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ライン

 戦争体験記 内容紹介

ライン

こちらは、地方公共団体の御協力を頂いて
収集した戦争体験記集の内容紹介です。

滋賀県民戦争体験談集シリーズ
『記憶の湖 第5巻 戦場と県民』
表紙写真
編集・発行       滋賀県総務部総務課
              
〒520−8577
              大津市京町4丁目1−1
              TEL077−528−3114
企画・編集協力    (株)シィー・ディー・アイ   
発行年          平成11年8月
非売品
全263頁
目 次
 はじめに
 編集にあたって
 ヨーチンと衛生兵 谷口治夫
バンザイ三唱で見送られて入隊、農業をしながら夜間学校に通学、過酷な初年兵生活、下士官への道、「ヨーチン」と呼ばれた衛生兵、戦死者の多かった衛生兵、 大隊長の戦死、足のマメの治療、陸軍製絨廠勤務、危険な状況のなか中部仏印へ、日本軍の宿舎だけが標的、終戦まぎわの負傷、フランス軍の捕虜、消毒液のお風呂、亡くなっていた息子、佐渡で元気を取り戻す、大工さんの手伝い、つらかった戦後の数年
 フィリピンのジャングルでの負傷 狩野哲郎
新しい軍旗、初年兵の教育係、フィリピン戦線へ、コタバト州の警備、モロ族との銃撃戦、右大腿部負傷、ランプの元での手術、助かった命、内地へ帰還、再び敦賀の部隊へ、焼け野原の町、
 海軍少年飛行兵の募集 岡井徳雄
貿易会社勤務から現役入隊、日中戦争開始直後の赤紙、機雷の掃除、三十六才での召集、事務職で命拾、志願兵の募集、自転車で郷里に帰る、終戦後にきた弟たちの戦死広報、慣れない農業
 海の底の特攻隊 川合逸夫
滋賀海軍航空隊入隊、予科練への憧れ、予科練合格、班単位でつけられる成績、「操縦」と「偵察」、宮津での出会い、「特攻隊へ行くんだ」と言われて、「伏竜」特攻隊、空気を鼻から吸って口から吐く練習、浮いたり沈んだりする練習、訓練中の犠牲者が多かった、戦争が終わって、よい子になって帰ってきた
 軍馬の遺髪 櫻本善兵衛
小学校から青年学校へ、近衛騎兵連隊に入隊、上官の命令行きが決まる、つかの間の家族との再会、手馬兵、包囲攻撃を受ける、マレー作戦開始、太平洋戦争の予感、暗号通信兵として、印象に残った二つの電報、シンガポールからの帰還、結婚祝は二升酒のチケット、「赤紙」で再び召集される、戦後も続いた家族の死、馬が犠牲になってくれた
 後方部隊で 本郷兵三
五尺三寸の輜重特務兵、輜重特務兵の訓練、馬の扱い方のノウハウを伝授する、外国人居留地を通って出兵、揚子江の馬の上陸、後方の輸送部隊、二回目はこっそりと出た、国境付近の監視、日本に帰れると思ったところが、倉庫勤務、前線へ米一俵送るのに、日本から5俵必要だった、家族への手紙、防空壕が崩れ死んだ人たち、防空壕のなかで朝寝坊、地面を這う殺傷弾、反撃できずに、終戦前の帰還、
 戦死の誤報
朝鮮半島の部隊に入隊、中国北部で負傷、つらかった病院船、名古屋の軍需工場へ、「戦病死」した兄が帰郷、昭和22年に結婚、「ここを出たら最後や」いうて、何回も召集される人々、ナベ・水筒をぶら下げて帰ってきた、結婚した当時も配給生活、
奥村照雄




 呉海軍工廠
呉海軍工廠へ、マンモス工廠の出勤風景、科学の粋を集めた海軍工廠、タイムレコード、募集から強制的になった人集め、とりやめになった海軍技手養成所行き、戦艦大和の進水式、書類を持って防空壕へ、海軍工廠壊滅、燃えてしまった呉の街、焼け残ったミシン、役に立たない戦災証明、広島原爆で亡くなった姉、終戦と敗戦病
熊木与吉






 赤道を越えて
水雷艇「千鳥」、少なかった海軍入隊者、視力が重要な海軍、日中戦争へ動員、陸軍が台湾に結集していたわけ、陸軍の護衛、巡洋艦「天竜」に転勤、「天竜」沈没、駆逐艦「清波」に転勤、月明かりのもと撃沈された「清波」、十日間の漂流、戦車部隊に行かずに命拾い、地球は丸かった
西川鎌蔵





 終戦の日の特攻出撃命令
海軍に入隊した三人兄弟、飛行気乗りは第一種消耗兵、十八歳で予科練入隊、殴られっぱなし、特攻隊へ組み入れられる、練習機しかなかった特攻隊、カンと気力がたよりの飛行訓練、飛行機が少なくなって始まった体当たり攻撃、終戦の日の出撃命令中止、敗戦を知って、帰国まで台湾の製糖工場で働く、甲種飛行予科練習生、生死の境をかいま見て
笹井敬三






 天山山脈を越えて
十六歳で満州へ、十九歳で現役入隊、焼け野原の神戸・大阪、ソ連参戦後の混乱、九月までは気楽な使役、「東京に帰る」と言われたのに、砂漠の発電所、くじでわける黒パン、大トカゲも貴重な食糧、言葉を覚えて住民と仲よくなる、砂漠で死んでいった人たち、家族へのハガキ、なかなか信じられなかった帰国
北島敬三





 さんご礁での毛布洗い
日本赤十字社滋賀支部救護看護婦生徒卒業、戦場に行かなければならなかった救護看護婦、病院船への召集、出征兵士のように送られて、行き先のわからない二度目の召集、空襲の毎日、毛布を洗ってあげる、病院船沈没、嵐・機銃掃射そしてフカに襲われた漂流生活、かつお節を持ってフィリピンへ、バギオの山のなかをさまよう、助かった命、終戦の翌年の帰国、両親が無事を祈っていてくれた
木村ます







 海軍の自い服と黒い雨
三人の男の子を持つ母の悲しみ、兄の遺骨、Bコウにやられた兄の遺骨、ドカレン(予科練)と松の根掘り、原爆の落ちた日の朝、大きなキノコ雲やった、三十年後にとれたガラスの破片、白い服を黒くそめる雨、広島の街の惨状、知っていた原子爆弾、被爆後一週間で新芽が出てきよった、被爆者であることを隠した
笹井孝太郎





 ビルマでの夜襲
三木辰六
 戦地からの手紙
  無事に皆様と出会い一同笑って暮らす日を楽しみに
  僕の帰る日を待っていて下さい
  その後長らくご無沙汰をしておりました
  父上母上様お変わりはございませんか
  デンシャミチヤ、イケヘアソビニ行ッテハイケマセン

青木勘四郎宇野栄一
奥島宗男
村上順治
西村浅吉
 解説 戦場と県民
徴兵検査、入隊、在郷軍人、「赤紙」、兵事係、志願兵、軍隊の階級、いろいろな兵隊の仕事、軍隊の組織、県民の戦場、戦った国々・人々、還らぬ人々
 用語解説
赤紙、赤トンボ、アメリカ軍のビラ、一期の検閲・二期の検閲、インパール作戦、衛戍、衛生兵、桜花、大津海軍航空隊(大津空)、沖縄もほとんどやられていた、乙種飛行予科練習生、カイコ、回天、海兵団、学徒出陣、(勤労)学徒動員、神崎商業学校、関東軍、関釜連絡船、艦砲射撃、岸壁の母、機銃掃射、玉音放送、玉砕、機雷、空襲・空襲警報・警戒警報、黒パン、軍旗、軍隊手帳、軍需工場、軍属、軍法会議、現役・現役召集、憲兵(隊)、高射砲、甲種飛行予科練習生、コウリャン、国防婦人会、国民学校、御用船、在郷軍人、殺傷弾、三八式歩兵銃、滋賀海軍航空隊(滋賀空)、滋賀師範(学校)、輜重特務兵、支那事変、シベリア、出征、手榴弾、焼夷弾、蒋介石の軍隊、召集、召集令状、少年飛行兵、照明弾、徐州、シンガポール陥落、真珠湾攻撃、尋常高等小学校、震洋、水上飛行機、青年学校、ゼロ戦、戦艦大和、千人針、戦犯、ソ連参戦、大東亜戦争、台湾総督府、町・反、徴兵検査、徴用、知覧、鎮守府、擲弾筒、灯火管制、東条英機、特攻(隊)、南京作戦、日独伊三国同盟、日赤、農地改革、(チケットを)配給、敗残兵、迫撃砲、八路軍、B29、復員、兵站基地、便衣隊、防空壕、奉公袋、歩兵、本土決戦、舞鶴、マッカーサー、松の根掘り、マレー作戦、(現役)満期、満州、満州事変、無条件降伏、モールス信号、山下中将、山本連合艦隊司令長官、八日市の航空隊、予科練、予備役、ラバウル、陸戦隊・特別陸戦隊、糧秣、
 あとがき 編集スタッフ
(敬称略)
                                                      
上記の”編集にあたって”より抜粋引用
『この冊子はインタビュー形式で口述された戦争体験を、読者に語りかけるかたちに文章化し編集したものです。中略 この冊子は、「語っていただいた方々の、現在の記憶と感情」を尊重することを編集の基本方針としています。その意味で、この冊子の内容は、「50余年の年月を経た記憶の記録」となっています。

*注意
1.
こちらは、
滋賀県庁総務部総務課のご協力により寄贈頂いたものの紹介です。
  滋賀県庁総務部総務課
  〒520−8577
  大津市京町四丁目1−1
  TEL077−528−3114
  

2.
こちらのものは、私の資料として集めた物です。
通常の出版では無く、滋賀県民に配布する目的で発行されています。
非売品です。どうしても読んでみたい方は、上記の滋賀県庁総務部総務課にお問い合わせください。

3.
本の内容紹介で本の表紙を掲載しておりますが、これは私が皆様に情報提供する場合に、少しでも詳しく知っていただくために私の所蔵しております本の表紙から写しております。本来なら全ての発行者及び著者の方に許可を頂かなければいけないと思いますが、出来る限り本の詳しい情報をお伝えしたいという私の考えから現在のところ許可を頂かずに掲載をしております。但し、本の発行所・発行者・編集者・著者・印刷所・発行年月・ページ数・表紙題字揮毫者・イラスト作者等その本に関してわかる限りのデーターを掲載するように注意しております。本の表紙写真のみの掲載はしておりません。
もし、著作権等の問題で表紙写真の掲載は不可の作品がございましたら、ご連絡いただければ対応いたします。
自費出版及び地方公共団体発行の本のため、通常情報をなかなか得られない事が多いので、どんなものであるかを視覚的にもお伝えしたいと私は考えております。関係者様各位のご了解・ご協力をいただければ幸いです。


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