[ TOP ] [ 新着 ] [ 太平洋戦争 ] [ 自費出版 ] [体験記] [ 活動 ]
[ リンク ][ 雑記帳 ][サイトマップ] [ 掲示板 ] [ profile ]

ライン

 戦争体験記 内容紹介

ライン

こちらは、私自身が購入し、調べた地方団体関係の
戦争体験記集の内容紹介です。


 『絣のもんぺ』
小笠・掛川の十五年戦争

編集・発行    静岡県退職婦人教師の会小笠支部
 掛川市杉谷734−4
 小笠教育会館内(発行当時)
 電話 0537−24−5911(発行当時)
発行日 1991年2月15日
装幀 木曽諦子・松浦豊子
印刷 有限会社 光栄印刷
 静岡県掛川市弥生町35(発行当時)
 電話 0537−24−4341(発行当時)
非売品
332頁
表紙 木曽諦子
装画 木曽諦子
題字 松浦豊子
   
目次
戦争体験記の出版に寄せて 静岡県退職婦人教職員連絡協議会 水野シヅ
『絣のもんぺ』刊行によせて 1990年静岡県教職員組合小笠支部長 内藤紀男
第一部 教職にあって
 背に負うたもの
  一、センセハ エライ 二、地下のハ工場 三、牧の原大井海軍航空隊員と共に 四、大君に召されて 五、満蒙開拓義勇軍 
資料写真
 戦争はいずこへ原野谷川の春(1987年)、ハ工場
 後洞穴(1987年)、朝鮮の人の飯場跡(1987
 年)、
小関春子
 資料 「連行で掘らせた軍需地下工場」1990年5月15日朝日新聞記事
 あの日、あの時 渡辺愛子
 私と戦争 中村芳子
 心に残る先生 飯田美代
 銃後 松本さと
 菊水青年学校で
   資料写真
 山野草の調理法の集録集
村松不二子
 青年学校の思い出 今井淑子
 石ころの道 坂部ふみ
 教師としての出発 鈴木ひろ(聞書き)
青野志津子(記録)
 戦時の女学校と動員の思い出 大角幸子
 子らと共に
  疎開児童と共に、敗戦の色こい頃、平和の喜び
資料写真
 「女性用」の修身教科書
太田春子
 五十三つぎ 山本ちづ
 御真影
  資料写真
   奉安殿(河城国民学校 1945)
三浦幾代(記録)
 四大節 太田春子
第二部 女学生として
 女学生
  資料写真
   女学生の制服
鈴木敏子
 暗渠排水
  資料写真
   暗渠排水の奉仕作業(堀之内高等家政女学校・19
   43年)
鈴木 巨
 裡里(イーリー)女学校で 吉岡澄江
 学徒動員の思い出 石川ツヤ
 ペンをハンマーにかえて 青野志津子
 沼津海軍工廠へ (聞書き)
青野志津子(記録)
 風船爆弾
  動員命令下る、マルフ作業、戦闘機搭載用機関砲の部品つくり、空襲が激しくなる、終戦の日、その後
資料写真
 学徒動員で亡くなった人たちの碑
 (広島平和公園)
野ヶ山かづゑ
 名古屋軍需工場へ
  資料
   制服はモンペ姿に(掛川高女の場合)
田中初枝
 卒業と同時に挺身隊へ
  −堀之内高等家政女学校−
     鈴木織機 西井きよさん談
浜松工機部 中上とき子さん談
東京無線 米山幸枝さん談
小林寿美枝
 小糸航器での地震 高橋とし子
 挺身隊わが青春 杉山ちづ
 挺身隊参加の人たちの話
  菅沼よし子、松沢姫叉子、岡本照子、岡村カヅ、和田愛子
  資料
   学徒動員状況より
      旧制校名 現在高校名 動員人数
  栄川中学校 掛川西高校 500名
掛川高等女学校 掛川東高校 700名
小笠農学校
堀之内高等家政女学校
小笠農業高校 335名
85名
池新田農学校 池新田高校 72名
   
 座談会
  出席者 
青野志津子、天野はま、井伊谷さちえ、井上美喜子、今井淑子、小関春子、倉山満江、小林寿美枝、坂部ふみ、杉山さきゑ、辻 晴子、野ヶ山かづえ、原田光子、平井瑞枝、松浦豊子、松本さと、山崎裕子、吉岡澄江、三浦幾代
井伊谷さんのご主人の慰霊のこと、東南海地震のこと、戦中のこと、地域的な戦中のこと、学童の集団疎開のこと、私の8月15日
記録 三浦幾代
参考資料
小学校祝日大祭日儀式唱歌一覧  (「ボクラ少国民」山中恒より)
第三部 戦いの日々
 遺骨のない葬儀
  資料写真
   戦没者合同葬会場の堀之内国民学校へ向かう列
今井淑子
 食糧事情 石川淑子
 従軍看護婦 山崎裕子
 貧しさの中で
  資料写真
   学童の縄ない(東山口国民学校 1943年)
坂部ふみ
 疎開者を迎えて 田辺一恵
 キスカ島沖に眠る夫
  参考資料   
     アリューシャン列島(掛東高「家族の戦争体験記」松井美季江)
井伊谷さちえ
 草の実の青い国境で 平尾三千代
 兵隊駐留 渡辺愛子
 静岡の空襲 池谷のぶ
 徴兵検査 小関春子
 軍隊生活
  資料写真
   宮城外苑整備作業入場行進(堀之内家政女学校 1943年)
宮城外苑芝の整備作業(堀之内家政女学校 1943年)
  
大石三郎
 蝗のふりかけ 青野志津子
 屁のような話 栗田有城
 朝鮮の子どもたち 井上美喜子
 石ぞ冷たき 戸塚 昇
戸塚ひさ
 碧空に 中村芳子
 慰霊祭 田中初枝
 湖北省 小関福実
 八月 三浦幾代
 <昭和14年の作品>
 野戦の先生へ  大坂小学校「郷土だより」
     大坂小学校長鷲山隆治、尋三伊藤 寛、尋一小原秀雄、俳句と短歌(尋六作品・高一女作品・高二作品)、
  資料写真
   大坂村女子青年団(昭和14年) 
 明暗をわけた青い目の人形
  (一)人形が贈られたころ
 朝比奈(浜岡北)小学校の場合
 堀之内小学校の場合
(二)戦争中の人形
 掛川第一小学校の場合
(三)「青い目の人形」処分通達について
(四)生き残った青い目の人形
  資料写真
   マーベル・ワレンちゃん人形(1990年12月)
  参考資料
   人形を迎える歌
   静岡県公報 第4792号 昭和18年1月18日
取材 小林寿美枝
第四部 子どもたち
 岳陽少年団
  資料写真
   堀之内国民学校
   西山口国民学校
小林寿美枝
 餓(ひも)じさ
  参考資料
   戦車 西山口小四年 大村昭吾(昭15年作)
  資料写真
   バンザイ、バンザイ(堀之内国民学校)
石川廸子
 <昭和18年の作品>
  千人旗と胴巻 (「少国民文化」昭和18年)
横須賀小高二
鈴木い志
 <昭和17年の作品>
  勝ち抜く為に (「日本少女」昭17)
横須賀小高二
戸塚ふさ
 <昭和13年の作品> 昭和13年度佐倉小学校「霞陽文苑」より」
  兄の出征 佐倉小 清水俊郎
参宮車中のできごと 佐倉小高一 大竹重雄
漢口陥落 佐倉小高一 岡本恒夫
害虫駆除 佐倉小高二 清水 進
  
第五部 学童集団疎開
 小笠郡への学童集団疎開
  東京・大森区(現大田区)から732名
   参考資料
    小笠・掛川への学童集団疎開一覧表
    (静岡退婦教小笠支部調べ90.9.1)
三浦幾代
 疎開学童を迎えた小笠の人びと
 永江院に学童疎開を受け入れて
  資料写真
   永江院前で川遊びを楽しむ(1944.9)
   永江院(1990)
岡田淑子
 紙芝居で慰問 −浦上喜平さんのこと−
  資料写真
   「この紙芝居をもって慰問」と語る浦上さん(1988年)
坂部ふみ
 善勝寺・そのころを語る
  野口嗣謙(現住職)さんの話
石川心子さんの話
  資料写真
   善勝寺山門、善勝寺への古道
青野志津子(取材)
 鉄砲屋のこと 坂部ふみ(取材)
 妙照寺に来た子たち
  資料写真
   妙照寺疎開学童(昭和20年)
高木俊雄
 禅窓余談
  資料写真
   河城の山なみ(1990)
安藤禅雄
 女優 岩崎加根子さんのこと 村田いく
 興嶽寺へ来た子たち
  資料写真
   興嶽寺山門
「菊川町史近現代通史編」、「横地村誌」、興嶽寺住職近藤孝義さんのお話より
 <回想記>ああ、学童疎開 −その時、教師だった−
 想い出
  資料写真
   地震のため蓮福寺から天理協会へ
鈴木英男
(当時天然寺学寮長)
 小夜の中山
  資料写真
   西行歌碑もある小夜の中山
松本好子
(当時引率教師)
 思い出づるままに
  資料写真
   真如寺本堂
杉江憲太郎(当時久ヶ原国民学校長
 青いすもも 森 留治(引率教師)
 <回想記>ああ、学童疎開 −そのとき、子どもだった−
 「ああ、学童疎開」二編 本田永朔
 蓮福寺疎開を語る
  出席者
  佐藤ミヨ子、村山栄子、石川静子、岩崎賀子
坂部ふみ(取材)
 浦上喜平さん 青柳純一
 私の思い出 山中真人
 善福寺での生活
 善福寺への疎開・思い出すこと
 <東南海地震>、<善福寺住職の死>、<特攻基地建設>
  資料写真
   善福寺本堂(1990年)
鈴木鉄男
 初秋の空の赤とんぼ 山口弘二
 昭和19年
  資料写真
   善勝寺の森(1990年)
上田葉子
 心の記念日 横山秀雄
 こころの故郷 藤原暘子
 石川先生の思い出 勝峰喜代子
 私たちにとっての小笠 石井道子
 観音像に託す父母の祈り
  資料写真
   疎開観音堂
   神宮寺疎開の学童(昭和19年)
三浦幾代
 <そのころのつづりかた>
 子等の詠へる -序にかへて- 東京都小池国民学校渋民第一学寮
 伯父さんへ 佐田尚三
 浦上の小父さん 森 直也
 伯父さんへ 上田伊美子
 浦上の小父様 下村勝子
 妙照寺日記(昭和19年10月17日〜11月22日)
  資料写真
   地区の人たちと共に 妙照寺で(昭和19年)
芝山三枝
 田植 佐藤喜代美
 疎開から帰って 猪俣陽子
 先生がよい子にしてくれた 佐々木久子
 決戦句集(昭和20年) 東京都池上国民学校 養徳院学寮
 やっぱり東京はいい 西野和子
 少年とノミと敗戦と 中川彰宏
 養徳院での学童疎開の記録
  一 疎開通信
  二 疎開絵日記
     冨沢富美雄、吉井宏幸、永野和道、
     鵜沢 修、横山秀子、大坂年布、
  三 森ノート
  四 再疎開
  五 詩集 疎開部隊
   資料写真
    養徳院南側の畑から(昭和19年10月頃)
    どろんこ道を水運びする児童(昭和19年10
     月頃)
    母校池上国民学校をあとに疎開先へ5年2
     組(昭和19年7月20日)
    本堂での食事風景(昭和19年10月頃)
    床屋さん・東南海地震の直前だった(昭和
     19年11月頃)
    B29初めて本土偵察のため御前崎上空を
     北上(大井航空隊写真班撮影 昭和19
     年11月1日?
    養徳院の庭で(昭和19年10月頃)
三浦幾代
第六部 東南海地震にみまわれて
 <教師の体験>
 忘れられない大地震
  資料写真
   掛川市梅橋地内の原野谷川堤防の地割れ。
    被災直後   
中村芳子
 東南海地震に遭う 太田春子
 四〇度くらい傾いて 小川正作
 地震と戦争と
  資料写真
   袋井市宗円寺の地震慰霊碑には死亡者120
    名の氏名がある
平井瑞枝
 「助けてー」の声が今も
  参考資料
   地震当日の校務日誌(平田国民学校)
佐野紋一
 机も腰掛もつぶれる 都築栄一
 屋根棟が蛇のようにうねって
  参考資料
   平田国民学校の被害状況(平田小 沿革誌)
鈴木忠一
 南山校で 森 留治
 関東地震ほどの激震 赤堀洪造
 「東南海地震の家屋被害と地盤との関係」
  参考資料
   菊川低地の被害分布図
   小学校(国民学校)の被害(昭和32年)
大庭正八
 墓標の間を四つんばいになった子ら 土屋幸子
 池新田小での体験
  参考資料
   新聞報道
杉浦律子
 <子どもとしての体験>
 掛川第一国民学校で
  資料写真
   二階建ての下が壊滅・掛川
関 七郎
 勉強どころではなかった時代 松下藤雄
第七部 小笠・掛川地域の戦争
 高田ヶ丘の「花嫁学校」
  資料写真
   一期生(昭和17年)
   大陸の花嫁をめざして
   収穫物を貨車に積む開拓団
   第一回生出発記念、静岡浅間神社(昭和17)
  参考資料
   静岡県女子拓務訓練所綱領
三浦幾代(取材)
 遠江射場
  資料写真
   遠江射場の跡(睦浜中アルバムより、1950年)
中村芳子
 或る日 Y・S生
 砲弾に散った人びと
  み霊よ安らかに
 資料写真
   菊川町沢水加から見た小笠の山々(1980・10)
   射場トンネルの向うは遠州灘(1990・12)
泉 まつ
幼い命
  資料写真
   牧之原大井海軍航空隊跡地
   小笠町古谷・丹野に投下された缶詰爆弾
赤堀志ず子
資料
  掛川市への爆撃
菊川町への爆撃
小笠町への爆撃
浜岡町への爆撃
大須賀町への爆撃
大東町への爆撃
戦争にかかわりのあった場所
戦死者、戦傷者、地域内での爆死者の数
年表(私たちのとっての十五年戦争)1931年〜1945年
  国・県の出来事、その頃の学校・地域(小笠郡中心)、ある女教師の回想
 参考図書
 小笠退婦教名簿(1990・4現在)
おわりに
 坂部ふみ、小林寿美枝、三浦幾代、青野志津子、小関春子

*注意
1.
こちらは、
私が古書店にて購入した冊子の紹介です。
こちらのものは、私の資料として集めた物です。非売品です。どうしても読んでみたい方は、図書館あるいは古書店などにお問合せしてください。

2.
静岡県退職婦人教師の会小笠支部の皆さんが、御自身の戦時体験や小笠地域の方の戦時体験を取材、記録し教師の目から見た立場、そして母として、女性としての視点でまとめられた十五年戦争体験記集です。当時の写真や資料も多く掲載され、大変貴重な資料となっております。当時の国の教育方針に添って戦争中心の教育をせざるを得なかった教師の皆さんの反省をふまえての記録集です。(この本が発刊された頃は、ちょうど「湾岸戦争」が勃発した頃です。この記録集を発刊された方たちの心の痛みが伝わってきます。)

3.
本の内容紹介で本の表紙を掲載しておりますが、これは私が皆様に情報提供する場合に、少しでも詳しく知っていただくために私の所蔵しております本の表紙から写しております。本来なら全ての発行者及び著者の方に許可を頂かなければいけないと思いますが、出来る限り本の詳しい情報をお伝えしたいという私の考えから現在のところ許可を頂かずに掲載をしております。但し、本の発行所・発行者・編集者・著者・印刷所・発行年月・ページ数・表紙題字揮毫者・イラスト作者等その本に関してわかる限りのデーターを掲載するように注意しております。本の表紙写真のみの掲載はしておりません。
もし、著作権等の問題で表紙写真の掲載は不可の作品がございましたら、ご連絡いただければ対応いたします。
自費出版及び地方公共団体発行の本のため、通常情報をなかなか得られない事が多いので、どんなものであるかを視覚的にもお伝えしたいと私は考えております。関係者様各位のご了解・ご協力をいただければ幸いです。


アイコン 戻る 自費出版の館へ
アイコン 戻る 地方公共団体発行戦争関連一覧へ

戦争関連の自費出版、手記の情報を求めています。
どんな事でも良いです。
ご連絡ください。
こちらへ bunkokan@ab.thn.ne.jpどうぞ
スパムメール対策のため、@は大文字にしてあります。
お手数ですがメールの際は@を小文字に変えて送信ください。