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 戦争体験記 内容紹介

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こちらは、地方公共団体の御協力を頂いて
収集した戦争体験記集の内容紹介です。


浜松市戦災体験の記録
『偲ぶ草』
編集 浜松市戦災遺族会編集委員会
発行者

社団法人 浜松市戦災遺族会
   代表者 上原 宏
発行所



社団法人 浜松市戦災遺族会
   事務局 浜松市領家2−13−3
   
      〒430−0825
         TEL053−462−0994
印刷

マエダ印刷株式会社
   浜松市高丘東1丁目9−58
発行年 平成12年4月1日
価格 2,500円
全305頁
目次
  ○まえがき 浜松市
 戦災遺族会副会長
鈴木勝雄
  ○挨拶文
    偲ぶ草発刊の趣旨と願い  浜松市
 戦災遺族会会長
上原 宏
    記念誌の発刊に寄せて 浜松市長 北脇保之
第一章 戦災編
  ○戦災編を読むにあたって
   (浜松大空襲を知らない人のために)
  1 助けた迷子 今達者か 松野高夫
  2 昭和20年6月18日の記 川合房子
  3 忘れ難い思い 橘 康世
  4 胴体だけの遺体、それが「道子」だったんですよ 関根ふゆ
  5 爆死した義弟(朝幸)を偲んで 木村てる子
  6 全焼した南国民学校 立川喜代子
  7 私の歩んだ道 長尾つね
  8 空襲 山本こと
  9 戦争とその家族 鵜飼重雄
 10 あの日、あの時 寺田春男
 11 親姉妹との別れ 伊熊フジ子
 12 くり返すまい悲惨な体験を 鈴木 弘
 13 弟妹の死を想う 加藤敏枝
 14 私の体験記 岩間益次郎
 15 小さな赤いトマト 上原 宏
 16 浜松大空襲体験記 立川喜代子
 17 艦砲射撃のツメ跡 磯部義男
 18 偲ぶ草に寄せて 井指ひさ子
 19 悲しくておそろしかったあの日 杉山梅子
 20 戦災に遭った家族の悔しさ 根来吉明
 21 戦災を体験して 前掘定一郎
 22 悪夢の思いで 三浦孝子
 23 平和への願い 神谷 巌
 24 戦争と私 内藤花子
 25 偲ぶ草に寄せて 伊藤敏子
 26 私の戦災記
     一、焼夷弾 昭和20年6月18日
     二、爆弾    昭和20年春
     三、艦砲射撃 昭和20年7月
     四、機銃掃射 昭和20年夏
     五、落ちないB29
      (一)空中戦 昭和19年秋
      (二)エンジン火災 昭和20年春
      (三)日本の高射砲 昭和20年夏
     六、感想 平和の有難さ
名倉恒雄









 27 浜松大空襲追憶 加茂 ■
 28 戦災は二度とごめんです山崎芳子
 29 戦争末期の私の体験飯田 清
 30 戦争中のこと 田中栄太郎
 31 地獄に仏 杉山正名
 32 語り継ぎたい悲惨な体験 袴田喜作
 33 竹の子べんとう 天野ふ志江
 34 8月の青い空 美樹合唱団
 35 艦砲射撃 美樹合唱団
第二章 学徒動員・勤労奉仕・徴用編
  1 戦争末期の女子挺身隊員の悲しい日々 岩本眞佐子
  2 動員、風船爆弾、岐阜柳津
   ◎風船の製造作業の概要
    一、原紙作り、正紙(和紙)の生産
    二、こんにゃく糊
    三、乾燥機と乾燥
    四、原紙の裁断、パネル貼り
    五、満球テスト
   ◎心の風景、岐阜柳津村
上原菊代







  3 お昼はジャガイモひとつ 杉浦芳巳
  4 川瀬が死んだと伝えて 石川久子
  5 学徒動員 柴田きよ
  6 殉難学徒への思い 阿部俊子
第三章 軍隊・従軍編
  1 私の人生 佐藤康一郎
  2 フィリッピン(ルソン島)作戦従軍録
    我が野戦重砲撤退の苦渋
    野戦重砲兵第一大隊の壊滅
    野戦重砲第十二連隊の消滅
    最後の複郭戦
上原 宏




  3 嗚呼初年兵 山本福太郎
  4 テレパシー 加藤定行
第四章 銃後編
  1 幸せは遠くへ 川瀬正司
  2 忘れられない「銀飯」の味 中野 了
  3 銃後の食糧不足 伊藤茂寿
  4 家族の想い出 境澤収子
  5 戦争と私 小山敦子
  6 残念・無念な想い出 鈴木東二郎
  7 私も戦災者 安倍基雄
  8 食糧の買い出しに行って 鈴木寿夫
  9 学生も軍国主義に洗脳されて 辻 裕一
 10 一般人にやる薬はない 石塚和子
 11 戦争と私 鈴木勝雄
第五章 第一節
  1 語り部事業 小学校でのすいとん試食会

伊熊フジ子
立川喜代子
  2 浜松艦砲射撃の全容
   (浜松市役所浜松防空日誌に記載された艦砲射撃の状況)
上原 宏

  3 浜松市戦災死者慰霊祭について 松本権三郎
  4 謝辞 浜松市戦災死者慰霊祭 鈴木勝雄
  5 浜松市戦没者追悼平和祈念式について 岡野克巳
  6 浜松市戦没者追悼平和祈念式 追悼の言葉 内田智康
  7 太平洋戦、全国空爆犠牲者慰霊塔と犠牲者追悼平和祈念
    式について
柴田正子
鈴木静子
  8 平成10年度静岡県戦没、戦災死者春季追悼式に参列して
   一、慰霊標の建立と経過
   二、その後の静岡県戦没戦災死者春季追悼式
   三、浜松市戦災死者霊璽簿の慰霊標納骨室への安置奉祭に
      ついて
   四、静岡県護国神社と戦災死者
藤田茂七





  9 第53回全国戦没者追悼式に参列して 中村哲二
 10 歴代会長の紹介と業績
     ・戦災遺族会産み、育ての親、坪井初代会長
      一、本会初代会長の生い立ちと、学・職歴
      二、経歴
      三、賞罰
      四、叙勲
      五、浜松市戦災遺族会創設について
      六、社団法人日本戦災遺族会の創設について
        日本戦災遺族会が出来るまでの憶い出
     ・第二代会長関根享一会長を偲ぶ
      弔詞
編集子










 11 空襲の傷跡と、戦災死者調査 平野吉治
 12 浜松市空襲状況
 13 浜松市及び静岡県下戦災状況一覧{各機関別}
 14 戦災死者の再調査 岡野克巳
 15 戦災犠牲者の慰霊碑及び慰霊祭 川瀬正司
第五章 第二節
  1 浜松市戦災遺族会会則
  2 浜松市戦災遺族会の歩み(年譜)
  3 浜松市戦災遺族会役員名簿
  4 浜松市戦災遺族会支部長名簿
  5 浜松市戦災遺族会班長名簿
第六章 戦災死者及び遺族名簿
  1 戦災死者及び遺族名簿
参考文献資料他
あとがき
編集委員
 杉浦芳己
題字「偲ぶ草」の由来
編集委員会委員
                               
私の内容紹介
浜松市戦災遺族会が平成10年8月より出版を進めていたもので、遺族会創立35周年を記念して平成12年4月に発刊されたものです。
日本全国各地で空襲の被害がありましたが、浜松市は空襲だけでなく、米軍艦の艦砲射撃もうけています。被害は合わせて約四千人の市民が犠牲になりました。多くはどこの地域でもそうですがやはり非戦闘員であった子供、女性、老人でした。
この過去の戦争の悲惨な出来事も、戦争を知らない世代が、日本の人口の約七割を占めるにいたり、次第に風化されて忘れ去られようとしている現在の状況は、”浜松市戦災遺族会としては大変「無念」であり、どうしても戦争の記録の一事実として後世に残し、語り継いでいく責任があるとの思いから発刊”(本の購入者への会長の上原さんの挨拶文より引用)されました。
目次からもわかりますが、空襲関係、学徒動員関係、軍隊関係、銃後関係と章を分けて編集されています。当時の悲惨な状況や苦しい生活などが60数編の文章に記されています。全てを読む事により、戦争の実態がよくわかるのではないかと思います。
空襲の悲惨さは、文を読んでいくうちによくわかりますが、とても涙なくしては読めません。空襲による一瞬の時間で親子の決別、兄弟との永遠の別れなどなど・・・。どの文も印象的ですが、特に関根ふゆさんの書かれた『胴体だけの遺体 それが「道子」だったんですよ』は強烈な印象でした
二度とこのようなことがあってはなりません。二度と戦争を起こさないように皆さんで戦争の事実を語り伝え、考えていきたいと思います。

*注意
1.
こちらは、浜松市戦災遺族会
のご協力により私が購入したものの紹介です。
  浜松市戦災遺族会事務局
     浜松市領家2−13−3
     〒430−0825
     TEL053−462−0994〒520−8577
   

2.
こちらのものは、私の資料として集めた物です。
戦災遺族会会員に頒布するための限定出版です。
どうしても読んでみたい方は、上記の浜松市戦災遺族会事務局にお問い合わせください。

3.
私の内容紹介は、管理人が記載しております。文責は管理人にあります。

4.
本の内容紹介で、一部本の表紙を掲載しておりますが、これは私が皆様に情報提供する場合に、少しでも詳しく知っていただくために私の所蔵しております本の表紙から写しております。本来なら全ての発行者及び著者の方に許可を頂かなければいけないと思いますが、出来る限り本の詳しい情報をお伝えしたいという私の考えから現在のところ許可を頂かずに掲載をしております。但し、本の発行所・発行者・編集者・著者・印刷所・発行年月・ページ数・表紙題字揮毫者・イラスト作者等その本に関してわかる限りのデーターを掲載するように注意しております。本の表紙写真のみの掲載はしておりません。
もし、著作権等の問題で表紙写真の掲載は不可の作品がございましたら、ご連絡いただければ対応いたします。
自費出版及び地方公共団体発行の本のため、通常情報をなかなか得られない事が多いので、どんなものであるかを視覚的にもお伝えしたいと私は考えております。関係者様各位のご了解・ご協力をいただければ幸いです。

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