
若い個体

婚姻色の出たオス
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ヌマムツ Zacco sieboldii (Temminck et Schlegel)
コイ目・コイ科・ダニオ亜科・オイカワ属
かつては「カワムツ(A型)」と呼ばれていたが、2003年にヌマムツという名前になった。
カワムツ(B型)Zacco temminckii とくらべて、うろこが細かく、胸ビレと腹ビレの前側が赤い。
また、婚姻色の出たオスの追星がエラブタにも表れる。
元々は中部以西の西日本に生息する魚だが、放流されるアユにまじって関東にも広がり定着している。
カワムツが川の上・中流部に多く生息するのに対して、ヌマムツは中・下流部および湖沼に多く生息する。
また、用水路にも多く生息しており、写真の個体は幅1.5mほどの用水路で採取した。
生まれてから2〜3年で大人になり、繁殖期は5〜8月。繁殖期になるとオスには婚姻色が現れ、追星ができる。
雑食性で、水生昆虫や付着藻類を食べる。
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