メダカが卵を産むには どれがメダカの卵? 卵を回収するために 卵の世話 子メダカの誕生 子メダカの世話 |
メスのお腹についていればわかりやすいですが、水草についていたり、底に落ちてしまうと見分けられないといった相談を時々受けます。 サカマキガイなどの卵塊は、ゼリー状のものに白い卵がたくさん包まれています。それをメダカの卵だと勘違いしてしまうことがあります。 また、藻が光合成して発生した酸素が泡になり、まぎらわしいことがあります。 確実な判別方法は、直にさわってみることです。メダカの卵は固い卵膜に包まれていますから、さわると固い感触がします。 |
![]() ミジンコは良いエサになる ![]() ふ化後1週間程度のメダカ ![]() 100円の小鉢で十分 ![]() そろそろ親と同居できる |
ふ化が近くなったら、子メダカ用の容器を用意しましょう。
ふ化をするときに、固い卵の膜を弱くするための酵素を出しますが、これが水を汚すことがあります。
ですので、ふ化したら別の容器に移してあげる必要があります。 とても小さく、網を使うと弱らせてしまうので、大きいスプーンなどで水と一緒にすくうと移しやすいです。 白いプラ製のレンゲが、子メダカがよく見えておすすめです。 最初のうちは、小さい容器でもかまいません。ペットボトルなども使えます。 くみ置いた水を入れ、水草も入れましょう。底砂なども入れたほうがいいかなと思います。 子メダカは環境の変化に弱いので、なるべく水かえはしないようにします。 ですので、ふ化する日を予測して、早めに環境を作っておいて水質を安定させておきましょう。 または、すでに水が出来ている親メダカの水槽に子メダカ育成用のケースを設置し、そこで飼うという方法もあります。 市販もされていますし、プラケースに穴を開けたり、網を取り付けて自作してもいいでしょう。 生まれてから数日間は、お腹の中にある卵黄の栄養分を使っています。
ただ、早めにエサを食べ出したほうが、消化する器官の発達がよいようです。
ですので、ふ化2日目あたりから、ほんの少しずつエサをあげます。
子メダカ用のエサもありますが、普通のメダカのエサを細かくすりつぶしたものでもかまいません。
食べ残しがない程度にあげましょう。最初は指についたエサをふり払って落ちる程度の量でいいです。
(それ以上あげると、水の汚れのもとになるだけです)
もしあれば、乾燥アカムシや乾燥ミジンコも混ぜてタンパク質を増やしてもいいと思います。 もしミジンコやワムシが手に入るならば、それを増やしてエサとするのがベストです。 子メダカ用容器を作る時に投入しておき、増やしておくのも1つの方法です。 ミジンコは、新たに生まれた小さいものをスポイトで与えます。 また、ブラインシュリンプを育ててエサとしてもいいでしょう。 卵と同じように、子メダカも親メダカに食べられてしまうので、別の容器にしておきます。 また生まれた時期がちがったり、成長の差があると、体の大きい子メダカが小さい子メダカを食べてしまうことがあります。 ですので、たくさんふ化させた場合は、体の大きさによって容器を分ける必要があります。 体長が1センチほどになったら、親メダカと一緒にしても大丈夫です。 ただ、ここまで育つ子メダカはそう多くありません。全体の30%が育てばいいほうです。 親メダカの栄養状態や、ふ化してからどれだけエサを口にできたかなど様々な条件が重なるようです。 なかなか育たなくても、運に近いものがありますから、あまり気にしないようにしましょう。 |