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『遠い太鼓 第1集 』
戦争体験と当時の思い出話特集 |
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発行 松本市本郷福祉ひろば
長野県松本市浅間温泉2−9−2
TEL 0263−46−1168
松本市本郷公民館
長野県松本市浅間温泉2−9−1
TEL 0263−46−1500
発行年月 平成9年3月20日
印刷年月 平成9年3月12日
印刷 交文社印刷株式会社
長野県松本市高宮南7−46
表紙 題名・題字・デザイン 石川欣一
196頁
価格 非売品
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目次 |
グラビア
「航空母艦翔鶴」、「救命胴衣着用訓練ー病院船にて」、「部隊員の患者訪問−
病院船にて」、「松本五十連隊兵士−松本城にて」、「松本五十連隊兵士−横
田神社にて」、「学徒出陣−護国神社にて」、「松本五十連隊にて」、「練兵場
にて」2葉、「出征軍人を送るー稲倉にて」、「お花見ー兵士と婦人たち」、「国
防婦人会」、「浅間温泉ーおもとの湯 夏季女子生徒」、「浅間温泉ーおもとの
湯 冬季男子生徒」、「女子挺身隊員として」、「現役兵證書」、「動員通達書」 |
まえがき |
松本市本郷公民館長 |
岩本洋一 |
T外地での戦争体験 |
〈太平洋方面〉 |
一、 父島の思い出 |
犬飼勝三さん |
二、 ハワイ奇襲大作戦に参加した記録
日記昭和16年11月18日〜12月25日 |
柳沢輝雄さん |
三、 飛び続けた97式重爆撃機U型ハッピー号 |
植木弥七さん |
四、 インパール作戦 |
宇留賀芳人さん |
五、 ニューブリデン島ラバールにて
第1章 家から横須賀へ
第2章 海兵団生活
第3章 内地航空隊勤務
第4章 横須賀より南の目的地へ
第5章 ラバールでの戦いと生活
第6章 終戦となる
第7章 帰る日が近づく
第8章 引揚船に乗り、ラバールよ、さらばなり。 |
丸山正二さん |
六、人生八十年大東亜戦争を顧みて
付 日支事変大東亜戦従軍軍歴 |
百瀬勝善さん |
〈中国大陛方面〉 |
一、シベリア抑留中の労役 |
北沢政治さん |
二、一学徒兵のたどったシベリア抑留(1)
(敗戦の代償として支払われた残酷物語)
コムソモリスクへ、運命の収容所へ、ソホーズでの馬鈴
薯掘り、伐採、
一学徒兵のたどったシベリア抑留(2)
石炭おろし、収容所の使役、収容所の食事、虱退治、南
京虫退治、懐かしの故国へ(トウキョウダモイ)、復員 |
平野憲治さん |
三、終戦前後の思い出 |
吉田宜光さん |
四、外地での戦争体験 |
矢ケ崎速人さん |
五、満州での終戦 |
根津頼ニさん |
六、敗走記
一.避難行の果てに
二.福島開拓団 |
西山吉太郎さん |
七、中国での生活と引き揚げ
一.一家三人中国へ出発
二.社員宿舎での生活
三.八路軍の駅の夜襲と討伐
四.華北交通会社が愛路段を新設
五.宣撫工作員として新しい出発
六.韓荘鎮へ入村
七.国策として鉄道用地に甘藷の苗を育てる
八.中国のお正月
九.終戦の頃
十.恐怖の夜
十一.臨城より蓮雲港までの出発状況
十二.待望の船が来た |
田中かや美さん |
八、教室は旧満鉄倉庫
バザール、満鉄電車、葫蘆島から、 |
飯ケ浜淑子さん |
九、病院船の想い出
日記(昭和17年2月1日〜10月10日まで抜粋) |
田中とり子さん |
十、満州で終戦を迎えて
避難民の引揚、難民の生活、冬の寒さ、ロートル市場、ロ
シア兵の侵入、自分のこと |
飯沼ます子さん |
U 内地での戦争体験 |
一、承詔必謹 |
召田十年さん |
二、本土決戦に備えて |
中沢文夫さん |
三、私の戦争物語
一、新宿の空襲
二、日本は神国なり
三、海軍予備学生
四、棒倒し
五、修正
六、帰省
七、兄の面会
八、海軍特攻基地
九、空襲
十、敗戦の日
十一、敗戦処理
十二、復職
十三、反省・感想 |
中川兼雄さん |
四、女子挺身隊員に参加して |
池口みち子さん |
五、強<生きる |
召田美智さん |
六、軍需産業から民需産業への転換 |
鳥羽 港さん |
七、臨時2等兵 |
石川欣一さん |
八、「たどりつつ」
(広島における原子爆弾の体験から) |
岡田 甫さん |
V.学童疎開 |
一、 学童疎開の思い出―玉の湯
《受け入れ》、《食事》、《学校・生活》、《衣・医》、《再会》、
《再疎開》、《終戦》 |
山崎わごへさん |
二、 学童疎開の思い出―梅の湯 |
中野道子さん |
集団疎開宿泊所一覧 |
W 腸チフス |
一、 罷患体験と私の人生道
一、家族と私の罹患体験
二、罹患後の私の人生道 |
柳原行直さん |
二、 チョウチフスと言われた義母 |
竹内俊美さん |
三、 チフスの発生
【発生期間】、【協力団体】、【患者数等】、【本郷村に防
疫対策本部を設置】、【患者収容】、【水の運搬配給】、
【モーランドクター】、【交通遮断】 |
三浦寿美子さん |
X 戦時中の生活 |
一、国鉄に勤めて |
滝沢精さん |
二、一、本の皮帯 |
秋山武門さん |
三、勤労奉仕、労働動員による労働体験 |
原一男さん |
四、勤労奉仕、学徒動員の思い出 |
西原重行さん |
五、戦争当時の本郷地区の様子 |
中村美千子さん |
六、本郷高等尋常小学校芦ノ田林間学校 ―昭和十五年ー |
山本勝雄さん |
七、振り返れば |
平本巳八子さん |
八、五十年を経ても…… |
石曽根茂美さん |
九、雨ニモ負ケズ |
百瀬 豊さん |
あとがき |
乾 順子さん |
略年表 |
私の内容紹介
平成8年初夏、「本郷福祉ひろば」にて「思い出話の交流会」が催されました。座談会形式でいろいろなお話が出され、参加された方達の
喜びの声と戦争体験を風化させずに後世に伝えたいと言う思いが、5回、6回と続けられました。そして多くのお話が語られ、これを本郷公
民館と協力し合い、記録に残すために冊子として発行することになり、広報・市民タイムス・信濃毎日新聞紙上でも戦争体験記を募集し、そ
れとあわせてまとめられたものです。
ワープロにより、入力・校正されたものです。32人の方のさまざまな戦争体験記集です。2度とこのような記録集が発行されないように、
現代を生きる私たちが、この戦争体験記を正確に後世に伝え残していき、戦争が起こらないようにしなければいけないと思います。
この冊子の題名の由来は、松本市本郷公民館館長 岩本洋一さんが冊子のまえがきに書かれているものを引用させていただきます。
”遠い所から、戦争体験者の生々しい声が聞こえてきます。ドドーン、ドーンと、時を超えて、今小さく、だが確かな音として体に
響いてきます。そんな意味をこめて、この冊子に「遠い太鼓」と名づけました。この響きを大事に守り続けたい思いです。” |