| 目次 |
巻頭写真集
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| 巻頭言 許せない戦争への道 |
静教組執行委員長
菊田 昭 |
| 第一章 灰色の青春期 |
・わが青春の記
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質素に・戦地を思え・修学旅行はとりやめ、運命を変えた中学時代、奉仕作業の明け暮れ−学徒動員−、戦後の混乱・六三三制初の教員に、終わりに |
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松本良平 |
・軍事教練に 勤労動員に −1945年 中学3年の夏−
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おまえは国賊だ!、勤労動員・藤枝航空基地第2滑走路づくり |
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飯塚利弘 |
| ・青春の記録 |
加茂久代 |
| ・東海沖大地震
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諸井美佐子 |
| ・夏の追憶 −幼い少年の日の傷痕−
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増田進吾 |
・焦げた箸箱 −終戦前夜の戦災−
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国民学校3年生の夏、ゲートルばきの集団登校、空き腹にこたえた「天突き体操」、ホームに残る機銃弾のあと、終戦前夜の罹災、焼け落ちた我が家、めぐり来る8月に |
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足利裕之 |
・いのちありて
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炎の中のバラ、死神が馳けめぐる日、身動きができない、地獄への誘い、兄は召されず |
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平賀寿ゞ子 |
・耐え、生きのびたあの時
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身を守るもの(防空頭巾)、はいつくばって(防空壕)、学校に行かない日々(終戦) |
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大場ふさ江 |
| ・沼津空襲を逃れて |
足立達雄 |
| ・千本・松下町 |
佐藤文彦 |
| ・空襲下の幼き戦士 |
外山義司 |
| ・油にまみれた青春 |
袋井壽美子 |
| ・集団疎開 |
渡辺菖子 |
| ・里に移りて |
土屋 薫 |
| ・わたしの受けた国民学校教育
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池ヶ谷春雄 |
・思い出は美しいとは限らない
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敗戦の年小学校を卒業する、青春は美しいとは限らない |
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伊藤昭一 |
・6月の陽はむなしく
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敵機に追われて、白木の箱、特攻隊員を救助、お圭ちゃんの涙、むなしい風が吹き抜ける |
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鈴木 博 |
| ・父を奪われて |
笹本定行 |
| ・仲さんとわたし |
池ヶ谷亘枝 |
| ・言葉を忘れた戦災孤児 |
佐藤英明 |
| ・父の死亡公報が |
山口智司 |
| 第二章 軍靴のつめあと |
| ・予科練への入隊 |
原田博夫 |
| ・予科練の体験
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斉藤 力 |
| ・予備学生教育の実態と待望の任官
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池谷久男 |
| ・赤紙を手にして |
渡辺一郎 |
| ・鬼の六中隊・地獄の一班
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秋元 実 |
| ・豊橋の思い出
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勝間田二郎 |
・兵卒として
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兵卒として、砲主として、陛下より授かったもの、、兵舎を移動したこと、制裁を受けたこと、終戦の詔勅が下った |
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山本富雄 |
| ・純真むくな若い魂
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吉山憲雄 |
| ・戦場へ
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加藤敏郎 |
| ・紅蓮の比島航路船倉録
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関 誠一郎 |
| ・ガダルカナル島での生と死 |
石川嘉昭 |
| ・漂流 |
大原美芳 |
| ・二等兵の従軍日記より
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中川祐次 |
| ・内山二等兵の死 |
鈴木竹松 |
・少年兵の死
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武装解除の頃、老兵と少年兵、捕虜の輸送、老兵のこと、埋葬 |
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笹本佐一 |
・友の死
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召集、いよいよ乗船、患者収容、同僚のこと、友の死、敗戦国のこども、友のめいふくを祈って |
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若尾美知子 |
| ・南海の孤島 ラバウル |
河村貴枝子 |
| 第三章 戦火の中にかく生きた |
| ・我が戦史
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木俣陽吉 |
・若者たち
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満蒙開拓義勇軍、御真影の袋、航空隊の人たちと共に、大君に召されて、8月15日 |
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小関春子 |
| ・自分は生きるために
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小林一男 |
| ・お国のために勝つために
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高橋路郎 |
・山河ありき
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学徒動員、帰省尊い犠牲、豊川大空襲、鷲津・二川・家山、終戦−帰校、間に合わせの教科書、進駐軍検閲 |
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豊田茂雄 |
| ・講堂行 |
中村幸子 |
・食べるもの着るものがままならず
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食糧はわたしたちの手で、静岡大空襲を受けて、終戦の詔勅くだる |
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豊田秀之助 |
・戦時の教員生活
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通勤、宿り込み、食事、タバコ・酒、海軍部隊、学校の子供と勤労奉仕、終戦、戦後 |
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竹内敏弥 |
・機銃掃射に散った少女の命
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ここもあそこも防空壕、空襲に明けくれて、機銃掃射のあの日、分散教育 |
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井嶋文子 |
| ・戦火の中の篠原小での出来事 |
細田啓次 |
・苦しい時代を生き抜いて
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応召、駐屯地に着いてから、終戦を迎える、故国の土を踏む |
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渡辺 清 |
・一代用教員終戦前後の告白
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連日作業の高等科生徒、空襲・被爆、農兵、終戦、山の学校へ再就職、新聞紙大の教科書に墨を塗って、戦後の食糧難と貧困、有資格者の少なかった山の学校、終わりに |
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高田安國 |
| ・戦争よなくなれ
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今成勝司 |
| ・空襲下の日々 |
室伏蕗子 |
| ・産前産後 |
坂部ふみ |
| ・女教師も立ち上がった
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加藤とよ |
・広島での被爆体験
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軍都「広島」、被爆前夜、魔の8時15分、宇品にて、岡山陸軍病院へ、教職に復帰 |
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K・M生 |
| ・灼熱の広島
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石原 貢 |
| 第四章 厳寒の抑留生活 |
・二百キロ行軍―シベリアの奥地へ
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終戦・延吉集合、200キロ行軍―帰国への夢、在満邦人の避難民に会う、清津港への夢は消えた、屈辱の渡河
終着点はシベリアの奥地だった |
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増田幸夫 |
・よくぞ堪え抜けた吾が生命
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再会へのきづな、不気味な貨車輸送、あやつり人形の如き日々、ノルマどころではない、果たして生き残れるか、終着駅ナホトカへの道 |
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筧 和夫 |
・異国の丘に生きる
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祖国ならぬソ連へ、餓鬼になったヤポンスキー、耐え難きを耐え、徹夜の籾すり、死ねない・生き抜くぞ、友と永遠の別れ、バム鉄道の建設現場へ、万木凍る酷寒の中で |
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飯田憲夫 |
| 第五章 涙の引き揚げ行 |
・南の島パラオより生還の記
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仏桑華の島パラオ、戦乱の島と化して、私の8月15日(戦地の夫への便り)台湾台中市の寓居にて |
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水野シズ |
・満州にて教職・応召・抑留・復員
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新京力行在満国民学校、熊岳城在満国民学校、応召ハイラルへ、南満へ・ソ連侵入、終戦抑留され旅順・大連地区へ、大連港、飛行場作業 |
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O・U生 |
・白い手
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穴あきの靴下はける死児等積んで・霊柩車消ゆハルピンの雪道 |
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湯山冨士子 |
| ・満州からの引き揚げ |
瀬古竹子 |
| ・ソ連国境からの避難引き揚げ
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薮崎八重 |
・海の中からの汽笛
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中国からの引き揚げ船、暴動と青酸カリ、兵士とハーモニカ、甲板でのできごと |
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北澤ヨシ子 |
・戦前・戦中・戦後の教育
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戦争中の満州朝鮮で 一 学生から社会へ、二 満鉄時代 三 召集されて玉砕地から故里へ |
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岩島 進 |
・朝鮮引き揚げの思い出
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はじめに、終戦の日まで、終戦の日、引き揚げまで、おわりに |
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阪本定一 |
| ・開封からの引き揚げ |
塚本定夫 |
| ・華北引き揚げの思い出
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久保田正祇 |
| 特別寄稿 |
| 広島被爆者として |
研究所長
内藤 晃 |
| 編集後記 |
編集員一同 |