭和14年現役兵 28名
 海軍関係編入者名簿(大正12年〜昭和14年) 27名
 近衛師団の秋季演習
 昭和15年現役兵 28名
 昭和16年現役兵 44名
 第二次世界大戦
 昭和17年徴兵検査の結果 49名
 昭和18年兵事綴から列記(1年間に入営・入団・召集された人) 112名
 各山梨県立中学校予科練志願者数(表)
 昭和18年現役兵 61名
 昭和19年現役兵 121名
 昭和20年現役兵 42名
六、還らざる人々
 陸軍戦没者名簿(昭和29年9月1日現在) 155名
 海軍戦没者名簿(昭和29年9月1日現在) 40名
七、補充員・臨時応召兵 576名
八、敗戦・復員
 終戦時在籍部隊名 132名
 外地からの復員 265名
九、遺児
第二部 戦争はあってはならぬもの (体験者の寄稿文から)
 寄稿者名簿(順不同、敬称略) 23名
  高尾活弐、古屋雄一、郷田静子、高尾行枝、志村 徳、渡辺菊平、岩田十志男、岩田 章、前田虎雄、湯山正司、藤本峻典、槙田忠男、高尾利秋、郷田守衛、新田裕一、滝口好文、古屋海作、志村 晟、川村大蔵、小野敏太郎、武藤晴美、相川次郎、志村秀彦
一、入隊
  徴兵検査〜(岩田)、歌に〜(岩田)、徴兵検査場〜(滝口)、身体検査〜(藤本)、支那事変〜(志村)、昭和5年の〜(前田)、昭和19年〜(槙田)、昭和17年7月〜(郷田)、昭和18年〜(高尾)、何十人〜(高尾)、昭和十年〜(郷田)、昭和16年〜(志村)、青年〜(渡辺)、「勝ってくるぞ〜」(湯山)、昭和16年から〜(新田)、
二、教育・訓練
  大連〜(岩田)、東部八八部隊〜(志村)、いよいよ〜(前田)、甲府連隊〜(槙田)、赤煉瓦の兵舎〜(高尾)、着いた所は中支〜(郷田)、教育は〜(前田)、5日目頃に〜(槙田)、ある日東京出身〜(滝口)、早速機関銃中隊〜(新田)、
三、戦場
  中国東北部〜(高尾)、この日18年8月〜(相川)、その年の10月〜(滝口)、ある日の籠城〜(岩田)、シンゴラ上陸〜(志村)、19年11月29日〜(小野)、昭和19年11月1日〜(川村)、幸いなことに〜(前田)、19年正月〜(藤本)、20年6月〜(藤本)、19年11月〜(相川)、厩当番〜(槙田)、慰問袋に〜(滝口)、真珠湾攻撃〜、レーダーに食われた比叡〜、軍艦大淀の最後〜(志村)、昭和14年12月〜(武藤)、死闘のグァム島〜(古屋)
四、飢えと死と
  本家から〜(郷田)、草を食べる虫へ〜(相川)、時々訓練をさぼり〜(相川)、炊事場からもらってかえる〜(岩田)、秋山が転属〜(槙田)、死の彷徨〜(古屋)、
五、苦闘するふるさと
  昭和6年の満州事変〜(藤本)、戦いは日毎に〜(渡辺)、当時私も〜(高尾)、興亜写真報国会〜(渡辺)、米英撃滅の誓い〜、灯火管制訓練実施〜、戦局が激しくなる〜(郷田)、連戦連勝の朗報と〜(古屋)、戦争の激化によって〜(渡辺)、大東亜戦争も末期の〜(岩田)、青年学校の学科は〜(藤本)、昭和5年高等科〜(郷田)、
六、敗戦・帰還・抑留
  19年暮れには〜(高尾)、北支敗戦間もなく〜(前田)、支那大陸湖南省〜(藤本)、20年12月〜(志村)、終戦を知ったのは〜(滝口)、戦争は終わった〜(川村)、夫は20年2月21日〜(郷田)、19年の秋〜(郷田)、家があっても食事に〜(郷田)、昭和20年7月の末〜(高尾)
七、戦争はあってはならないもの
  内地の人達〜(郷田)、この記録は〜(岩田)、大東亜戦争をかえりみて〜(高尾)、科学の発達で〜(小野)、この戦闘の犠牲は〜(武藤)
部 個人別兵役調査票(昭和52年1月1日現在)
 協力 西桂町遺族援護会役員の方々27名
西桂町の人口推移
おわりに 松島達哉
                               
私の内容紹介
西桂町社会教育員会の松島さんが、昭和52年に約1年をかけて西桂町の当時(西桂村)の青年がどんな戦場でどんな戦いをしたのかを、役場の倉庫に残っている兵事綴と徴兵綴をもとに書き続けたものを纏めたものです。戦いに関係した村民の記録といっても過言ではないなかなか充実した内容のものです。そして実際に戦場で戦った人達や銃後で戦った人達の体験談も内容別に分解し項目別に纏めています。全438ページという大部ながら、一気に読ませる筆致は、他の資料を基に纏められた本とは別のものがあると思います。松島さんの”戦争のむごさを後世に伝えなければ”という念願がこめられています。本当に労作です。

しかし、松島さんも記していますが、人口約五千人を下るどちらかといえば小さな村から多くのひとが軍隊へ召集され、約200名の人が亡くなっています。そしてあらゆる戦場・あらゆる海戦・作戦に従軍していた事実に驚かされます。これが当時全国的に同じような状況だったと考えれば、やはり異常な時代だったのです。

このような事実から言える事は、やはり戦争は絶対にあってはならないものだということです。このような記録こそ、今の若い人に読んで欲しいものです。残念ながら発行されたのが25年前ですので、本の入手はほぼ不可能だと思います。あとは図書館で閲覧するしかなさそうです。私が持っています寄贈いただいた本を何らかの形で貸し出しできれば良いのですが・・・。これは私の将来の課題です。

                                  平成13年12月12日記

*注意
1.
こちらは、
山梨県南都留郡西桂町教育委員会のご協力により寄贈頂いたものです。ありがとうございました。
なお、こちらの情報及び本の御提供を頂いたのは平成13年1月になります。掲載まで約11ヶ月かかってしまいましたことを西桂町教育委員会はじめ皆様方にお詫びいたします。
     西桂町教育委員会
      〒403−
      山梨県南都留郡西桂町下暮地948
      TEL0555−25−2941
   

2.
こちらのものは、私の資料として集めた物です。
西桂町民の戦争の記録(兵事綴り・徴兵綴り)を基に、西桂町教育委員会の松島様が1年かけて纏めた大変貴重な労作です。町民に頒布するための限定出版です。
どうしても読んでみたい方は、上記の西桂町役場にお問い合わせください。図書館で閲覧できるかもしれません。

3.
発行、印刷等の住所・電話番号は発行当時のものです。ご注意ください。

4.
私の内容紹介は、管理人が記載しております。文責は管理人にあります。

5.
本の内容紹介で、本の表紙を掲載しておりますが、これは私が皆様に情報提供する場合に、少しでも詳しく知っていただくために私の所蔵しております本の表紙から写しております。本来なら全ての発行者及び著者の方に許可を頂かなければいけないと思いますが、出来る限り本の詳しい情報をお伝えしたいという私の考えから現在のところ許可を頂かずに掲載をしております。但し、本の発行所・発行者・編集者・著者・印刷所・発行年月・ページ数・表紙題字揮毫者・イラスト作者等その本に関してわかる限りのデーターを掲載するように注意しております。本の表紙写真のみの掲載はしておりません。
もし、著作権等の問題で表紙写真の掲載は不可の作品がございましたら、ご連絡いただければ対応いたします。
自費出版及び地方公共団体及び地方団体発行の本のため、通常情報をなかなか得られない事が多いので、どんなものであるかを視覚的にもお伝えしたいと私は考えております。関係者様各位のご了解・ご協力をいただければ幸いです。

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