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 「天空翔破に憧れて」
少飛第14期生 仙石敏夫

全文掲載

これは昭和62年、元陸軍少年飛行兵第14期生だった仙石敏夫さんが
還暦記念に1年がかりで御自身の戦争体験を
まとめ自費出版にて発行したものです。

仙石敏夫さんの許可を得て、ここに全文を転載致します。
著作権は仙石敏夫さんに帰属します。
よってこの記事の無断転載は厳禁です。

おわりに
  

戦後早くも四十年余を過ぎ、当時の少年飛行兵も還暦を迎える年令になった。

自分の人生を振り返ってみる時、若き日の飛行兵生活が其の後の生活にどう関わっているか、二年半受けた軍隊の学校教育で学んできたものは何だっただろうと考えながら、昔を思い出し少しづつ書きためてきた原稿を三年がかりでようやく整理したものである。

参考資料としては『陸軍少年飛行兵史』により年月、人数を若干確認し得たものの、殆ど自分の記憶だけを頼りに記述してあるので、いろいろ文中に間違いがあるやも知れず、その節は平に御容赦願いたい。

少飛第十四期生は大正が昭和に変わる時期に生れた者ばかりで、昭和初期の激動の時代から今日まで年令に比較すればいろいろ貴重な体験をしたことになるが、結論としてこの体験は自分の人生に対して非常に有意義であったと確信するものである。

昭和三十九年より毎年各地で行なわれる同期生全国大会も二十回余を数え、毎回同伴者を合め二百五十名前後の参加者を数えるが 、我々にとっては第三の人生を迎える者もぼつぼつ増えてくる時期である。

同期生諸氏各位、共に健康に留意して永く大会を続けたいものと切に願うものである。

    昭和62年発行 
    「天空翔破に憧れて」少飛第14期生 仙石敏夫著より転載


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